Cosmos Factory

伊那谷の境界域から見えること、思ったことを遺します

気温35゜の草刈

2016-08-07 21:51:19 | つぶやき

 しばらく前のこと、「慣れないことをしてエライ(だるい)ら」と、草刈をしていたら妻の親戚筋の方に声を掛けられた。妻の実家からは隣のムラで暮らしているので、頻繁に顔を合わせるわけではないから、そう言葉が出ても不思議ではない。とはいえ、毎週のように草刈をしているから、「いつものことですから」とあくまでも否定的にその言葉を覆した。まさか慣れていたとしても毎日草刈をしているひとは、業務でやっている人ならいざ知らず、ふつうの農家でもありえない。ということで、毎週末に草刈が必ずあるわたしにとっては、「慣れない」ことではまったくないが、そこまで完璧な否定はしなかった。が、とはいえ、そう言われるのは少しばかり残念でもある。そこらの農家の男衆より遥かに草刈をしている時間は長いと思う。

 ということで、今週末も草刈。しかしながら35゜近い気温の中での草刈はなかなかのもの。妻は日中は「辞めな」と言うが、とはいえ夕方や朝方に集中、とはなかなかいかない。もちろん以前にも記したように、この日中に草刈をする人は周囲にはいない。なぜならば高齢化しているからだ。短時間やっては、休む、その繰り返しで暑さをしのぐ。厄介なのはやはり、眼鏡を掛けているということ。かつてはこの炎天下でも帽子を被らなかったが、さすがに最近は帽子を利用するようになった。ところが帽子を被るとよりいっそう汗が出る。その汗が拭っても拭っても1分としないうちに滴り落ちる。首に掛けているタオルはすぐに濡れてしまうが、その濡れたタオルで眼鏡も拭く。綺麗に拭えないが、そればかりしていると草刈が進まないので、この葛藤なのだ。眼鏡は厄介であることに違いないが、いっぽうで、眼鏡をしているが故、直接モノが目に飛んでくることはない。ようは防護用になっている。汗が眼鏡に落ない方法があれば良いと思うが、そうはいかない。

 ようやく春以降足を踏み入れていないような空間の草刈も一通り終わった。もちろん最初に刈った場所の草がすでに伸びていて、来週からは再び畦草刈りとなる。このところ共有地(ため池)の草刈が入ったためこんな調子だが、今後は少し余裕ができそうだ。先週ため池の草刈をしながら気になったのが、家の裏側にある「お墓道」の草。何度となく日記でも記してきたことだが、この「お墓道」の先に墓地がある人がそろそろ墓掃除にやってくるころ。綺麗にしておかないとまた何を周囲に言われるか解らない。我が家の土地を通っているのに、「お墓道」が狭くなったとか周囲に小言を言う始末。言いたければ直接言え、と思うが、そのために気を使うことしきり。よそ様の土地を通るのだから一言声を掛けて行くものだろう、とはならないこの地域社会である。

 

 


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