宙(そら)日記

デモクラティックスクール宙(そら)、神戸サドベリーでスタッフをしていたターボウの個人ブログ

考える

2008-11-30 22:35:12 | 学び
人が何かに熟達するのによい方法は、それをすること、しかも多くすることです。あなたの脳をうまく使えるようになるには、できるだけたくさんあなたの脳を使わなければなりません。注意してください。ここで鍵となっている考えは、この「あなたの」という言葉に表れているのです。あなたがたくさん使わなければならないのは、誰かのではなくて、あなたの脳なのです。そして、本当にそのことが上手くなるには、できるだけ早い段階から、つまり生まれた時からそれをしなければなりません。自分の脳を自由に使うため、また脳が受け取る錯綜した情報を巧みに扱う技術を身につけるために、そして問題を解決する際の失敗や成功を経験するためにより多くの自由を子どもが持てば持つほど、そしてこれらのことを生まれた時から行うために子どもがより多くの自由を持てば持つほど、彼または彼女が <考えること> に熟達する見込みはより大きいでしょう。 (Daniel Greenberg "Worlds In Creation" p.42 )


ある保護者の人と話していた時、「街で見かける学校に通う子どもと比べると、デモクラティックスクールの子どもたちは逞しく見える」と私は言いました。それは逞しく現実を生きているという意味です。学校という保護された空間に閉じ込められておらず、現実社会の複雑さを受けとめながら生きているということです。


それに対してその保護者の人―彼女は二人の子供を宙(そら)に通わせているのですが―、が私に言った印象的な言葉は、「デモクラティックスクールの子どもの方が頭をよく使う」といったものでした。


「逞しい」という言葉と「頭をよく使う」という言葉は意味は同じではありませんが、デモクラティックスクールの子どもの特徴をよく言い表しています。


デモクラティックスクールの子どもをみていると、たしかに頭をよく使うという印象をもたされます。


彼らは無駄なことをしないし、そのとき自分に興味のあることに取り組んでいるので、その分野で熟達するためにどうすればいいかをつねに考えているように見えます。


自分で考えようとしなければその人の脳が発達することはないと、上の文章は主張します。科学的なことは私は分かりませんが、そりゃそうだろうと思ってしまいます。


自分で考えることができる人。


子どもにそうなって欲しいのなら、まさに彼or彼女たち自身に<考え>てもらうことです。そのために大人にできることは、指示を与えないことです。彼or彼女たちが考える機会を奪わないことです。


子どもたちに<考え>てもらうためには、大人が子どもの代わりに考えるということをやめなければなりません。


手放さなければなりません。




>>子ども「が」まなぶ 「超」学校。
    都会のサドベリー・スクール
    デモクラティックスクール 宙(そら)

 〒662-0837 兵庫県西宮市広田町2-15
 Tel/Fax 0798-70-0777
 公式HP


日本におけるデモクラティックスクールの「これまで」と「いま」を紹介した『自分を生きる学校』(デモクラティック・スクールを考える会編 せせらぎ出版)好評発売中 宙(そら)のメンバー・保護者・スタッフも書いてます。 


「人気ブログランキング」 クリックでこのブログにも一票が入ります(^-^)



《♯20 どのようにしてスタッフは選ばれるのか?》

2008-11-28 14:57:45 |  サドベリー関係者へのインタビュー
Youtubeに、アメリカやイスラエルのデモクラティックスクール関係者にサドベリー・モデルの学校についてインタビューした映像が項目別に分かれて紹介されています。

ここではインタビューに答えている人たちの発言を簡単にかいつまんで紹介したいと思います。今回紹介するのは、《♯20 どのようにしてスタッフは選ばれるのか?》というトピックです。


デモクラティックスクールの主な特徴の一つは、そこで働くスタッフが、毎年子どもたちの選挙によって選ばれることです。選挙により、誰が、どのぐらいの日数、学校で働いてよいかが決められるのです。

インタビューでは、このシステムについて、スタッフとメンバーの両方が思うことを答えています。


::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

Q:「スタッフになるために大切なことは何ですか?」

David(Greenwood Sudbury School,19才)

「スタッフを選ぶ基準は、そのスタッフがどれだけ役に立つか(useful)だ。例えば科学などの特別な知識をもっているかとか、おしゃべりをして楽しいか、など」


Aaron(Greenwood Sudbury School スタッフ)

