もうしばらくの間、わたしの日記の閲覧では「1年でたった1時間だけ使う小型畦塗機」が常にトップだ。もちろん季節的な記事であるから、この時期だからこその閲覧数なのだろうが、実はこの記事の閲覧数は、3月から多かった。気がついたら常にトップになっていて、それ以前からなのか3月からなのかははっきりしない。
その小型畔塗機、昨年あたりから耕耘時の力不足で動作が鈍くなりがちで、そういう時には少し前を上げて耕耘負荷を少なくしてはだましだまし動かすようになっていた。そして昨日、その1年で1時間だけ使う畔塗機で畔塗りを始めた。難点について前回も触れたが、トラクターに装着するタイプのものより、畔塗り高が低い。モグラによる漏水の著しいわが家の田んぼの畔には、深い位置から畔を立ち上げたいという思いがあるのだが、この畔塗機ではそれはできない。ということで、畔塗機を導入して初めての試みで、2度塗りを試みようとした。ようは深めにして1度目の畔塗りをして、その後畔際に土を寄せてもう一度畔を塗ってみよとしたわけだ。1度目の畔はとりあえず塗り上げた。その後小型の耕耘機を逆回転で畔際に土寄せを行い、2度目の畔塗りに入ろうとした。ところが、1度目は動いていた畔塗機が耕耘させると負荷がかかって停まってしまう。いろいろ試してみるのだが、もう動かない。当初から「力が足りない」とは思っていた畔塗機であるから、負荷がかかるとすぐに耕耘ができなくなってしまう印象はあったが、とりあえず今までは動いてくれていた。それこそ1年で1時間だけであるから、その短い時だけ動いてくれれば、来年まで用はない。が、その1時間ばかりか、1分も動かなくなった。2度目の畔塗りどころか、準備をしたもう1枚の田んぼの畔は、1度も塗ることができずに、昨日は終わった。
難点があるという印象はもともとあったので、簡単には直らないのかもしれない。ということで、今年はもう畔塗機で畔を塗ることはできない。とりあえず1度目の畔は塗れたので、低いがこれでよしとして、あとはできなかった田んぼの畔をどうするか、である。かつて手で塗っていたのだから、あの苦労を今年はしなくてはならないようだ。
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