第三夜
こんな夢を見た。
京都のとある医大の研究室。
教授「どうや。分析結果は揃ったか?」
助手「はい、教授。すべて出揃いました」
教授「金本選手の血液には、球界、スポーツ界のみならず、医学界も注目してるからな」
助手「私も担当させてもらえて光栄です」
教授「で、分析結果はどうやった?」
助手「血液年齢は20歳前半という、ありえない値がでてきました」
教授「うん、それで?」
助手「はい。組成・成分は血球成分、血漿成分の比率が45:55と平均的な値でした。PH値も標準域内。血球数や中性脂肪、コレステロール値、GOT・GPTの値も二十代の健康体そのものでした・・・」
教授「あんなあ、そんなんは人間ドックにでも行きゃあ分かることなんや。金本の血液年齢が23歳前後ちゅうことも世間に知れ渡ってるこっちゃ。それよか他に何かないんかいな?」
助手「えっ、他・・・といいますと?」
教授「例えばやなあ、一般ではありえへん成分が含まれてたとかやなあ」
助手「いえ、ごく普通でしたが」
教授「オモロない奴やなあ、君は。普通やったら誰もびっくりせえへんがな」
助手「そうおっしゃられても・・・」
教授「チタニウム合金が微量混じってて、そこから遠赤外線を発してたとかやなあ」
助手「ありえないです」
教授「例えばの話やないか。あるいは赤血球が自己増殖して、試験管の中でみるみる血球数が増えていったとか・・・」
助手「絶対ありえないです。それでは、まるで酵母や大腸菌じゃないですか、教授!」
教授「おいおい、そうムキになるなよ。例えばの話やがな」
助手「す、すいません」
教授「なんちゅうかなあ。こう、パッとインパクトのあるもんないんかいな。『金本の血液には驚きの秘密がかくされていた!』っちゅうようなもんが」
助手「教授、それじゃあまるで『あるある大辞典』みたいなもんじゃないですか。データを捏造しろとおっしゃるんですか?」
教授「何を言うんや君は!私も科学者の端くれ。『あるある』の捏造は科学にあるまじき行為やないか」
助手「いえ、もちろん、そんなつもりじゃ・・・」
教授「私が求めてるのはやなあ、つまり捏造やなくてインパクトなんや」
助手「どうも、そのインパクトというのが、私には良く分からないんですが」
教授「週刊誌やスポーツ紙の一面を飾るインパクトなんや。わからんかなあ」
助手「ええ、分かりません」
教授「もうええ。君にはしばらく休暇を与えたろ」
助手「えっ、そ、そんな・・・あっ、そういえば!」
教授「なになに」
助手「金本選手の血液と一緒に送られてきた検体のひとつに、特異な成分反応がありまして・・・」
教授「何や、その特異成分ちゅうのは?」
助手「はい。あまりにも反応が強かったものですから、もう一度、ガスクロマトグラフィーにかけてみたんです。そしたら、平均的な関東人の実に2,000倍に相当する量の『高分子カンサイアレルギー蛋白』が検出されました」
教授「2,000倍?で、その血液の検体IDは?」
助手「ええ、たしか"T.T"とありました」
教授「(TT)・・・」
第一夜 ~焼きそば~
第二夜 ~トレード~
第三夜 ~血液~
こんな夢を見た。
京都のとある医大の研究室。
教授「どうや。分析結果は揃ったか?」
助手「はい、教授。すべて出揃いました」
教授「金本選手の血液には、球界、スポーツ界のみならず、医学界も注目してるからな」
助手「私も担当させてもらえて光栄です」
教授「で、分析結果はどうやった?」
助手「血液年齢は20歳前半という、ありえない値がでてきました」
教授「うん、それで?」
助手「はい。組成・成分は血球成分、血漿成分の比率が45:55と平均的な値でした。PH値も標準域内。血球数や中性脂肪、コレステロール値、GOT・GPTの値も二十代の健康体そのものでした・・・」
教授「あんなあ、そんなんは人間ドックにでも行きゃあ分かることなんや。金本の血液年齢が23歳前後ちゅうことも世間に知れ渡ってるこっちゃ。それよか他に何かないんかいな?」
助手「えっ、他・・・といいますと?」
教授「例えばやなあ、一般ではありえへん成分が含まれてたとかやなあ」
助手「いえ、ごく普通でしたが」
教授「オモロない奴やなあ、君は。普通やったら誰もびっくりせえへんがな」
助手「そうおっしゃられても・・・」
教授「チタニウム合金が微量混じってて、そこから遠赤外線を発してたとかやなあ」
助手「ありえないです」
教授「例えばの話やないか。あるいは赤血球が自己増殖して、試験管の中でみるみる血球数が増えていったとか・・・」
助手「絶対ありえないです。それでは、まるで酵母や大腸菌じゃないですか、教授!」
