イバラノツルヒコの華麗なる生活

ボンソワール、今夜も僕と素敵な話をしよう

苦手

2005-12-12 19:11:08 | Weblog


今日は授業が終わってから、卒論の事で相談しようと思って某教授のところに行ってきた。ゼミでお世話になっているから、担当になってもらえることはほぼ間違いないと思うけど、正式には頼んでいなかったし、なんだかんだで人気のある人だからね。

行ってみると、ちょうど別の学生と話をしているところだったので、扉の外で順番待ちをしていたら、そこへ伊集院君がやってきた。通り過ぎるかと思ったら僕のところにとまるので、何か用?と尋ねたら、僕と同じく教授に卒論の話をしに来たという理由だったので軽いショックを受けた。

いや、別に彼とは同じ学科だし驚くにはあたらない。でも伊集院君は3年になってから転科してきたんだし、いやもちろん、だからダメっていう理由なんかないけど・・・。

一瞬の間に僕は悶々としてしまって、思わず「先生人気があるからね・・・僕もまだ正式にOKもらっていないし」と牽制めいた言葉を呟いてしまった。すると彼はひるんだ様子もなく、「でも僕のテーマじゃ先生にしか頼めないもの」と言う。

はああ、やっぱり僕は彼が苦手なんだ。なんでこういつでも自信満々ていうか、世の中が自分の思い通りにいって当たり前みたいな態度でいられるんだろう。というよりも、そういう彼を目の前にすると、自分の小さなこだわりなんかを思いっきり否定されちゃうみたいで、またそういうことを流せない自分に気がついちゃうから苦手なんだ。薄々は気づいていたけど、はっきりと自覚しちゃった。ちょっとばかり自己嫌悪。

そうこうしているうちに前の人の話が終わったので、部屋に入ろうとする僕に、伊集院君は「担当になってもらえるといいね」と呟いた。

ああもう、本当に、彼とはどうつきあっていっていいのかわからないや。