★つばさ移行日記★ 

『障がいをもっていても働きたい』という願いを叶える為、共に就職を目指して頑張っています。

2014.06.18 認知行動療法

2014年06月18日 | 就労移行支援

 

こんにちは、梅雨に苦しんでる男、松本です。梅雨は天パの敵ですね。

 

本日は『認知行動療法』について勉強しました。

 

 

認知行動療法は以前から訓練に取り入れたいと考えていたのですがタイミングが合わず取り入れる機会を逃していました。

 

しかし、4月から入られた訓練生が認知行動療法の勉強をしたいと要望していたため、毎週水曜日に認知行動療法を訓練プログラムに取り入れることにしました。

 

講師は私!ですが・・・私は認知行動療法はかじった程度しか知らず、訓練生に教えながら自分も勉強しなければなりません!

 

何が難しいかって自分でも認知行動療法がちんぷんかんぷんなのにそれを噛み砕いて訓練生に教えなければならないんだからさー大変!

 

あと、勉強はしたいのですが、いわき市にはそれほど認知行動療法の本が売っていないため仙台に行ったときに認知行動療法の本を買ってきて勉強しているのですが、これがなかなか難しい・・・。他の就労移行支援事業所でも取り入れているところはたくさん耳にしますが、どこで勉強してるんですかね?

 

認知行動療法とはなんなの?と聞かれると認知行動療法は認知療法と行動療法の二つを合わせたもので『認知(物事のとらえ方)と行動を変えてつらい感情を軽減する訓練』なのです!

 

例えば朝、会社に遅刻してしまったときあなたはどのような考え方を持ちますか?

 

このとき考え方は人によって異なり「遅刻してしまうなんて・・・私はダメな人間だ」と考える人もいれば、「今後はこのようなことのないように気持ちを引き締めよう」と考える人もいるかもしれません。

 

人によってのとらえ方、これを『認知(物事のとらえ方)』と言います。

 

このとき自分が陥りやすい考え方の癖を見つけ、自分を追い込む考え方を修正し実際に行動してみるのです。

 

言葉で説明するのは簡単なんですが、この『認知(物事のとらえ方)』を変えるのが一苦労なんです。なんてったって人の『認知(物事のとらえ方)』は今までの人生経験の全てがベースで親、学校の先生、務めた会社、友達など様々な出来事、出会いが絡み合ってみなさん今の『物事のとらえ方』をするようになったわけです。一朝一夕で変わるだったら誰も苦労しません。なので、認知行動療法の訓練は3か月~半年くらいの期間をかけてじっくりと考え方を変えていくのです。

 

でも認知行動療法で一必要な考え方は『今の考え方を変えたい!今の状況から抜け出したい!という気持ちです。変える気がない人は認知行動療法やっても効果はあまりありません。

 

認知行動療法は最近注目を浴びてきた精神療法の一つで薬物療法と並んでうつ病などへの治療に効果的だといわれています。さらに、科学的に効果が実証されています 。

 

しかし、医療機関の医師で認知療法(認知行動療法)の研修を受けている医師は全国で200人程度しかいません。認知行動療法を受けたい患者さんは山ほどいるのに要望に応えきれていないのが現状です。

 

つばさに入った人にはぜひ認知行動療法を勉強して気持ちを楽に保てる方法を勉強してほしいですね!教えるのは私なので私がスキルアップしないといけないんですが・・・。でも今後は認知行動療法の研修にもジャンジャン参加していきたいと思っています。

 

 

以上!草刈りで腕が真っ赤に焼けている松本でした!