教授「おいおい、そうムキになるなよ。例えばの話やがな」
助手「す、すいません」
教授「なんちゅうかなあ。こう、パッとインパクトのあるもんないんかいな。『金本の血液には驚きの秘密がかくされていた!』っちゅうようなもんが」
助手「教授、それじゃあまるで『あるある大辞典』みたいなもんじゃないですか。データを捏造しろとおっしゃるんですか?」
教授「何を言うんや君は!私も科学者の端くれ。『あるある』の捏造は科学にあるまじき行為やないか」
助手「いえ、もちろん、そんなつもりじゃ・・・」
教授「私が求めてるのはやなあ、つまり捏造やなくてインパクトなんや」
助手「どうも、そのインパクトというのが、私には良く分からないんですが」
教授「週刊誌やスポーツ紙の一面を飾るインパクトなんや。わからんかなあ」
助手「ええ、分かりません」
教授「もうええ。君にはしばらく休暇を与えたろ」
助手「えっ、そ、そんな・・・あっ、そういえば!」
教授「なになに」
助手「金本選手の血液と一緒に送られてきた検体のひとつに、特異な成分反応がありまして・・・」
教授「何や、その特異成分ちゅうのは?」
助手「はい。あまりにも反応が強かったものですから、もう一度、ガスクロマトグラフィーにかけてみたんです。そしたら、平均的な関東人の実に2,000倍に相当する量の『高分子カンサイアレルギー蛋白』が検出されました」
教授「2,000倍?で、その血液の検体IDは?」
助手「ええ、たしか"T.T"とありました」
教授「(TT)・・・」
第一夜 ~焼きそば~
第二夜 ~トレード~
第三夜 ~血液~
アニキの血液、空を飛ぶ!
それ欲しい!
アンチエイジングは私のテーマでもあるから、私の血液型RH-RT型も調べてもらいたいわ~。
イニシャルTTの君ぃ、特効薬の「おばちゃんチップス」食べてみぃ。アレルギー治るってさ。
藤本は血中成分がヒトよりチンパンジーに近いんじゃないかとか。
(TT)がオチに来るところなんか、
「ネット夢十夜」にぴったしですね。
しかも「モチーフのモチーフ」をモチーフにしてるし。お見事です。
それにしても、
理系や…。
科学の威力や…。
このパスはよう受けんで…。
あ、次はKENさんの番やったなあ。
KENさんたいへんやなあ(ムフフ)。
全てかすかに繋がっていってるし(凄)。
僕もちょっとお暇をください(あせあせ)。
通常記事は、いつものペースでUPしつつ山に篭ります。
>『高分子カンサイアレルギー蛋白』
この成分は通常、平均値の3倍程度の濃度で死に至るはず…
それが2,000倍…
薬物で発病を抑えているとはいえ(?)、「早稲田繋がり」と「甲子園」が無くなれば…。 たぶん(TT)は、甲子園が人工芝になってしまったら、その翌日にでも、遠い国へと旅立っていくんでしょうね。
⇒tacocoさん
ヒエーッ、マダ997夜デツカ...ショウジンシマスデツ。
ぜひ、tococoさんの血液も、かの医大で分析してもらいたいものです。きっと、「高分子カンサイアレルギー蛋白」の分解酵素が、平均的な関西人の3,000倍は含まれているはず。間違いない。w
⇒喜八さん
そもそもが、自分でキックオフしておいて、いざ自分にパスが戻ってきた瞬間、オロオロしてしまいました。蹴り返した瞬間は、便通後の爽快感がありますが、いつかまた戻ってくる時のことを思うと、今から便秘がはじまりそうです。
>あ、次はKENさんの番やったなあ。
>KENさんたいへんやなあ(ムフフ)。
さりげなくスルーしたなぁ。www
あっ、末尾に第一夜からのリンクを入れました。差しさわりがあれば消します。それと勝手に「~トレード~」なるタイトルも付けちゃいました。ご希望があれば修正します。
⇒KENさん
というわけで喜八さんの頭脳プレ-で、お鉢が回ってきましたね。繋がりなんて無視して、お好きなように蹴り返してください。蹴ったもん勝ちですから。w
>平均的な関東人の実に2,000倍に相当する量の『高分子カンサイアレルギー蛋白』が検出されました」
これ、私もメチャ不思議です。
同じ関東人でも平田ヘッドは0.03倍くらいだと思います。
私トークショーで思わず「一体、何があったん?」と訊いていました。(笑)
やっぱりキーワードはTでしょうか?
このアレルギーの治療薬を誰かが開発しない限り、阪神の優勝は難しいかも。
⇒yuさん
いいな、いいなー。沖縄キャンプのレポ、楽しませてもらってます。いつか、沖縄キャンプに足を運んでみたいものです。
>平田ヘッドは0.03倍くらい・・・
平田二軍監督、もとは長崎ですからね。
関東人フレーバーは希薄に感じるんですが。w