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『氷姫』

2009-11-06 19:45:21 | 読書
2009 No.32 10/10~10/18

作者:カミラ・レックバリ(集英社文庫)

評価・・・★★★☆ 3.5

スウェーデン発のミステリ。本国ではベストセラーになり、フランスなど他の国でもなかなかの評価を受けているようです。
考えてみれば、ミステリものはイギリス・アメリカ・フランス(アルセーヌ・ルパンシリーズもミステリに入れれば)くらいしか読んだことが無かったので、北欧ミステリというのに興味をひかれて読んでみました。

伝記作家のエリカが少女時代の親友の死をめぐって、幼なじみの刑事パトリックとともに事件の真相を暴く!というストーリーなのですが、親友アレクスの誰にも言えない秘密には早く気づいてしまいました。犯人はまあまあ意外でしたが。
子供時代は二度と戻ってこない、昔の幼なじみも今はもう他人も同然なんだ…という思いは誰でも経験するものなので、このミステリは誰でも共感を持つだろうと思います。
…が、なんせ長すぎる!
わたし的にはエリカの家族のエピソードが多すぎて少々退屈してしまいました。
これはシリーズ化されていて、後々の作品ではエリカの亡き母親の秘密などが明かされていくそうなのですが、シリーズ第1作でエリカに思い入れもないうちから家族との葛藤を小出しに描かれても正直困ってしまいます。ズバッと深く描いてしまうか、シリーズが進んでいく(ファンも作品世界にはまっていく)につれて深く描き込んでいくかどちらかにしてほしかった。
第1作にしては長すぎた。2作目以降はもっと長くなるのかな、と思うと「もう読まなくてもいいか…」と思っちゃいました。


 


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