橋本先生の指導記録がちょっと間が空いてしまいました。その3をアップしますのでお付き合いの程よろしくお願いいたします。なお,定演リハと本番の記録が思うように進んでいません。もうしばらくお待ちください。原稿ができ次第アップしていきます。
そして,いよいよ組曲の練習です。前回の練習では,橋本先生自ら指揮をしながらの指導でしたが,来週が定演ということで,定演での指揮者が振らないと演奏にさしさわるというご配慮からか,合唱団の指揮者が振って練習するところに,橋本先生がアドバイスをするというパターンで練習を進めました。
それぞれの曲の意図するところを,それこそ適切に,分かりやすく,丁寧にお話ししてくださいました。海野洋司先生の詩の意図するところ,その詩にどのように音楽をのせていったかを聴くほどに,この組曲の素晴らしさが,以前にも増してじわじわと迫ってきます。例えば,第1曲の前奏は「静けさをもって表現し,歌い始めは素直な気持ちで聴く人に同意を求めるように『知っていますか』とたずねたいです。」とのこと。気持ちとしては痛いほどよく分かります。「第2曲は日本風の雰囲気のある曲で,重要な意味のある曲であり,とても大事な部分ですね。丁寧に気持ちを伝えてください。」そんな話の中で,「前奏の細かい音符は,実は蛍が光ながら飛ぶ様子を表しているのです。インテンポではなく,自由に飛ぶように表現したいです。」とのこと。その様子が目に浮かんできます。それをどのように表現するか,どのように伝えるかが私たちがやるべきことになるのです。
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