イバラノツルヒコの華麗なる生活

ボンソワール、今夜も僕と素敵な話をしよう

万能でないこと

2005-12-03 23:21:15 | Weblog


前から観たいと思いながら機会を逃してしまった映画を、近くで上映するらしいということを友人が教えてくれて、折角なので観に行くことにした。

週が明ければまた学校がはじまってしまうし、お互い何かと忙しいから、上映後はちょっとお茶でも飲んで帰ろう、という話だったんだけど、実はこうやって二人で話すのも久々で、「そろそろ・・・」といいながら結局3時間もねばってしまった。ようやく店を出て、駅まで来たんだけど、そこからは上りと下りに別れるので、お互いの電車を待つ間だけコンコースでちょっと立ち話のつもりが、結局何本も見送る羽目になって、そこでまた2時間近く過ぎてしまった。

一体何をそんなに話していたのかっていわれそうだけど、観た映画の話からお互いの近況、卒論のことや就職のことと、この時期僕らが話したいことは一杯あるんだよ。それに彼は僕と学部が違うせいか、物の見方なんかが面白くて、話をきいていると僕が考えたこともないような視点を持っていたりして、そういうのを知る瞬間がとても嬉しい。

僕一人の思考や経験できることの範囲は決して広くはないけれど、こうやって僕以外の人が別のことを考えたり経験してくれていること、それをお互いに伝えあえることってとてもすごいことのような気がする。万能で唯一の存在ではなくて、不完全だけれどたくさんの仲間がいる存在であることが、なんだか本当に幸せだと思うんだよ。