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その11【誰が悪人か・・】 “親鸞”五木寛之さんNHK「ゆうどき」に出演

2014-12-02 12:07:12 | 五木寛之さんと親鸞他

「1人の人間が生きて行くということは周りの人間に迷惑をかけながら、それを支えてくれる人たちと一緒に生きている訳です」)
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番組キャスター 「正直自分の人生を描いているという意識はないんですか?」

五木寛之 「まあ、自分の人生というものが、果たしてあるのかないのか。自分の人生と言いますけど、人間は人間関係の中で生きている訳ですから

1人の人間が生きて行くということは周りの人間に迷惑をかけながらそれを支えてくれる人たちと一緒に生きている訳ですから

沢山の人たち、例えば背の高い大きな植物が育っていく為には、ススキとか周りの植物を、枯らして生きていく訳ですね。

同じように、一人の人間が、世の中で日の当たるところを歩いて行くということは沢山の人、周りの人に迷惑をかけながら、その人達を押さえつつ、自分が前に出る訳ですよ。

だから、競争社会では、前に出る人は皆、悪人(笑)、
成功したと言われる人は全部悪人だと、心の底では思っていますね。(笑)」



番組キャスター 「今でも?」

五木寛之 「それは、そのとおりだと思います。さっきの孤独死の話に戻りますけれども人に知られず、ひっそりと生きている人たちが正しい生き方なんだろうと思います。世に栄える人はみな悪人だと思いますね。」

番組キャスター 「今日は又この後もおつきあい頂きますがひとまず、ありがとうございます。」

(続く)
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「人に知られず、ひっそりと生きている人たちが正しい生き方なんだろうと思います。」
これは、以前どこかで別の人が言っていた言葉

「一家を一生懸命に支えて地道に働いているお父さんが一番偉い」
というような事なのだと思います
それは、男性に限らずとも、ということでしょうが
こと、悪人云々の話になった場合、悪をなすのは男が多いですから
又、良くも悪しくも男が社会の中心になっているのは
紛れもない事実です

ただ、「世に栄える人はみな悪人」という断定も凄いものだと思います
私などは、そんなこともないだろう、とか思ってしまいますから
まぁ、「栄える」の意味が、経済的なものだとすると
そうなのかもしれませんし

ですが、大学の教授とかも、中身の実力ではなく
社会的実力?そういうことから昇進していくらしいのです
醜い世界らしいです
私の知り合いに某有名W大学の教授の奥さんがいますが
以前そう言ってました
学校の校長なども似たりよったりと聞きました
修羅場を見た五木さんの言葉ですから、
実感を伴ったものなのではないかと思うのです
中島みゆきの「地上の星」みたいなものでしょうか
続く
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