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田中知事イエスマン教育長否決を信毎「超デカ」写真 誤?掲載

2005年12月20日 | 長  野  県  政

信濃毎日新聞が今朝(20日)のホームページ上で面白いことをやらかしている。
http://www.shinmai.co.jp/

教育長人事否決議場

この写真なのだがクリックすると拡大されるが、人によっては時間がかかるのでご注意。

12月議会最終日、20日の宮沢脩(76)教育長人事再任案否決の議場の様子なのだが、議場全部が見渡せるようデッカイ写真を載せている。
ところが暫くして信毎HPを見てみると、さっきまで載っていたはずの写真が載っていない。ここに掲載したのは念のため私のパソコンに保存しておいたもの。サイズが異常にデカイことから、どうやら間違って載せちゃったものを慌てて消したようなのだ。田中県政の異常ぶりを示すいい写真なのだから消すことはない。
座っているのは知事与党の議員たち。6人しかいない。圧倒的多数で教育長人事再任が否決された瞬間だ。

否決の理由は宮沢脩教育委員長の県立高校再編の進め方に異論が強かったため。飯山地区では、出来て間もない飯山南高校を潰して古い飯山北高校を残そうとした。合理性も経済性もなく、高校改革検討委員会でも反発されていた。飯山北高は同地域の伝統ある進学校なので残そうとしたのではないか?などといった観測も流れた。

そもそも人事案は否決されるとその人の人格にもかかわる事なので、めったなことでは否決されない。
それがこのような多数で否決されるには、それなりの訳があった。
宮沢教育長は、田中知事の意向をそのまま下に押し付けるイエスマンと見られていた。基礎的能力不足も県庁内では囁かれていた。県教委の職員も事務遂行上遣りづらいのではないか?などという心配の声が別部局の職員から聞こえていた。
文教委員会では8人全員が賛成しなかった。共産党から知事よりの議員までいるのに、こんなことは珍しいことだ。

議場後ろにある時計を見れば分かるが、予定がずれ込みこんな時間になった。午後8時近くになっているが、これは前日の総務委員会での松林憲治経営戦略局長の不用意な発言で審議が3時間ほどストップしたため、影響が次の日にまで及んだ。田中県政は何から何まで異例なのだがその象徴ともいえる写真である。