イバラノツルヒコの華麗なる生活

ボンソワール、今夜も僕と素敵な話をしよう

無性に

2005-12-15 04:39:13 | Weblog


この時間だとボンソワールでいいのかどうか迷うけど、昨日の徹夜がたたって帰宅後はすぐに寝ちゃって、起きたら今だったのでしょうがないね。

さて昨日は朝方まで起きていたら阪田君からメールをもらった。それを読んでいたら無性に話しがしたくなってしまって、授業が終わってから理学部の棟まで彼を探しに行ったんだ。同じ大学でも、学科が違えば結構会わない日も多いからね。

いつもの溜まり場にいる阪田君を首尾よく見つけたら、今度は無性にラーメンが食べたくなった。寒かったせいもあるし、久しぶりにあの店にいってみたいな、と思ったせいもある。

僕と阪田君が行くラーメン屋さんは、偶然みつけた店だけど、本当になんの変哲もない店だ。ただし、もし今が昭和の時代だったら、だけど。お店の中はなんだか一昔前のテレビドラマのセットみたいに、赤いビニール張りの椅子とか、安っぽい模様のついた金属の脚のテーブルとか、達磨とか、旧型テレビとか、が当たり前のように置いてある。これが都心のほうにあれば、「レトロさがお洒落だよね」ってことになるんだろうけど、僕らの学校の近くでは単に古い店だ。

出てくるラーメンも醤油味のスープに、ナルトと海苔とシナチクと葱、薄いチャーシューが一切れ、こだわりというよりは単にそういうものだから、という感じで乗っている、ごくごく普通のラーメンだ。

だけどどういうわけかこの店は僕らのツボにはまってしまって、ときどき食べに来たりする。特別おいしいとか珍しいって味でもないかもしれないけど、今日みたいに寒い日は、温かいのを待たずに食べられる、っていうだけでもごちそうだよね。

それで僕と阪田君は、ろくに会話らしい会話もせずにカウンターで醤油ラーメンを食べたんだけど、なんだかもうそれだけで、ほかの事はどうでもよくなっちゃったよ。