2016シーズンモデル，スキー試乗レポート第12回…NORDICA編

えー．
スキーダイエットの効果がテキメンすぎて，体重が減りすぎたので．
体重をもとに戻そうと，必死におなかいっぱい
ご飯を食べていたところ．
無理な食べすぎのせいでおなかを壊し，逆に体重を
さらに減らしてしまったSkier_Sです…（涙）．
…もう，スキーダイエットの効果は強烈ですよ～（泣）．
痩せたい方は，ぜひチャレンジを…！←誰もやろうと思わないから

ってことで．
まだ続く，2016シーズンモデルのスキー板試乗インプレッション．
今日は，ノルディカ編2機種です．
では，どうぞ～！

○NORDICA SPITFIRE EVO EDT 168cm






基礎オールラウンド．

…オールラウンドって言ってますが，長さの展開的には
ショートターンベースですね．

この板，ビンディングがこんな感じで…

ダイヤルをくりくり回すとすごい簡単にブーツサイズ調整ができます．

で．この板．
履いた感じ，ズッシリ重い．
EDTプレートがついてる分，重いのかな？？
フレックスはしっかり強く，結構固さを感じます．
荷重ポイントはつま先部分，かなりトップ寄り．
角を立ててサイドカーブに乗っただけでは，R=14という
ラディウスが小さめの板としてはそれほど回り込んでこず，
比較的まっすぐ目に走ります．
板のトップ側，トゥピースから先をしっかり抑えて
いかないと回らない感じを受けます．

ただ，トップをたわませれれば，かなりの高速で
しっかりしたミドル～ショートができます．
軽快で返りが早い…って感じではなく，比較的どっしり
した板なので，ビンビン小回りに特化した板ではなく，
やはりある程度オールラウンド性に振ってある感じ．

板の重さによって，結構スピードを出しても安定感の
あるターンができるし，
あまり仕掛けなければR=14って板にしてはかなり
まっすぐ目に落ちていけるので，まっすぐ落ちれば大回り，
しっかりたわませれば小回りまで対応でき，
守備範囲の広さがあります．

ただ…フレックスが結構強く，乗り手が積極的にたわませて
半径を作っていく板なので，試乗した柔らかい雪では，
本領が発揮できない感じを受けました…．
板が結構強いので，気楽なオールラウンドというより，
レベルの高い人が履けば，ハイスピード大回りから
カービング小回りまで使いこなせる板，
って感じかな～．


○NORDICA DOBERMANN SLR EVO 165cm






SL，基礎小回り用．

こちらは，EDTがついてないシンプルな平板の小回り板です．
この板も，プレートとビンディングはSPITFIRE EVO EDTと
同じですね…


この板も，結構グリップ・フレックスが強めの板ですね～．
ただ，EDTよりはかなり軽く，軽快さを感じます．
やっぱりこの板も荷重ポイントはトップ寄り，トゥピース付近．
芯のしっかりした張りと，メタルっぽい返りの強さがあり，
トップを抑えて行くと，返りの早さで
ピュンピュンとした小回りができます．
板を回しこんで荷重をテールにぬいて，
深い回転弧で回していく小回りではなく．
トップを抑えていくと，返りの早さで板が
反対側にすっとんでいくような，そういう小回り．

この返りの早さといい，ラディウスの小ささといい，
ある程度のオールラウンド性をもたせようとしている
SPITFIRE EVO EDTと比べると，小回りに特化していることが
よくわかります…

この返りの速さについていくには，ある程度の技術と
体力＆脚力が要りますが，
気持ちいいばね感があり，整地小回りスペシャルとして
割り切れればグッドな板かと思います…．