Heart Beat

草なぎ剛くんのこと、読書記録など・・・気ままに更新♪(コメント&TBは承認制となっています)

『メソポタミヤの殺人』

2009-02-22 22:06:00 | 読書

2009 No.12   2/14~2/15

作者:アガサ・クリスティー(早川書房クリスティー文庫)

評価・・・★★★★ 4.0





文庫の裏に「中近東を舞台にしたクリスティー作品の最高傑作」と書かれてますが、私は『ナイルに死す』や『死が最後にやってくる』の方が好きです。
発掘調査隊で起きた殺人事件の謎をポアロが解き明かします。
   



    


ドラマを2回見てしまったせいで、何度も読んだことのあるような気がしてしまいましたが、実際に読むの は2度目かな。
犯人の意外性にビックリですが、ちょっと無理があるといえばあるかも。

クリスティーは考古学者と再婚しています。夫の発掘調査に何度も同行した経験があり、中近東を舞台にした作品がいくつもあります。何かの本で読んだところでは、このメインとなる殺人事件の被害者の女性は、実際にクリスティーが発掘調査で数ヶ月をともにしたことのある女性をモデルにしているそうですよ。その女性は強烈な個性で調査隊員の中心にいたらしいですが、本人はモデルとなっていることを知っていたのかなぁ。



『オリエント急行の殺人』

2009-02-22 21:54:00 | 読書

2009 No.11  2/8~2/13

作者:アガサ・クリスティー(早川書房クリスティー文庫)

評価・・・★★★★★ 5.0


オリエント急行に乗ってこの作品を読みたい!っていうのがクリスティーファンの永遠の夢なんでしょうね・・・

   


ミステリの傑作として知られすぎてる作品ですよね。
中東からフランスに向かうオリエント急行が雪に阻まれ立ち往生するなかで殺人事件が起きる・・・というのが基本的なあらすじ。オリエント急行という設定がゴージャス。登場人物はポアロを含めて、様々な国籍や社会的地位にあり、そういう設定だけでもおもしろいのですが、一番おもしろいのはやはりラストの種明かしの部分!
ずっと後世までミステリの傑作として残したい作品です。