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知事のゴリ押しの板ばさみで課長が長期休暇

2005年01月14日 | 長  野  県  政
経営戦略局の某チームリーダー(課長級)が正月明けから長期休暇態勢に入っている。
最初に異変?に気付いたのは5日にそこに電話したときだ。休んでいるというので正月早々どうしたのだろう?と思い「きのうは?」と聞くと「きのうも」だという。ははーん、と思っていたら今週もずっと休んでいる。
自主的リフレッシュ休暇(私の造語です)をとる職員は実は多い。そうでもしなければ身体と精神の保持ができないのだと思う。一月は祭日も多く、休んでも影響が最小限ーと彼なりに考えたのではないか。真面目で繊細なところのある人柄だ。

そういえば、新潟中越地震対応で忙しかったころ、新潟に行った後は代休を取る人が多いーという話をしたら「休める人はいいよなぁ~」と冗談めかして話していた。実際休めないポストではある。
目立つポストでもあるので、最近になって県庁職員や鈍感なマスコミ記者も気付き始めている。

このポストは、知事の意向を下に降ろし、実際に施策(といえるほどのものか?)を実行に移すところでもある。
去年の暮れに、台風22号・23号と新潟中越地震でボランティア活動した職員約2千人に対して表彰がされたが、これについて県職労と田中知事との間で板ばさみに状態に遭っていた。
県職労は「職員の差別化に繋がるので好ましくないから止めるべきだ」と、年末までの定期交渉の席で何度も主張していた。県側は、「県の専権事項だから組合が口を差し挟むべきものでない」という態度だった。かなり激しいやり取りがあったようだ。

強引にやった割にはこの表彰状はチープなものだ。文具店に行けば売っていそうなA4版のチャッチイ表彰状が渡された。公文書には通常ある文書番号もなかった。この手のものは宴会の余興グッズコーナーなどでも見かけることがある。つまりはそういうノリの表彰状なのだ。

よくいえば、田中知事は軽いノリで「がんばってねぇ~」というようなつもりだったのかもしれない。しかし、貰うほうは有難迷惑だったようだ。知事だったら貰うほうの気持ちを忖度しなければならない。要らないといっているのに無理矢理押し付けた格好だ。

立場によって意見は違うものだ。だから交渉したり話し合いをするのだが、”聞く耳持たず”で自分がいいと思ったことを押し付ける。それが田中知事のやり方だ。
何の問題でもそうだが、”田中知事”には自己検証する”装置”がなく、唯我独尊状態だ。

ある職場では、事前に職員に受け取ってくれるようにと上司から打診があったという。一種の踏み絵みたいなものだから、突っ返したらカドが立つ。職場の長の立場がないーだから貰ってくれというわけだ。
「貰った後はどうしてもいいから、とにかく受け取ってくれ」などとも言っているという。

こんなくだらない施策(?)のために神経をすり減らしている職員が大勢いる。馬鹿馬鹿しい限りだ。


ところが、その一方で任期付き職員の三田村順子教育次長は大したストレスもなさそうなのに13、14日と理由なく休んでいる。15、16日は土日なので、4連休だ。これに限らず、彼女は土日の前後に休むことが非常に多い。しかも、14日は新たな2年任期付き職員への応募期限でもある。辞めるのか応募するのか気になるところだが、秘書役の職員に聞くとその辺のことについてはなにも言わずに休んでいるという。仕事への意欲を疑うところだ。これは不貞腐れ休暇か?

もともと、彼女は歯医者なので教育委員会に配属されたことが不満だったーと採用直後の議員との懇談の席で自分から言っている。よく言えば正直、有態に言えば粗忽者なので深い考えなしに言ったものだと思われるが、小林総務部長が言う「適材適所の配置とは限らない」職員の典型だ。