Heart Beat

草なぎ剛くんのこと、読書記録など・・・気ままに更新♪(コメント&TBは承認制となっています)

『日本沈没』(映画)

2006-07-22 18:32:00 | 映画

7/21 映画館にて鑑賞。



評価・・・★★★☆ 3.5

              公式HPはコチラ


うーん、ちょっと評価は甘いかもしれません・・・大好きな草なぎ剛くんが出演してなきゃもっと評価は低かったかも。

いわゆるパニック映画なんですが、日本が沈没してしまうという想像を絶する危機がイマイチ描ききれていない一方で、潜水艇パイロット・小野寺ハイパーレスキュー隊員・玲子の主役2人の恋愛に比重が置かれすぎていて、パニックとドラマの双方の要素がうまくかみ合っていないため、なんだか間延びして中途半端な印象を受けました。
クライマックスの数十分はなかなか良かったと思います。


!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!以下、ネタばれ注意!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


この作品は、日本沈没の前兆でもある大地震に遭遇した小野寺が、後に玲子の伯母に引き取られることになる少女・美咲と共に、炎の中で玲子に救出されるシーンで始まるんですが、あまりに予想していなかったオープニングだったため、最初、別の映画の予告編かと思ってしまいました。
印象的な出逢いでした。そして玲子はかっこよかった!
でも、最初に見せ場シーンをもってきてしまったせいで、その後が盛り上がりに欠けてしまったような・・・
しかも、冒頭から大惨事が起こってしまっているのに、その駿河湾で発生したという地震(山が噴火までしてるのに)についての説明が十分になく、不安に包まれる国内の描写も特にないため、危機が迫ってきているという感じがしなかった。
ここのところは原作どおり、日本全国で地震が頻発するようになり、火山活動が活発になっていく描写(ニュース形式じゃないもので)を入れていたほうが、徐々に緊張感が高められていって良かったのではないでしょうか。

その後、阿蘇が噴火するシーンや、函館などが津波に襲われるシーンなど、衝撃的なシーンもあるにはありました。大阪・京都・名古屋・仙台などの各都市の壊滅状態になった映像はショックでした。とりわけ、奈良の大仏様のシーンが・・・大仏様が穏やかな表情で胸元近くまで水没し、崩壊した建物に今にも押しつぶされそうになっているのには胸が痛くなりました。

でも、うちひしがれた様子で集合場所に集まっていく人々の映像や、火山の噴火などで怪しく燃える日本列島とあちこち水没している日本列島の映像(いずれも日本列島を遥か上空から見たもの)が何度も映っていたのですが、ただ映像を流すだけでは胸に迫ってくるものがあまりなかった。
こういうシーンにこそ、どんな小さなエピソードではあっても“ドラマ”を絡めて描かないといけないんじゃないかなぁ。
代わりに主役二人のエピソードが差し挟まれていましたが、前半部分の二人の環境はまだ比較的落ち着いた状態だったので、なんだか浮いてしまって、せっかく少しは湧いてきた緊迫感をブツ切りするような感じを受けました。

火山灰が降り続ける街を小野寺が彷徨うシーンは、シートをかぶせられた何体もの遺体が道路に置かれていたり、死んだと思われる幼い子を抱きしめて「スミマセン、スミマセン・・・」とつぶやき続けている女性が出てきて、痛々しくて胸に残っています。


小野寺と玲子は次第に想いあうようになるのですが、エピソード不足という感じがしました。小野寺が玲子をすごく好きになるのはわかるのですが、玲子が小野寺をすごく好きになるところがよくわからなかった。パンフレットの玲子役の柴咲コウちゃんのインタビューによると、カットされたエピソードがあったようですね。
二人は最初から恋人同士だったり、もともと知り合いで(小野寺が玲子の伯母の経営するもんじゃ焼き店の常連だったなど)お互い好感をもっていたのが淡い恋に発展したとか、そういう設定の方がムリがなかったかも。

