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草なぎ剛くんのこと、読書記録など・・・気ままに更新♪(コメント&TBは承認制となっています)

『日本沈没』(小説)

2006-07-02 19:21:00 | 読書

2006 No.6    6/12-6/16



作者:小松左京(小学館文庫 上下 各571円)



評価・・・★★★★★ 5.0



  


7月15日(土)から公開される映画『日本沈没』の原作です。

大規模な地殻変動により、日本列島が2年以内に海中へ沈んでしまうことになったら、日本はどうなるのか?・・・ということを描いたとてつもなくスケールの大きい作品。
原作が出版されたのが1973年3月。今から33年も前の作品にもかかわらず、圧倒的なパワーを持っていて夢中で読み進みました。

日本列島が沈んでしまうという怖ろしい未来に直面しなければならなくなった人々の様々なドラマには、胸が震えるような強い感情がわき上がってきて、時に涙ぐみながら読んでいました。
この作品は沈み行く日本の混乱を描くだけでなく、この日本への深い愛も描いています。
日本の美しい自然、文化、そして未熟な部分はあるけれども愛すべき日本人・・・
そういったものを育んできた日本列島が沈んでしまうということ・・・それはただ住み慣れた場所を失うというだけではなくて、“母”ともいうべき大きな存在を失うということであり、日本人の心のよりどころを失うということであり、日本人のアイデンティティーを失いかねない大きな出来事であるのだ・・・
そういうことを想ったとき、ふと自分の中に日本への愛が強くわき上がってきて、とまどってしまいました。

この作品の中心的人物で、日本沈没直前まで捨て身の救出活動を行った潜水艇パイロット・小野寺が、重傷を負いながらもなんとか日本から逃れ、シベリアを行く列車の中で最後に助けた少女から八丈島の伝説を聞かされるところで、小説は終わります。
その八丈島の丹那婆(たなば)という娘の伝説は、絶望の中にあっても人間は力強く生きようとするものなのだ、ということを教えてくれているようで、不思議と力づけられました。
たとえ日本が沈んでしまっても、きっと私たちは強く生きていける!
・・・と、まるで自分も小説の中の世界の人物のように思ってしまいました(^▽^;)

ちなみに、映画の方の人物設定は原作とは結構違うようです。
私のお気に入りの登場人物は、小野寺、田所教授、渡老人。この渡老人が映画には出てこないんだけど、それに代わる人物は誰になるんだろう?
映画では日本列島が沈んでゆくところがどんな映像になるのかも楽しみです。
原作でも、自分の住んでいる地域がまさに沈もうとしているふうに描かれていて胸が痛くなったのですが、映像になるともっとすごいんだろうな。

日本が沈没するメカニズムを説明する部分ではかなり専門的なことが出てくるのですが、高校時代の地学のテキストが大活躍してくれました。日本付近の地震の震央分布図、活断層分布図、世界の海底地形図、プレート図など。高校時代は資料的な図表でしかなかったものが、突然日本沈没の可能性を秘めたものに見えてきて、ちょっと怖くなってしまいました。
あと、地図帳も大活躍でした。結構いろんな地名が登場するのですが、なじみの薄い地名も多いので、地図帳で位置を確認しながら読むと、イメージしやすかったです。



今期ドラマの感想

2006-07-02 19:08:00 | ドラマ

おもしろかったドラマのわたし的ランキングは以下のとおり。

       1位 『医龍』
       2位 『マチベン』
       3位 『弁護士のくず』
           『クロサギ』
       5位 『ブスの瞳に恋してる』

       ランク外 『トップキャスター』
   
********************************************** 


1位と2位のドラマは期待以上のおもしろさでした!
特に『マチベン』は話数は少なかったけど、登場人物が魅力的でおもしろかった。ぜひ続編を期待したいです。

『医龍』は最後の最後までドッキドキの展開でした。
まさか霧島があんなことになっちゃうとは! なんてハタ迷惑なヤツなんだー!!!
そんなどうしようもないヤなヤツなのに、朝田は霧島を助けちゃうし。
その後赤ちゃんの手術に戻って、新術式で無事成功!
なんてスゴイ奴なんだー!!!!!
そして、また紛争地域へ旅立つことになった朝田・・・
無事に帰ってきて、続編ができないかな~ 
医療ドラマにおいては『ER』にかなうものはないと考えている私は、あまり医療ドラマを見ないのですが、『医龍』は見ることにして本当に良かったです。

『ブスの瞳に恋してる』は前半の方がおもしろかったなぁ。後半は、おさむがどうしても身勝手な男に見えてイヤでした。特に悪気がないところが余計に憎らしかった(笑)

『トップキャスター』はとにかく笑いの小ネタがうざかったです・・・
ムリなエピソードも多かったし、あんまりおもしろくなかった。
天海祐希さんと谷原章介さんのツーショットは美男美女でよかったです。結婚式はトートツすぎるとは思いましたが、二人でアメリカで楽しくやってるようでよかった。
このキャストならもっとおもしろいドラマが創れそうなのに、もったいないドラマでした。



ホットペッパーCM

2006-07-02 18:46:21 | SMAP
昨日、ホットペッパーのCMを見たとき、てっきりSPドラマのCMかと思って喜んでしまいました
最初に見たのは慎吾くん+木村くんバージョン(吾郎ちゃんはチラリと登場)

でもよく見たらどこかで見た映像だぞ、これは…
と必死で思い出していたら、木村くんから違う声で関西弁のセリフが!
それで、やっとCMだということに気づきました。

あれは幻の番組「SMAPのがんばりましょう」の中のドラマ第2弾
『GOING NUTS』の中の映像でした。
この番組は関西では放送されてなかったんですが、ドラマだけ後日放送してくれたんで見れたんですよね。

あのCMには剛くんは映ってなかったな~、と思ってたら、剛くん+木村くんバージョンも昨日見ることができました。
剛くんのセリフは完全に関西弁の別のセリフに置き換えられてたけど、うまく映像を使ってましたね。剛くん自身のセリフじゃないけど、木村くんの関西弁にタメ口でつっこんでておもしろかった~