「大事なのは、〈若い人には夢を追うために自由が与えられるべき〉という考えにはっきりとコミットメントしていることだ」

「生徒や学校が何を求めているかによる」


Anthony (Diablo Valley School スタッフ)

「サドベリーの哲学を理解していることと、その哲学を学校の日常で実践していること」


Romey (Fairhaven School スタッフ)

「親から見てそのスタッフが子どもの模範になれること、また生徒が〈こういう人になりたい〉というモデルになれること。それには、そのスタッフがどういう教育を受けてきたかなども大事。どのぐらいの数の楽器を弾けるのか、とか」



Q:「スタッフの選挙についてどう思いますか?」

Seth (Sudbury Valley School スタッフ)

「スタッフ選挙はスタッフにとってはキツイ。でも、生徒がそこで働く人を対等な立場の人として雇うなら、他に方法はない」


Gayle (Fairhaven School スタッフ)

「子どもは何が自分と学校にとってベストかを知っている」


Michael (Jerusalem Democratic School, 16才)

「スタッフを選ぶのはとてもキツイことだった。ミーティングは10時間もかかった。14人の申し込みがあって選ばないといけなかったけど、決断しなければならなかった」

「スタッフ選挙はスタッフの態度・行動に対してとてもいい影響を与えている。選挙があることで、スタッフをしたい人は、その人はベストを尽くさなければならない。このことによってスタッフの質はよくなっていく」


Kelly (Jerusalem Democratic School, 14才)

「スタッフはいつも身近にいる存在だから、彼らが適切な人材かどうかを議論するのはつらいことだった」

「毎年選挙があるというのは他の仕事と違う。スタッフになりたい人は、毎年自分がよいスタッフであることを証明しなければならない」

::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::


みなさん、どういう感想をもたれたでしょうか?


>>子ども「が」まなぶ 「超」学校。
    都会のサドベリー・スクール
    デモクラティックスクール 宙(そら)

 〒662-0837 兵庫県西宮市広田町2-15
 Tel/Fax 0798-70-0777
 公式HP


日本におけるデモクラティックスクールの「これまで」と「いま」を紹介した『自分を生きる学校』(デモクラティック・スクールを考える会編 せせらぎ出版)好評発売中 宙(そら)のメンバー・保護者・スタッフも書いてます。 


「人気ブログランキング」 クリックでこのブログにも一票が入ります(^-^)

『humming baby』 vol.3

2008-11-28 11:43:43 | お知らせ
雑誌『humming baby』 vol.3(発行所 Happy Smile Children)で日本のデモクラティックスクール関係者が記事を書かれています。


「「天職」の生き方」 ―天職のコミュニティ―  大屋敷和貴 (p.24)

「デモクラティックスクール情報」 (p.25)

「天職 ~魂の仕事に出遭ってしまったら はみんぐべいび~編集長 奥田あや(p.40)


こちら(胎教百貨店)でも購入できるので、ぜひ手にとってみてください (^o^)/


>>子ども「が」まなぶ 「超」学校。
    都会のサドベリー・スクール
    デモクラティックスクール 宙(そら)

 〒662-0837 兵庫県西宮市広田町2-15
 Tel/Fax 0798-70-0777
 公式HP


日本におけるデモクラティックスクールの「これまで」と「いま」を紹介した『自分を生きる学校』(デモクラティック・スクールを考える会編 せせらぎ出版)好評発売中 宙(そら)のメンバー・保護者・スタッフも書いてます。 


「人気ブログランキング」 クリックでこのブログにも一票が入ります(^-^)

毛布

2008-11-27 11:20:56 | 日常


寒い日が続いた後、暖かい日が来て、寒い日がまた来て、暖かい日が来て…


ということが繰り返されながら、徐々に気温も寒くなってきました。


学校でも、ストーブを使うのが日常的になってきました。


寒くなると子供たちは学校に来ない……ということは全然なくて、むしろ学校にいる時間は長くなっているように思います。


みんな毛布にくるまって遊んでいます。



>>子ども「が」まなぶ 「超」学校。
    都会のサドベリー・スクール
    デモクラティックスクール 宙(そら)

