あなたとお花と猫とエコと健康

日々思ったこと、見たことなどを書いています。

14《親鸞はストイック》“親鸞”五木寛之さんNHK「ゆうどき」に

2014-12-05 11:53:01 | 五木寛之さんと親鸞他
「親鸞は非常にストイックな人でね。厳しく自分を律する人ですけどでも私はどちらかというと、本当に、いいかげんな人間で。」
          ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

番組キャスター 「みんな同じ命は同じ、ということなんですね。
私も、そういうふうに読んだ記憶があります「青春の門」は。
そして最新作「親鸞」について多くのメッセージをいただきました。

98歳の祖母が、読みたいからと、白内障の手術をしてまで読んだ」

五木寛之 「それはうれしいですね。」

番組キャスター 「さらにこちら先ほど、山本さんもおっしゃっていました。

私が人生で初めて、真面目に最後まで読み通した作品です。
完結編となると、五木先生と親鸞が徐々にダブって見えてくる。

五木先生は、もう、親鸞の立場に立って、物事が見えているんじゃあないか、そう、私は感じます。
こういう感想をお持ちの方も多いんですね。」

番組キャスター 「ですってよ。」

五木寛之 「いやーそれは全然違う。」(笑)

番組キャスター 「違いますか。」

五木寛之 「全然違いますね。あの人は非常にストイックな人でね。
厳しく自分を律する人ですけどでも
私はどちらかというと、本当に、いいかげんな人間で。」

番組キャスター 「そうかな?連載を書き続けているのはストイックだと思いますよ。」

五木寛之 「それだけなんですよ、それしか能がなくて。
こんな人間で、ごめんなさいという感じで書いているんですよはっきり言って、本当にそうです。ええ。」

   

(続く)
------------------------------------------
五木さんの「親鸞」を事情があってまだ全て読んでいませんが、
第一作は読みました
活劇あり、女あり、陰謀あり、の、大変ドラマチックな読み物でした
その中の親鸞像で感じたことですが、
五木さんは
「あの人(親鸞)は非常にストイックな人でね」
とおっしゃっていますが、その親鸞像は、
己の様々な感情に突き動かされる性格
それと仏教の戒律とのはざまで、非常に悩みぬいた人として描かれています
師事する法然との性格の差は歴然として
その法然の、おおらかな性格との対比も書かれています

親鸞がストイックにならざるを得なかった事情というものが
その辺りにあるということなのでしょう
親、先祖からの血筋、というようなものも幼少時には書かれています
それらの血をどのように「抑えこむか」というものも
親鸞の仏教人としての葛藤にあったものと思われます

法然は妻帯していません
親鸞は妻帯をしました
それについて、師匠に当たる法然は
「(親鸞の)思うようにしていい」
というようなことを述べたような気がします
この辺りに親鸞がどういう人であり、
どういうことに悩んだかを推測する事ができます

五木さんは、何故その親鸞がストイックであったと述べたのか
それは、そういう自分を御する?律する、能力においてというような
そういう意味において、そういう表現したのかな、とも思います
続く
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 13【馬鹿も利口も命は・・... | トップ | 15 “どうにかなるけん”“親... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

五木寛之さんと親鸞他」カテゴリの最新記事