清原を語るときは、先ず「好き」か「嫌い」かで始まる。
しかも、「好き」も「嫌い」も濃厚濃密だ。
格闘家でもあるまいし、そんな野球選手はめずらしい。
いや、野球格闘家と呼ぶほうがふさわしいのかもしれない。
アンチを生むことこそが、その証し。
とにかく後にも先にも比較対象が見つからない。
もうこんな選手、二度と現れないだろうなあ。
それだけに、この引退はとても淋しい。
いや、好き嫌いは別にして……。
大石監督には申し訳ないけど、どうだろういっそ「清原オリックス道場」というのは。
清原監督の下で「格闘野球道」を標榜しては。
本物の「いてまえ野球」の完成を目指して。
いや、決してふざけて云ってる訳ではない。
それくらい濃厚な個性をファンは求めているんじゃなかろうか。
多くのアンチも同時に生んで「清原オリックス」は、大阪の地に熱い戦いを繰り広げた時、阪神タイガースは本気でオリックスをライバル視することになる。
考えただけでも夢が膨らむじゃないですか。つき並みな言葉ですが、清原選手お疲れ様でした。