 〒662-0837 兵庫県西宮市広田町2-15
 Tel/Fax 0798-70-0777
 公式HP


日本におけるデモクラティックスクールの「これまで」と「いま」を紹介した『自分を生きる学校』(デモクラティック・スクールを考える会編 せせらぎ出版)好評発売中 宙(そら)のメンバー・保護者・スタッフも書いてます。 


「人気ブログランキング」 クリックでこのブログにも一票が入ります(^-^)

ミーティングでスタッフはどうあるべきか

2008-11-24 11:54:29 | ミーティング、ルール、民主主義
22日に行われたデモクラティックスクール・ネットワーキングで、あることが話題になりました。


それは、デモクラティックスクールの核であるミーティングで、大人はどこまで介入すべきか、という話題です。大人と子供が平等な一票をもつミーティングにおいて、大人はどこまで話し合いに自分の意見を主張すべきなのでしょうか?


宙(そら)のスタッフのぐらは、堂々と、自分はミーティングで自分の意見を言うし、どうすれば自分の考えがミーティングで認められるかを考えて発言する、と言います。


実際、宙(そら)のミーティングでは、大人がどんどん自分の意見を主張します。


大人と子どもが対等に議論する。それは、大人が子供のために手加減して議論することとは違います。


“議論”というものは、その場で意見を出し合う場です。“その場”で出される意見について検討し合います。逆に言えば、“その場”で出されなかった意見は、それがどれほどいい意見であっても、検討されることはありません。


そのため、“いい”議論をするためには、“その場”で議題に関して参考になるようなよい意見を考え出して口にしなければなりません。


これは簡単なことではありません。人と対面するという多少緊張する状況の中で、議題に適切に関連する意見を考え出し、それを相手にわからせる形でうまく伝えなければならないからです。


このことを首尾よく行うには、場数を踏んでいる必要もあります。また、生まれつきそういうことが得意な人もいれば、苦手な人もいます。


議論が上手であることと、頭がいいことやどれだけその話題についていい意見を考えているかは、必ずしも結びついているわけではありません。


議論のこういう性格から、議論はどうしても大人の方が子どもよりもうまくなる傾向はあります。


単にものを考えるのではなく、それを口に出して言うためには、スキルや慣れが必要だからです。


しかし、だからと言って、大人が子どもと議論するのに、手加減して思っていることを口に出さないのは、フェアではありません。


議論である以上、そして大人と子どもが対等な立場に立っている議論である以上、大人は自分の意見を言うべきです。


そうすると、大人が子供より意見を押し通すことが多くなると思う人も多いでしょう。


実際はそうでもないんですね。宙(そら)では、大人が言いたいことを言うため、子どもも議論に慣れているので、自分の意見を主張することに長けています。


デモクラティックスクールは、学校でありながら、現実の社会と似た構造をもっています。またそれが子どもが育つ場である上で、強みとなっています。


現実の社会に似ている以上、ミーティングの議論だけは、大人はあまり言わないというのも不自然です。対等な立場で学校を一緒に作り上げているのですから、大人も言いたいことをどんどん言ったほうがいのではないでしょうか。


>>子ども「が」まなぶ 「超」学校。
    都会のサドベリー・スクール
    デモクラティックスクール 宙(そら)

 〒662-0837 兵庫県西宮市広田町2-15
 Tel/Fax 0798-70-0777
 公式HP


日本におけるデモクラティックスクールの「これまで」と「いま」を紹介した『自分を生きる学校』(デモクラティック・スクールを考える会編 せせらぎ出版)好評発売中 宙(そら)のメンバー・保護者・スタッフも書いてます。 


「人気ブログランキング」 クリックでこのブログにも一票が入ります(^-^)

デモクラティックスクール・ネットワーキング 2008 in まっくろくろすけ

2008-11-24 00:45:05 | お知らせ
11月22日、まっくろくろすけ(神崎郡)で「デモクラティックスクール・ネットワーキング」が開催されました。出席者の一人としての感想を書きたいと思います。

この集まりには、現にDSを運営している人やこれから立ち上げようとしている人、DSに興味のある人などいろいろな人たちが集まって、DSについておしゃべりしたり話し合ったりしました。

