Cosmos Factory

伊那谷の境界域から見えること、思ったことを遺します

信号機の雪

2006-01-07 21:13:25 | つぶやき
 昨日、長野市から西に隣接する中条村まで国道19号を車で走った。前日も中条村に行ったので、そのときにも気になっていたのだが、ちょうど市内の安茂里差出というところの警察派出所の近くの信号機を見て、信号機がほとんど見えない状態になっていて、警察が近くにあるのになんとかならないのか、なんて思った。なぜ信号機が見えないのかというと、信号機の上に被さっていた雪が少し解けて信号機の前に垂れてきて見えないのである。前日は自分で運転していなかったのため、たまたまその信号が目にはいってそう思った。ところが、今日は自分で運転していて、その信号機だけなのかと思って進んでいくと、そんな信号機ばかり続くのである。そして、どれも青色のところは見えるのだが、黄色、赤色と雪の被りが多くなる。ことごとくそんな信号なので、なぜ、とは思ったが、ちょっと考えればその理由はすぐにわかる。国道側は青色を点灯している時間が長いので、その熱で青色の上が解けるのである。ほとんど赤にならないような信号は、雪が解けないのである。そう思って、国道に交わる側の信号機をみてみると、赤色のところが解けていて、青色のところが解けが悪い。雪国に行くと、信号機が縦型になっているのをご存知かと思うが、長野市あたりにはそんな信号は見当たらない。ところが今年は雪が多く、長野市内でも現在30から40センチくらいある。さすがに例年これだけ降るような地域は、安全のことを考えれば縦型にしたくなる。雪国の信号機の様子をそんな観点でうかがったことがないのでわからないが、縦型でも、赤色ばかりの信号は、きっと上の雪の解け方は悪いのだろう。
 そんなことで、雪国の信号が縦型にされている理由を、実際に体験することができた。そうはいっても、ほとんど黄色と赤が見えない信号なんかがあって、これでまた雪が降ってきて視界が悪かったら大変ではないか。警察に言っても、自分たちが雪を落とすなんていうことはしないだろうから、結局そのうちに解けてしまうのだろう。もう少し、雪が降り続くと、いよいよ苦情も多くなるのだろう。
 さて、そんな信号機ばかりだったので、もう少し観察してみると、常時青色点灯の信号機より、常時赤色信号機の方が、雪の解け方がよいのである。わたしの想像では、同じ信号でも、青色より赤色の方が熱が高くて解けやすいのではないかと思う。そういえば最近はLED発光方式の信号が増えてきたが、そうした信号機はどうだろうと思って気になっていたが、長野市から中条村の間にそんな信号はなく、残念ながらその疑問を晴らすことはできなかった。

コメント (1)    この記事についてブログを書く
« 長野県の不幸 | トップ | 隣組もいろいろ »
最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
そういう落とし穴があったかとは (ボッケニャンドリ)
2006-01-08 08:26:58
 特定の色の信号が見にくい、そういう事もあるんですね。しかもどうせ見えないのなら青が見えない方が安全面でも良いけど、この例では逆になっちゃってますね。



 電球が出す熱は非効率な事とされているけど、思わぬ効用があったということですね。省エネなどの利点があるということでLEDの照明が使われるようになったけど、他にもエネルギー効率という一面だけで物事を簡単に判断してる事がありそうですね。
返信する

コメントを投稿

つぶやき」カテゴリの最新記事