私の「認識台湾」

個人的な旅行(写真)の記録を主眼としつつも、実態は単なる「電子落書き帳」・・・・

竹島騒動と台風7号の行方:日韓関係

2008年07月17日 | 極東情勢(日本とその周辺)
「7月14日、日本政府の新学習指導要領解説(中学校教科書社会・地理的分野)における竹島の扱いに関し、韓国国内では各種団体等によりデモや示威活動等が行われており、今後、暫くの間はこうした活動が継続することが予想されます」(韓国:竹島問題に伴う対日デモへの注意喚起)とのことですが、軸足が定まらない福田内閣らしい顛末です。配慮も何も〝竹島〟の二文字を持ち出せば韓国側が騒ぐのは(文字通り)火を見るより明らかでしたし、事前の情報が二転三転錯綜したのも、中国への震災支援で空自の輸送機云々の時とまったく同じ構図でした。覚悟と信念が感じられない有様は<角を矯めて牛を殺す>という一言に尽きると思います。
日韓基本条約が締結された東西冷戦当時は、韓国への助力が我が国の安全保障や高度成長に資する部分もありました(自民党も「土下座・賠償利権」で焼け太った)が、その代償となったのがこの竹島問題であり、その間の経過した時を思えば徒労感が募ります。要は虫歯と同じで、放置しておけば神経に達し後から大変な目に遭うのは目に見えていた訳ですが、東シナ海のガス田もいつか来た道となりかねませんね・・・・ 
<釜山をどう楽しむか?>
「釜山の楽しみ方を教えてください」
 仕事柄、韓国旅行のプランについて相談を受けることが多い私ですが、この質問に対しては、いまだに納得のいく回答ができていません。
 「近くて安いから韓国旅行は釜山で十分」と割り切れる九州方面の人ならいいのですが、難しいのは「ソウルは何度か行ったから今度は釜山に行ってみたい」という女性たちに対するアドバイスです。  たとえば済州島なら「自然」「ビーチリゾート」「太王四神記セット場」、全州なら「韓国家屋村」「ビピムパプ」「マッコルリ横丁」など、テーマが鮮明に浮かぶのですが、釜山は第二の都市で観光資源がひととおり揃ってしまっているので、「これが釜山だ!」 というものを挙げにくいのです
 ソウルにはない釜山ならではの魅力とは何でしょう? 海? 確かに釜山は海に面しています。チャガルチ市場では新鮮な刺身が食べられますが、四方を海に囲まれた刺身大国から来た人たちをとりこにするほどではないと思います。ひと昔前なら「安さ」が魅力でしたが、今は財布を気にせずに飲み食いできるレベルではなくなっています。ただ、刺身に添えられる豊富なつきだしは日本にないので、その点は喜ばれるでしょう。
 海と言えば、東部の海雲台リゾートも有名です。韓国人ならちょっとぜいたくなホテルに泊まって海水浴を楽しむところなのですが、日本の知人の多くは「熱海や江ノ島に似ている(笑)」「沖縄のリゾートには遠く及ばない」と言います。厳しい評価ですが、日本列島は景観が変化に富んでいて、観光施設も西洋的に洗練されています。その点で韓国は日本にかなわないと思いますので、しかたありませんね。
 飲食の面ではどうでしょう。釜山独特のものとしては、テジクッパプ(豚肉の汁かけ飯)、ミルミョン(小麦粉の冷麺)、ヤギのプルコギなどがありますが、特に日本人受けするとは思えません。ヤギ肉に至っては「食べられない」人も少なくありませんでした。釜山北部の金井山には山城土産酒という美味しいマッコルリがあるのですが、発酵のタイミングによって当たり外れがあるのが残念です。
 私が釜山旅行をする人によくすすめるのは、「焼き魚をつまみにマッコルリを飲む」「朝鮮戦争の避難民村跡地を歩く」「旧日本人街を歩いて日本時代に思いをはせる」などですが、これらはリピーターの男性には関心をもってもらえますが、韓国旅行の主要層である女性向けとはいえないようです。
 釜山通を自認する日本の女性がいらしたら、ぜひ「これが釜山だ!」をご教示いただき、釜山の「売り込み方」を研究したいものです。 (朝日)

日本大使館前で放火ショーや卵投げ大会をやっている最中に、人に付き合って釜山放浪の予定が入っている私は思いっきり負け組み&涙目状態なのですが、正直観光の下調べを仔細にやる余裕はなさそうです。たまたま朝日新聞で〝謙虚〟そうな韓国人の寄稿を見つけたのですが、「近くて安いからと割り切れる九州の人以外には、釜山はイマイチパッとしないデスティネーションである」という趣旨ですかね。日朝修交条規締結以降日本との関係も深い港町で、日本家屋が残っている箇所もあるようではありますが・・・・
    




果たせるかな台風七号がやって参りましたが、この予報円で見る限り帰って来られないという最悪の可能性が・・・・(台湾はくれぐれも台風への警戒を!)それを見越して往路の欠航を早々と決めてくれればいいのですが、確固たる方針が定まらない以上動きようがないのは竹島問題と同じ。もう半島関係は色々メンドクサイですなぁ!

    



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2 コメント

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Unknown (蘆洲人(旧宜蘭人))
2008-07-18 01:13:37
こんばんは。

先月の尖閣に引き続き今月は竹島で荒れているようですね。

しかし今の内閣になってからなぜか「領土(または海洋権益)問題」がひっきりなしに起こっているように見えます。

私は以前「反日国家に甘く(土下座)、親日国家に強気な」日本政府のあまりに弱腰な姿勢に、あくまでも日本の目を覚まさせるため「一度(親日国と思われている)台湾もやってみればいい」と思っておりましたが、結果は先月のような体たらく。。。

結局日本のように「謙虚」に「譲歩」すればいずれ「相手」も「理解」してくれるというのは幻想に過ぎず、北も南もシナも米も露も台湾も含めてあくまでも「駄目元でも言った者勝ち」というのがグローバルスタンダードということなんでしょうね。

以前台湾でビジネスをはじめた当初は私も上記の「幻想」でいろいろ苦渋を嘗めましたが、結局「グローバルスタンダード」と「日本的な謙譲の美徳」の差異を認識して以降のほうがビジネス的には上手く行った様な気がします。

今後とも貴殿におかれましては「しがらみ」なく自由に日本人として屈託の無い主張されることを希望いたします。
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Unknown (ddzggcd)
2008-07-19 23:13:15
 いやー、ものの見事に台風が台湾を直撃してますね。8月中旬の訪台。悩むなぁ。でも行きたいし・・・。

 あからさまな衝突を避けて、まずお互いの関係の正常化を第一に考え、人間的な“情”の部分で共感できる一致点を探り、その共感をテコにして集団のまとまりを維持する。
 日本ではこれは美徳なんですが、どうも周囲の国々では通用しませんね。
 “特ア”と言うんですか、例の三国を相手にした外交問題ではいつもこの点が問題になりますね。確かに毅然とした姿勢で臨むことは重要なんですが、文明人が野蛮人(おっと、差別用語かな)へと堕落していくみたいで気分が悪いですね。

 釜山行き、お気をつけて。
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