主催者のウータンからの報告もあります。


今回の集まりは三つのプログラムからなっていました。

・アメリカの旅の体験談を分け合う

ボストンのサドベリー・バレー訪問について体験者の方々の感想です。実際に行かれた方がダニエルさんのメッセージをたくさん運んできてくれました。

・サドベリーバレーからのゲスト(使者)の招聘について

サドベリー・バレーで長年スタッフをされている著名な方々を日本によぶかどうかという議論が今回の集まりで本格的に始められました。

現在のところ、積極的な人もいればそうでない人もいます。

この著名な方々を呼ぶのには金銭面の問題もクリアしなければなりませんし、呼ぶ以上は誰かの指揮のもとで多くの人が動く必要があります。

呼ぶべきなのかどうか、呼ぶとしたらいつなのか、これから議論がなされていきます。

わたし個人の意見としては、サドベリーに対する関心が高まっている現在(いま)、社会全体への呼びかけのためにも、呼ぶのはいいタイミングなのでは、と思っています。

・サドベリーバレーでの子ども達へのインタビュー *ビデオ上映

アメリカに行かれた方々が向こうで子どもたちにインタビューしてきた映像を見せてくれました。



今回の集まりは、これから各地でDSを立ち上げたばりだったり、まさに立ちあげようとしている方々の熱気で溢れていました。まさに、“時代が動いている”とうい感じです。この方がたの多くはまだ小さなお子さんをお持ちの人たちで、自分の子のために新しい学校を作ろうとしています。


そんなお母さんが増えるなんて、これまでの日本の歴史であったのでしょうか?!?!

会場は多くの女性たちの子どもへの愛で溢れていて、男の私は立ち位置がわからなくて戸惑ってしまいました。あせあせ



集りの最後で主催者のウータンが「ひとりひとり感想を言ってもらうと時間がかかるので、それぞれ頭に浮かんだ言葉を一つ言ってください」という提案をされました。

わたしは「母性」という言葉を選びました。なんだか母親たちの子どもへの愛にあふれていたのです。

みなさんの熱気におされた一日でした。

ポンッ!

2008-11-21 12:04:02 | 日常


>>子ども「が」まなぶ 「超」学校。
    都会のサドベリー・スクール
    デモクラティックスクール 宙(そら)

 〒662-0837 兵庫県西宮市広田町2-15
 Tel/Fax 0798-70-0777
 公式HP


日本におけるデモクラティックスクールの「これまで」と「いま」を紹介した『自分を生きる学校』(デモクラティック・スクールを考える会編 せせらぎ出版)好評発売中 宙(そら)のメンバー・保護者・スタッフも書いてます。 


「人気ブログランキング」 クリックでこのブログにも一票が入ります(^-^)

「勉強会」「講座」・・・

2008-11-20 12:24:26 | ミーティング、ルール、民主主義
今週に入って、広報に関して私がある提案をしました。


宙(そら)やデモクラティックスクールについてもっと人に知ってもらうために、「講座」「勉強会」のようなものをしてはどうかと言ったのです。


イメージとしては、デモクラティックスクールに興味のある人に、宙(そら)あるいは公民館のようなところに来てもらって、宙(そら)のスタッフがデモクラティックスクールについて説明し、みんなに質問をしてもらったり、感想を話し合ったりするというものです。


ここまで読んで感じた人もいるかと思いますが、私の構想はまだまだ漠然としたものでした。


それがよくなかったのです。


私がミーティングで上のような構想を話しても、メンバーたちにはピンと来ませんでした。つまり、普段見学希望の人にスクールまで来てもらってスタッフがしている説明と何が違うのか?とメンバーには思えるのです。


普段見学希望の人にスクールについて説明するのと、そのような「講座」を開いてデモクラティックスクールについて説明するのと何が違うのか?


確かにそう言われると、どこが違うのか、すぐにははっきりと私は説明できませんでした。


それに、デモクラティックスクールに興味のある人であれば、普段平日に開校中に見学に来るはずと言われたら、強く反論もできません。


なぜわざわざ「勉強会」「講座」を開くのか?


そんな無駄なことはしないほうがいいのではないか?