予告でも映されていた小野寺と玲子の2つの印象的なシーンについて、完全に私は設定を勘違いしていました。
まず、小野寺の膝で眠る玲子のシーンは、2人が日本を脱出して避難先に向かうシーンだと。そして、ヘリポートで固く抱き合う二人のシーンは、日本がいよいよダメだというときまできて、ようやく再会できたシーンだと・・・
見事に私の勘違いでした。でも、勘違いしててよかった~!!! おかげで思いっきり感動できました。泣けました。号泣まではいかなかったけど。ちょっとウルウルした程度だけど。

まさか小野寺が死んでしまうとは思いませんでした。
相棒だった結城が潜水艇とともに沈んでしまったため、結城が最後まで果たせなかった仕事(日本沈没を阻止するため、日本列島を海中に引きずり込もうとするプレートに超強力な爆薬“N2爆薬”を埋め込む計画で、その起爆地点にN2爆薬をセットするというもの)を成し遂げるために小野寺は旧式の潜水艇で潜ることに。
でも、旧式の潜水艇は設計上、深度2,000メートルまでしか耐えられないのに、4,000メートル以上潜ろうというのだからムチャすぎる挑戦です。
でも、愛する人たちを守るため、小野寺はたった一人で海の底へ向かいます・・・
小野寺はトラブルに見舞われながらも、なんとかミッションに成功!
でも、限界を超えた潜水艇ではもはや海上に戻ることは不可能。
近づく最期のときを前にして、ブルゾンに手をやる小野寺。このブルゾンは、玲子が繕ってくれたものなのでした・・・

そしてプレートに埋め込まれたN2爆薬は無事爆発し、日本は最悪の事態を免れることに。
そんなのありかよ~!!!!!!!!! というような設定ですが、ま、映画ですから・・・

小野寺には死なないでほしかったな・・・



随分長い記事になってしまいました(^▽^;)
でも、まだまだ語り足りてないような気がする!!!!!

2時間強の作品では、原作の素晴らしさを描ききろうとするのはやはりムリがあるのかな。
ドラマ(しかも2クールでね)の方がもっと原作の良さを描けたのかな。

石坂浩二さんが演じる総理が、孫と日本への思いを語るシーンはよかったのですが、孫の名前とか少々語りすぎましたね。ドラマ向きのエピソードだと思いました。
あと、豊川悦司さん演じる田所博士が日本沈没までの時間の計算結果を見て、PCの画面にパンチを喰らわしたりするところは少々引っ張りすぎという感じがしました。ドラマだったらいいけど、映画の限られた時間の中では、削ってもよかったのでは・・・
「なんだよー、日本沈没まで1年もないのかよー! 
                 ガ━━(゜Д゜;)━━ン!                」

と凍り付く表情のアップで十分だったような。
時間をかけるべきシーンで時間をかけず、時間をかけなくてもいいシーンで時間をかけすぎるという傾向が強い作品かも。

私は原作を読んでいますが、旧作の映画とドラマは見たことがありません。
旧作の映画を見ている両親の感想は「映像は今の方がすごいけど、作品としては昔の方が・・・恋愛話はいらんかった」とのこと。
脚本と編集がイケてなかったのかな。
「私だったらどんなストーリーにするかな~」と当分想像して楽しめそう。

いろいろ書きましたが、もう1回見に行く予定です(爆)

         原作の小説『日本沈没』の感想はコチラ



『不信のとき』(小説)

2006-07-14 00:51:00 | 読書

2006 No.7   7/12-7/13

作者:有吉佐和子(新潮文庫 上巻552円、下巻590円

評価・・・★★★★☆ 4.5

!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!ネタばれ注意!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

   


現在、フジテレビ系で放送されているドラマ『不信のとき』の原作です。
この小説が日本経済新聞に連載されていたのは昭和42年。今から39年前になります。ときどき時代を感じさせられる言葉が飛び出すことはありましたが、ほとんど古さを感じさせない作品でした。男と女のことは、いつの時代も変わらないということなんでしょうね。



