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THE READING JOURNAL

読書日誌と雑文

「信じられない人々--妄想性パーソナリティ障害」

2006-03-31 | Weblog
「パーソナリティ障害」 岡田尊司 著

第 II 部 パーソナリティ障害のタイプと対処 第七章 信じられない人々--妄想性パーソナリティ障害

今日のところは、「妄想性パーソナリティ障害」について。

[特徴と背景]
このタイプのパーソナリティ障害の人は

人を心から信じることができない。・・・中略・・・親しくなることは、彼らにとって疑いと苦しみの始まりである。

このような人は、人はいつか裏切るという確信を持っていて、配偶者に対しても激しい猜疑心を向ける。愛情と憎しみが極めて薄い壁で隔てられて、表裏一体になっている。そのため、執拗なストーカーとなることもある。

このパーソナリティの人は、孤独で傷つきやすく、優しさや愛情を示す者に対しても、最 初はとても警戒的で、心を開くのに臆病である。だがいったん心を開き始めると、相手の存在は、非常に特別なものとなる。・・・・中略・・・・勝手な思い込 みが、期待はずれな反応に裏切られると、今度は逆恨みへと向かう。

また、このパーソナリティの人は、人と信頼関係や愛情を信じられないため、人を権力や階級で支配しようとする。

気分は波を伴い妄想的な思いつきに囚われると元気であるが、それが非現実的と悟ると抑うつ的となる。

過度に秘密主義であることも重要な特徴である。自分のプライバシーを敏感に反応してそれを隠す。
この、妄想性パーソナリティ障害は、独裁者に多い病である。

このような人は、「父親」との戦いを生涯引きずっている人と言える。

[接し方のコツ]
妄想性パーソナリティ障害の人と付き合うための重要なポイントは、みだりに親しくならない事である。
このような人は、とてもエネルギッシュであり、頼りになるため、つい頼りにしてしまうことが多い。しかし、深く付き合えば反対に精神的に頼られることになり、些細なきっかけで猜疑心に火がともり蜜月時代が終る。
このような人と親しくなると、こじれた場合が怖い。もしそのようになったら、下手な言い訳をしたり、ましてや戦おうとは思わずに、頭を下げて許しを請うことである。とてもエネルギッシュな彼らとまともに戦えるのは国家権力だけである。

仮に身近にそういう人がいて、関わり合いを、今さら避けられない場合もあるだろう。もちろん急に冷ややかな態度をとったりすれば、かえって危険だ。彼の猜疑心に点火してしまう。
賢明な方策は、のらりくらりと中立的な立場を維持し、彼にとって目立たない存在であり続けることだ。

[克服のポイント]
このパーソナリティの人は人を信じられない。そのため人を力や権力などで支配しようとする。しかし人はそういうものでは支配できない。相手の気持ちを尊重することが大切である。

このタイプの人の猜疑心や行動の裏まで読み取ろうとする傾向は、同時に他人の心に敏感に反応し、気配りをする能力にもなる。
そのため、このタイプの人は交渉や政治的駆け引きに長け、弁護士などの法曹界の人、管理職、政治家などで頭角を現す。
また、父親を求める気持ちが根本に有るために非常に反抗的になる事が有る反面、非常に忠誠心を持つこともある。そして、忠誠を誓う人を間違わなければそれは長所と美点となり厚い信頼を勝ちうる。

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「英会話・絶対音読 入門編」 國弘正雄 編  

Lesson 2 Welcome Aboad TRACK 6 さあ、シドニーに到着です。

サイクル2回目
  1. テキストを見ながらリピーティング(3回)
  2. 音読(10回)
  3. テキストを見ないリピーティング(4回)
  4. シャドーイング(3回)
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「CD版 「超基本」を一日30分!」 尾崎哲夫 著 (読了06)

  82.料金を表わす単語 83.depart, departure, department 84.トイレに行きたい! 85.予約 86.やめたくてもやめられないのがお酒とタバコ 87.中東

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「音読仏単語 入門 パリ旅行編」 中村 敦子 著

はじめに、1機内で話す 1-2 Je suis étudiante.

サイクル2回目(第1章)
  1. テキストを見ながらリピーティング(3回)
  2. 音読(10回)
  3. テキストを見ないリピーティング(4回)
  4. シャドーイング(3回)
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「英語口 初級編①」 市橋 敬三 著 

Lesson03 「彼[彼女、彼の奥さん]は・・・です。」、  Lesson04 「私たち[あなた方、彼女たち、彼ら]は・・・・・です。」 

第1セグメント、2サイクル

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【三月のまとめ】 

読み終わった本は、以下の8冊。
結構 大漁だったの~~

「CD版 「超基本」を一日30分!」 尾崎哲夫 著 (読了06)
「英会話・絶対音読 入門編」 國弘正雄 編 (読了06)サイクル1回目
「人物で語る物理学入門 (上)」 米沢 富美子 著  (読了06)
「フランス語をはじめませんか」 久松健一 著 (読了06)
「パン屋さんのフランス語」 酒巻洋子 著 (読了06)
「ネイティブなら子どものときに身につける 英会話なるほどフレーズ100」スティーブン・ソレイシィ、ロビン・ソレイシィ 著  (読了06)
「ムーミンを読む」 冨原 眞弓 著 (読了06)
「バーのある人生」  枝川 公一著 (読了06)



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2 コメント

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なんだか・・・ (ラム)
2006-04-01 23:52:57
この本に挙げられてる障害の人と、もし関わることがあったとしたら、いつの間にか自分を見失ってしまうんじゃないか?

なんて思います。



それにしても、障害っていろいろありますね。
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10個あるそうな? (ツクジー)
2006-04-02 20:31:13
ラムさん



なんでも、国際的な診断基準ってのがあって、そこには10のタイプに別れてるらしいです。

でも、障害になるほどの人は非常に少ないにしても、誰しもパーソナリティには偏りがあるから、結構自分や身近な人に「ちょっと当てはまるかな?」とか思えて、なかなか興味深い本です。

でも、多くのパーソナリティ障害の根本は、幼い頃の父母の影響って訳です、・・・考えさせられますね~

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