そう言われて、「なぜ勉強会を開くのか」を説得的に説明するには、

・どういう目的で
・どこで
・いつ
・何時間ぐらい
・どのぐらいの人を集めて
・どういうことをするのか

を紙に書いてはっきり示さなければなりませんでした。


よく考えれば(よく考えなくても)、社会常識的に、何か案を人に認めてもらうには、紙に書いて、つまり具体を示して、説明するのが当たり前です。


会社の会議で、レジュメを渡さずに通るプロジェクトはありません。


宙(そら)でも、メンバーの子どもたちが学校のお金を使って活動をするには、例えば野球をするためにグラウンドを借りたり、釣りのえさを買ったりするには、ミーティングで他のメンバーやスタッフの承認を得る必要があります。そのときには、具体的に予算を説明しなければなりません。いい加減な予算はミーティングで却下されます。


私はその基準も満足に満たしているとはいえませんでした。


結局は私の提案はミーティングで承認はされました。でもメンバーの一人から「この提案はビジョンが見えない」といわれたけど、私もそのときになってその通りだと思いました。


社会常識をまた一つ教えてもらいました。


デモクラティックスクールに関する勉強会は、一月一回ぐらいのペースで12月から始める予定です。詳細を決めたらまた広報します。場所は宙(そら)の校舎か近くの公民館などを考えています。



>>子ども「が」まなぶ 「超」学校。
    都会のサドベリー・スクール
    デモクラティックスクール 宙(そら)

 〒662-0837 兵庫県西宮市広田町2-15
 Tel/Fax 0798-70-0777
 公式HP


日本におけるデモクラティックスクールの「これまで」と「いま」を紹介した『自分を生きる学校』(デモクラティック・スクールを考える会編 せせらぎ出版)好評発売中 宙(そら)のメンバー・保護者・スタッフも書いてます。 


「人気ブログランキング」 クリックでこのブログにも一票が入ります(^-^)

バン!

2008-11-18 14:07:38 | 日常


少し寒くなりました。

カードゲームの季節になりました。




>>子ども「が」まなぶ 「超」学校。
    都会のサドベリー・スクール
    デモクラティックスクール 宙(そら)

 〒662-0837 兵庫県西宮市広田町2-15
 Tel/Fax 0798-70-0777
 公式HP


日本におけるデモクラティックスクールの「これまで」と「いま」を紹介した『自分を生きる学校』(デモクラティック・スクールを考える会編 せせらぎ出版)好評発売中 宙(そら)のメンバー・保護者・スタッフも書いてます。 


「人気ブログランキング」 クリックでこのブログにも一票が入ります(^-^)

デモクラティックであること

2008-11-18 00:29:23 | 自由、選択、団体へのコミットメント
デモクラティックであるとはどういうことなのでしょうか?


デモクラティックスクールで働いていますが、いまだに私はよくわかっていないなぁと思わされます。


スタッフとしてスクールを動かす以上、率先して何かを仕掛けていかなければならないという使命感を持とうとします。


しかし、勝手にスタッフが何でもしていいわけではありません、デモクラティックスクールでは。


スクールのお金を使ったり、スクールの時間を使ったり、スクールの場所を使う以上、メンバーの承認が必要になります。


こちらが勝手にいいことをしようとしていると思っても、メンバーの理解が得られなければ、実際に行動することはできません。



デモクラティックであることは、スタッフも含めたメンバーの誰か一人に、「英雄」や「殉教者」の役割を担うことを許さないことだ、と言うことができるかもしれません。


団体全体のためを思って、という考えのもとに、独善的なヒロイズムに酔いしれたり、賞賛を得るために自己犠牲的な行為に走ることは許されないのです。


デモクラティックスクールには、生徒の中にはもちろん「優等生」はいません(「学校」という団体においてそういう事実は奇跡的なことかもしれません)。同時に、スクールを救う「救世主」も存在しないのかもしれません。そのような英雄ストーリーはデモクラティックであることにそぐわないのです。


デモクラティックであることは、誰かではない、「みんなの意思」に決定を委ねることです。そこには「ヒーロー」はいません。


デモクラティックであることは、「自分」を手放すことでもあるのでしょう。自分が行う提案がみんなに認められるとしても、それは「みんな」が決めたことなのです。


>>子ども「が」まなぶ 「超」学校。
    都会のサドベリー・スクール
    デモクラティックスクール 宙(そら)

 〒662-0837 兵庫県西宮市広田町2-15
 Tel/Fax 0798-70-0777
 公式HP


日本におけるデモクラティックスクールの「これまで」と「いま」を紹介した『自分を生きる学校』(デモクラティック・スクールを考える会編 せせらぎ出版)好評発売中 宙(そら)のメンバー・保護者・スタッフも書いてます。 


「人気ブログランキング」 クリックでこのブログにも一票が入ります(^-^)