Graceful Distortion

ゲイの管理人が発信する平々凡々な日々の出来事&映画その他興味のある事

ロシアン・ルーレット

2005-03-27 01:45:09 | Weblog
自分数年前にやっていました・・・。

ええ、もちろん映画の「ディア・ハンター」に出て
くるような生死を賭ける事ではないですけどね・・・。

当時2丁目に毎日のように出ていて「イイ男いなかな~」と
友達数人と狩りに励んでいたんですが、なかなかイイ男が
見つからなかったんです。そこで「毎日毎日同じお店に
出入りしても仕方ない!この際もっとお店を開拓しよう!」
と決心して新しいお店を探す事になりました。

・・・とはいえ、今だとネット等様々な情報が溢れていますが、
当時(と言ってもつい4~5年前)は雑誌の広告と行きつけの
お店からの紹介程度しか情報入手方法がなかったので、なかなか
良い情報が得られませんでした。・・・そこで我々が編み出した
方法は「ロシアン・ルーレット」

まず、仲通りの真ん中に立ちます。そして“本能の赴くまま”
道をクネクネ歩き、適当なお店に入るというゲリラ的なお店
開拓行為をしていました。

2丁目式ロシアン・ルーレットにはルールがあって・・・
①聞いた事のあるお店は除く。
②どんなお店でも2杯は飲んで、決して5分で出たりしない。
③その場の雰囲気だけでなく、アルバムなどを見せてもらって、
多角的に判断する・・・。

などなど・・・

下らないですよね・・・。でも必死でした当時は。

でも結果から言うと、当時何回かに分けて計10軒ほど
回ったんですけど、結局良いお店って見つからなかったです。
あるお店はフケ専で、中年以上のお客さんしかいませんでした。
あるお店は良い感じに歳を重ねなかった疲れたリーマンしか
いないお店もありました。またあるお店はポッチャリ以上の
お店で自分には全く興味の無い太った男の話に延々付き合わされる
羽目にもなりました。またあるお店はまあまあ良いカンジでしたが、
店内はゴキブリだらけで、コップを口にするのも嫌な感じがする
不潔なお店でした。

そんなこんなしているうちに、ある友達はクラブへシフト
しました。彼は俗にいう‘イカニモ’系だったので、
そこそこモテていたようです。いまでも様々なオトコと
くっついたり離れたりを繰り返していますが、オトコには
困っていないようです。

ある友達は自分でHPを立ち上げ、リンク仲間とオフ会や
HPを通して共感しあえる友達とゲイライフを送っているようです。
特定の彼氏は出来ないようですが、彼曰く「特に欲しくない。
いまHPなどを通して知り合った友達と居酒屋でワイワイするのが
週末の楽しみなので、それで十分。」だそうです。その彼は
エロDVDを始めとするオナ/エログッズを買いに2丁目へ出る程度で
飲みには出ていないようです。

もう一人の友達は憧れの会社の先輩があるゲイサイトのフォトメに
載せていたのを見て、猛烈にアタックした末に結ばれ、今は2人で
マンションを購入するなど幸せなゲイライフを送っています。

このように、友達のほとんどは2丁目を離れ、各々マイペースに
ゲイライフを楽しんでいるようです。

自分は・・・ですが、当時30になるかならないかで、何となく
出るのを止めました。30になっても20代と同じお酒の飲み方も
どうかな、っていう疑問があって、何となくそれがブレーキになって
しまったようです。31から32あたりまで彼氏がいて、その彼氏が
お酒が全く飲めなかったのも、2丁目が遠く感じた原因なのかも
しれません。その時期から3年間ぐらいは年に3回程度しか飲みに
出ませんでした。最近、2丁目は「出会いの場」という色が
薄くなったので、ただ単に酒飲みに行くという軽い感覚で出るように
なりました。その時はロシアン・ルーレットではなく、サイト検索で
新しいお店の開拓をしました。

こう振り返ると自分って成長していないのかな、って思って
複雑な気持ちになります。