女性を差別することはいけないと、今では誰も思っています。実際には差別してしまっていても、頭ではよくないと誰もがわかっています。
「女性は働くべきではない。」「女性は家事をしなければいけない。」「女性は結婚すべきである。」「女性は男に口答えしてはいけない。」
こういうことを言っても思ってもいけないと、今では誰もが(頭では)わかっています。
でも、以前はほとんどすべての人が上のような言葉を口にしていました。つい100年前までは、上記のような差別がまかり通っていました。
それは「差別」とすら思われていませんでした。
「女性は男性よりも知的に身体的にも能力が劣る。」「女性がいい仕事ができるわけがない。」「女性は早く結婚しておとなしく家事を切り盛りしていればよい。」
こう誰もが思っていました。100年前では、これが常識でした。
今では私たちは、このような考えがおかしいと分かっています。
でも、ここまで書くと私が次に何を言うか想像つくと思いますが、私たちは、100年前に女性に対してもっていたような差別・偏見を今でも子どもに対してもっているのです。
「子どもは頭が悪くて何も分かっていないから、大人が教えてあげなければならない。」
「子どもに好き放題させていたら規律意識がなくなってしまうから、大人が行動を管理しなくちゃならない。」
「子どもは弱いから守ってあげなくちゃならない。」
「子どもは大人の言うことを聞かなければならない」
これらの言葉の「子ども」を「女」に、「大人」を「男」に変えてみてください。数十年前まで私たち男社会がもっていたのと同じ偏見を、私たちは今でも子どもに対してもっているのが分かります。
これが今だに私たち大人の常識です。
20世紀は、人種差別と女性差別はよくないことだと、人々が気づき始めた時代です。
21世紀は、これらに加えて、子どもへの差別がよくないことだと、私たちは気づくべきなのです。
子どもは、大人と同じように、生まれつき学習能力をもっています。彼らは、自分たちの目の前にある問題を解決していく能力をもっています。
一見大人のほうが子どもより知識が多いかもしれません、しかし、今までの知識が役に立たない未知の問題に遭遇しているという点では、子どもも大人も同じなのです。だから、大人のほうが子どもより賢いなどとは誰も言えません。
子どもがどう行動するかを大人が管理すべきではありません。彼らには、自分の思うままに行動していく権利があります。それは、女性にも男性にも好きな仕事をしていく権利があることと同じです。
子どもには自分のいる場所がどういう場所であるかを自分で選ぶ権利があります。例えば、学校。彼らには、どういう学校に通うかを自分で選ぶ権利があるのです。
子どもの権利を守るとは、子どもを暴力から守ることだけではありません。
女性の権利を守ることが、女性を暴力から守ることだけではないように。
>>子ども「が」まなぶ 「超」学校。
デモクラティックスクール 宙(そら)
〒662-0837 兵庫県西宮市広田町2-15
Tel/Fax 0798-70-0777
公式HP
「女性は働くべきではない。」「女性は家事をしなければいけない。」「女性は結婚すべきである。」「女性は男に口答えしてはいけない。」
こういうことを言っても思ってもいけないと、今では誰もが(頭では)わかっています。
でも、以前はほとんどすべての人が上のような言葉を口にしていました。つい100年前までは、上記のような差別がまかり通っていました。
それは「差別」とすら思われていませんでした。
「女性は男性よりも知的に身体的にも能力が劣る。」「女性がいい仕事ができるわけがない。」「女性は早く結婚しておとなしく家事を切り盛りしていればよい。」
こう誰もが思っていました。100年前では、これが常識でした。
今では私たちは、このような考えがおかしいと分かっています。
でも、ここまで書くと私が次に何を言うか想像つくと思いますが、私たちは、100年前に女性に対してもっていたような差別・偏見を今でも子どもに対してもっているのです。
「子どもは頭が悪くて何も分かっていないから、大人が教えてあげなければならない。」
「子どもに好き放題させていたら規律意識がなくなってしまうから、大人が行動を管理しなくちゃならない。」
「子どもは弱いから守ってあげなくちゃならない。」
「子どもは大人の言うことを聞かなければならない」
これらの言葉の「子ども」を「女」に、「大人」を「男」に変えてみてください。数十年前まで私たち男社会がもっていたのと同じ偏見を、私たちは今でも子どもに対してもっているのが分かります。
これが今だに私たち大人の常識です。
20世紀は、人種差別と女性差別はよくないことだと、人々が気づき始めた時代です。
21世紀は、これらに加えて、子どもへの差別がよくないことだと、私たちは気づくべきなのです。
子どもは、大人と同じように、生まれつき学習能力をもっています。彼らは、自分たちの目の前にある問題を解決していく能力をもっています。
一見大人のほうが子どもより知識が多いかもしれません、しかし、今までの知識が役に立たない未知の問題に遭遇しているという点では、子どもも大人も同じなのです。だから、大人のほうが子どもより賢いなどとは誰も言えません。
子どもがどう行動するかを大人が管理すべきではありません。彼らには、自分の思うままに行動していく権利があります。それは、女性にも男性にも好きな仕事をしていく権利があることと同じです。
子どもには自分のいる場所がどういう場所であるかを自分で選ぶ権利があります。例えば、学校。彼らには、どういう学校に通うかを自分で選ぶ権利があるのです。
子どもの権利を守るとは、子どもを暴力から守ることだけではありません。
女性の権利を守ることが、女性を暴力から守ることだけではないように。
>>子ども「が」まなぶ 「超」学校。
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