キムカツ行ってきました！

　今年だったか去年だったか、京都の四条烏丸に「cocon karasuma」という集合ビルができてるのですが、その地下にあるフードモールのような場所に、関東発のカツ屋さん「キムカツ」が入っています。この「キムカツ」は、向こうでは芸能人に人気があるらしく、cocon karasuma店のオープン時にもたくさんの有名芸能人から花が届いていました。
　前から行きたかったのですが、たまたま機会があってようやく「キムカツ」に行ってきたわけです。店内は思っていたよりも狭く、雰囲気も最近よくあるダイニング系ではなく、あくまでカツの老舗をイメージした和風な感じでした。肝心の食事ですが，とてもおいしかったです。カツは薄い豚肉を何重にも重ねて中に具を仕込んだりする手の込みよう。ご飯は炊きたてを木製のおヒツに入れてツヤツヤです。とってもおいしかったのですが、なにか違う。。。中途半端な店の雰囲気といい、サバサバした店員さんの感じといい、ブランドを意識した価格といい、ラミネートパウチされたメニューといい、なにかが違っていました。
　そう、ここは京都。僕は京都生まれの今日と育ち。京都でカツと言えばやっぱり「かつくら」なんです。京都人の期待と財布に応えてくれる「かつくら」のほうが僕は好きなようです。ほんのり暗めの室内に、おかわり自由な麦ご飯とみそ汁、キャベツ、漬け物。店員さんは愛想よくおかわりの要否を聞いてくる。たとえ「とんかつ膳８０g」しか注文しない僕がご飯やみそ汁をおかわりしまくっても、嫌な顔一つせずに持ってきてくれるほどしっかりした建前を持つ「かつくら」が好きなんです。
う～ん「キムカツ」は脱京都人したい時や、脱庶民したい時に行った方がよいのかもしれません。食事はとてもおいしいだけに少しもったいない気もしますが、僕の勝手なジャッジなので無駄な心配はせずに「かつくら」通います！