最初、妻・道子が滑稽に見えて仕方がなかった。
過去に夫が何度か浮気をして大騒動になったことのある道子は、夫・浅井の心をつなぎとめるためかいがいしく夫に尽くす一方、厚化粧をしたり、派手なネグリジェを着たり、寝室をピンクやフリルで飾り立て、夫には内心あきれられている。また、自分は美容のためにあっさりとした食事にしているのに、夫にはスタミナ料理ばかり食べさせてウンザリされているのにも気づかないでいる。
そのうち、夫はまた愛人を作り、愛人は妊娠する。
しかも、この夫は以前、妊娠したと言って妻との離婚を迫る不倫相手から逃げ出した経験があるのです。(このことは妻は全く気づいていない。)

愛人・マチ子が出産したと思ったら、今度は妻も結婚15年目にして初めて妊娠。
運命のイタズラにおろおろしながらも、妻と子の生活も、愛人と子の生活もそれぞれ楽しみ、仕事では部長に昇進し、「俺の人生充実してるなー(^▽^)v」とニンマリ。
「バカかこいつは」と中盤では浅井に対して怒りを通り越してあきれていたのに、後半ではその夫がさんざんな目にあって哀れで仕方がなかった。

ついに妻と愛人が鉢合わせし、浅井ぬきで一対一で対峙することに。
そこで愛人は妻に、浅井を愛してはいない、ただ子どもを産みたい自分にとっては浅井は手頃な存在だった、と言い放ちます。
愛人はそれきり子どもを連れて自分の田舎に帰り、妻との仲は完全に冷え切ってしまう。
それでも愛人の真意を知らない浅井は愛人を懐かしがり、愛人の子どもに会いたく思っていると、今度は妻が爆弾発言!
なんと、夫は「先天性無精子症」であるのだから、愛人の子が彼の子であるはずがないと言うのです。そして、妻が産んだ子はAIDによる人工授精で生まれた子どもだから、夫との血のつながりはないと・・・
激しいショックを受け、にわかに信じることはできない浅井。
ずっと妻との間に子どもができなかったのは、妻が子どもを産めないからだと信じていたのに・・・
そして妻は、子どもができないのは自分ではなく夫に原因があるのにそれを秘密にし、妻に原因があるのだという信じ切っている夫にひたすら尽くしてきたということになる。
そして「子どもさえ産んでくれれば完璧な妻だ」という浅井の言葉に一念発起し、巧妙にことを運んで、夫には内密に人工授精で妊娠し、夫と血のつながりのない子を夫婦の初めての子として育てていたのです。
女ってコワイ!

一方、「認知はしなくていいの。お金はいらないの。ただ子どもを産みたいだけなの。先のことはいいから、今だけでも子どもの父親らしく振る舞ってくれたらそれでいいの」というようにものわかりのいい様子を見せていたマチ子が、浅井から自分は子どもができない体質だということを聞かされた途端ぶちギレて(自分から逃げるためのウソだと思ってしまった)、浅井の会社に彼の不誠実を訴える手紙を子どもとの写真付きで送りつけ、浅井はいつ左遷されてもおかしくないような窮地に追い込まれるのです。
妻の爆弾発言が本当なら、このマチ子も昔の愛人も他の男の子を妊娠したということになるのに、両方ともあくまで浅井の子だと言い張るのがすごく不気味。
本当に女ってコワイ!

あと、おもしろかったのは浅井の仕事相手で、彼とは奇妙な同盟関係とも言うべき存在の小柳老人。彼は60を過ぎて、ハタチにもならない小娘を愛人にして子どもを産ませ、みっともないくらい愛人と子どもにおぼれていくのだけど、最後は愛人が子どもを妻に押しつけて若い男の元に去っていくという憂き目に遭うのです。
おろおろする小柳に追い打ちをかけるように、彼の妻は別居宣言をして息子夫婦の元へ去ります。あとには母親がいなくなって泣き叫ぶ子どもだけが残されて・・・

