Heart Beat

草なぎ剛くんのこと、読書記録など・・・気ままに更新♪(コメント&TBは承認制となっています)

『僕と妻の1778話』

2010-12-31 16:36:19 | 読書
2010 No.28  11/5~12/31

著者:眉村卓(集英社文庫)

評価:★★★★ 4.0

草なぎ剛くん主演の映画『僕と妻の1778の物語』は、作家・眉村卓さんとその奥さんとの実話を元にしたものです。その原作といってもいい作品が『妻に捧げた1778話』なのですが、その肝心の1778話から選ばれた52話が収められたのが表題作の『僕と妻の1778話』です。
収録作品には『妻に捧げた1778話』と重複するものもありましたが、眉村さんのお話が卓さん読めて良かったです。
一つ一つの作品に眉村さんによるコメントと、可愛いイラストもついていて良かった。

茨木のり子詩集 わたしが一番きれいだったとき

2010-12-31 11:32:48 | 読書
2010 No.27  7/8~12/31

著者:茨木のり子

評価:★★★★ 4.0

茨木のり子さんの詩にすごくインパクトを覚えたのは、たしか「自分の感受性くらい」という作品がドラマ・金八先生に取り上げられたときでした。次の日、職場でも結構話題になっていて、あの詩ってどこで読めるんだろうと皆で話したものでした。その詩に再会できてうれしかった。

「わたしが一番きれいだったとき」という作品も印象に残るものでした。一番きれいだった10代が戦争時代だった著者・・・同じ状況だった人がたくさんいるわけで、生き延びた人もいれば、命を落としてしまった人もいる。生き延びても、その後も生きるだけで精一杯で青春を謳歌できなかった人もたくさんいるわけで・・・そう考えると、すごく切ないですね。