つわわわわ

上半身が球体に近づきつつある男の、特になんともないブログ

欲望

2011年09月15日 21時02分29秒 | 戯言
とてもいい女に全然いやらしくないマッサージをしてもらいたい。
強すぎずも弱すぎずもしない絶妙な力加減で全身を揉みほぐしてもらいたい。
そして最後に「お駄賃だよ」と言って、思いっきりビンタしてやりたい。
なんかそういうのないかな。

五郎3

2011年09月15日 18時45分24秒 | 冗談
いやぁー、おいしいなあ!

パクパクパクパク!

こんな贅沢久しぶりだ!

パクパクパクパク!

やっぱりお寿司はおいしい!

パクパクパクパク!

こんなにおいしいおす……

違った……

五郎だった……

五郎……

シクシクシクシク……

パクパクパクパク……

五郎2

2011年09月15日 18時44分28秒 | 冗談
五郎……!

今度こそ本当の五郎だ!

お前今までどこにいたんだ?

心配したんだぞ。

いや、怒ってるわけじゃない。

父さん、うれしくってな。

うちへ帰ろう。

また一緒に暮らそう、ごろ……

違った……

お寿司だった……

稲川 日本昔ばなし

2011年09月15日 00時41分03秒 | 冗談
これはね、今よりもずーっとずっと昔の話ですよ。
場所がどこだってことははっきりとは言えないんですがね、
あるところに仲の良い老夫婦が住んでたんだ。
それでその爺さんの方が日中、山へ柴を刈りに行ってる間に、
婆さんは諸々の家事を行なってたってあんばいなんだけども、
あるとき婆さんが川の方でゴシゴシゴシゴシ洗濯をしていると、
なんだか妙な感じがするんだなあ。
洗濯する手を止めてジッとしてると、なにやら音が聞こえるんだ。
どんぶらこぉ……どんぶらこ……
どんぶらこぉ……どんぶらこ……
「あれぇー、なんだろうなぁ」なんて思っていると、
川上から何か大きなものがこちらに向かってツーッと流れてくる。
どんどんどんどん近づいてきて、それが何か分かった途端、
思わず「アッ」と声を上げた。
何だったと思います?
それね、大きな桃だったんだ。
一抱えもあるほどのでっかい桃の実が、どんぶらこぉ、どんぶらこって、
川を下って流れてきたんですねえ。
気付いた時には婆さん、その桃を抱えて元来た道を一心不乱に走ってたそうです。
それでもね、家に帰って冷静になると、その桃がなんだか妙に恐ろしいものに思えてきた。
これはとんでもないものを拾ってしまった、
なんてことを考えているうちに爺さんが山から帰って来たんだ。
婆さんは「どうしましょうあなた、ねぇどうしましょう」なんてオロオロしてたんだけども、
この爺さんっていうのが、まぁーやたらと肝の太い人でね。
「拾ってきちまったもんはしょうがねえじゃねえか。山の神様のお恵みと思って頂こう」
なんて豪儀なことを言うわけなんだな。
それに婆さんもすっかりホッとして、さて切ってみようじゃないかということになった。
婆さんが包丁を入れてくるというから、爺さんが囲炉裏端で脚なんかを揉みながら待っていると、
突然お勝手から「ギャーッ」と大きな声が上がったんだ。
爺さんが「なんだなんだ」って台所を覗き込むと、パックリ割れた桃の前で、
婆さんが腰を抜かして座り込んでるんだなあ。
「オイどうしたあ」なんて近づいた爺さんも、目の前の光景を見て言葉を失った。
だって、桃の中にぽっかり空洞があって、そこから赤ん坊が這い出してくるんだもの。
オギャアオギャアって泣きながら、お勝手の床をハイハイしてるんだ。
おかしいじゃない。
そんな普通、桃の中に赤ん坊がいるなんてことはありえないんだから。
だけどもね、二人はその赤ん坊育てることにしたんですよ。
それで「ねぇ淳ちゃん、この子の名前どうしたらいいかなぁ」なんてことを聞いてくるんですよ。
人の名前なんてのは一生のもんだからあたしも困っちゃってウンウン頭抱えてたんだけれども、
考えるうちにあたしピーンときたんだなあ。
これ、桃から生まれたから桃太郎だ、って。
ええ、この桃太郎ってのもおかしな体験をしてるんですがね。
それはまた別の機会に。