浮気をしていい気になっていた男が、最後にはさんざんな目に遭ってしまうという、女側から見ればなんとも痛快なお話でした。


有吉佐和子というと、これまでに『華岡青洲の妻』『非色』『和宮様御留』を読んだことがあったけど、どちらかとうと文芸色の強い作家というイメージでした。
でも、こんな現代に生きる人間の生々しい部分をリアルにおもしろく書くことができる作家さんなのですね。
他の作品もかなりお薦めのものが多いみたいなので、また他の作品も読んでみたいです。



ぴったんこカンカン(7/11)

2006-07-12 12:50:18 | SMAP
もう終始ぴったん子さんのパワーに圧倒されてました(^▽^;)
果たして『日本沈没』の宣伝効果のほどは!?
剛くんの学ラン姿(しかも制帽つき)が見られてラッキーでしたね♪
ゴヤールの犬用首輪をサラリとプレゼントしちゃう剛くん。
さすがアイドルスター☆(笑)

来週も都内めぐりなんですよね…
別にフツウのトークだけの1回だけの放送でよかったかも(爆)

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スマスマ(7/10)

2006-07-10 23:14:30 | SMAP
*ビストロ*
中居オーナーがお休み…
吾郎ちゃんと慎吾くんが代理を務めることになり、木村くん剛くんの戦いとなりました!
剛くんが勝てば、木村くんは“クサナギーニョ”に出なければいけなくなる…
がんばれー、剛くん

試食の前に、ゲストの米倉さんと剛くんの韓国語のおしゃべりが聞けました。
米倉さんも結構やるね~
二人とも超多忙のはずなのに、語学をマスターできるなんて、改めてすごいな~、と感心しました。
二人に比べると、私なんか時間がありあまってるのに
ま、私のような人間が大多数なんでしょうけどね。
その違いが、まさに剛くん達と私の立場の差に現れてるんだろうなぁ…

試食では、剛くんのお給仕で食べている米倉さんがむっちゃうらやましかったよー
そして、突然の剛くんの女装姿!!!
米倉さんのドラマにひっ掛けてみたんでしょうが、米倉さんの役のキャラとはかなり違ってたんじゃないのかな?

そして勝負の結果は木村くんの勝ち!
木村くんが勝っちゃったら、剛くんにはなんのペナルティーもなかったのかな。
どうせなら何かおもしろい罰ゲームがあったらよかったのに(←鬼ファン?)


*久保田利伸×SMAPスペシャルライブ*
映画『日本沈没』の主題歌を歌う久保田利伸さんがゲスト。
久保田さんと言えば、剛くんの映画『メッセンジャー』でも主題歌を歌ってくれてたんですよね。
そして、木村くんのドラマ『ロングバケーション』の主題歌『LA.LA.LA.LOVE SONG』も久保田さんの歌。
結構スマと縁のあるアーティストさんですね。
スマのメンバーも歌ってましたが、木村くんの歌が特にステキでした。
アルバムかなんかでカバーしてくれないかな~
剛くんもなかなか良かったね

『Keep Holding U』
すごく良かったです。
ソンミンさんと久保田さんの歌はすごく迫力がありました。
この歌がきっと映画の見せ場にも流れるのかな?
想像しただけで泣けちゃうかも!?


    

来週は『日本沈没』公開スペシャル…とでも言っていいような内容ですね。
ビストロは柴咲コウさんがゲスト。
そして『日本陥没』のコント!
来週も楽しみ






雑誌いろいろいろいろ

2006-07-10 22:41:12 | SMAP
仕事帰りにまたまた雑誌を買ってしまいました。

『non-no』
『キネマ旬報』
『cinema★cinema』

ついでに『日本沈没 OFFICIAL BOOK』
これは買うつもりはなかったんですけど、見本用なのか封が開いてる本があって、剛くんの写真が目に入ってしまったので、次の瞬間には本を抱えてしまってました
まだフォトブックも全部読んでないのにな~

ホント、今月は雑誌貧乏やわ