Graceful Distortion

ゲイの管理人が発信する平々凡々な日々の出来事&映画その他興味のある事

家呑みオカマ

2006-03-29 20:45:45 | Weblog
最近(ここ2ヶ月ぐらい)、家呑みの機会が多くなりました。

以前このBLOGで週末は2丁目とかで呑み歩く事を書いていましたが、
最近はサッパリ(笑)。

別に花粉症とかでこの季節外に出るのがツライという事では
ないんですけどね。なんか、出る気がしないんですよ。
去年ある人から「30代後半になると外に出なくなるから、外に
出る気力がある時に遊んだ方が良いよ」なんて言われました。
その時は“自分にはまだ先の話だな”なんて思っていたんですが、
今の状況を見ると結構ヤバイのかな(笑)。

自分は外で呑む時は週に2~3回程度。でも今は週に5日は家で
ビール呑んでいます。とりあえず健康に気を使ってダイエット
発泡酒を平日は2本/日程度。週末はもう少し増えるかな。

週末に大量に借りてくるDVDを観ながら夜中チビチビ2~3時間程度
掛けて呑むのがマイブーム。結構心地良いです。

DVDは映画だとペースに合わないらしく、もっぱらTVドラマ系。
先日まではアメリカの刑事物TVシリーズと韓国ドラマの2本セット。
今はアメリカのSF物と韓国ドラマの2本セットで呑んでます。

韓国ドラマは全く観なかったのですが、先日“イケる人”で紹介
した、チョ・インソン君が気になったので、彼の出演ドラマ
「バリでの出来事」を借りて初めて韓国ドラマを観てみました。

感想は・・・

昔の日本のドラマを観ているような感覚を覚えました、と同時に
今の日本では描けない話だな、とも思いましたね。でも日本人が
心の何処かに遠い昔に閉じ込めてしまった感性を刺激する力が
韓国ドラマにはあるような気がします。その色褪せている感性に
再び色を付けて鮮明にしてくれる感動(大げさだけど)がある、
みたいな。だから、ハマル人はハマルんでしょうね。

「バリでの出来事」と同時にピ(RAIN)が出演している「サンドゥ
学校へ行こう!」も借りてみました。ピ(RAIN)君はチャーミング
ですが、ドラマ自体はちょっと若い人向けの話かなという感じ。
でも自分が昔観ていた中村雅俊の学園モノを思い出させてくれる
部分もあり、意外に観終わった後清々しい感じになります。
今度はウォンビンが出演しているドラマ借りてみようかな・・・。

で、この家呑み現象、一時的な現象なのか、それとも・・・・。


The Oscar Goes To・・・

2006-03-07 23:34:12 | Weblog
アカデミー賞が発表されましたね。

受賞作品は以下の通りです。


○作品賞:「クラッシュ」

○監督賞:アン・リー(「ブロークバック・マウンテン」)

○主演男優賞:フィリップ・シーモア・ホフマン(「カポーティ」)

○主演女優賞:リース・ウィザースプーン(「ウォーク・ザ・ライン」)

○助演男優賞:ジョージ・クルーニー(「シリアナ」)

○助演女優賞:レイチェル・ワイズ(「ナイロビの蜂(仮題)」)

○オリジナル脚本賞:「クラッシュ」

○脚色賞:「ブロークバック・マウンテン」

○外国語映画賞:「Tsotsi」 (南アフリカ)

○撮影賞:「SAYURI」

○編集賞:「クラッシュ」

○美術賞:「SAYURI」

○衣裳デザイン賞:「SAYURI」

○メイクアップ賞:「ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女」

○作曲賞:「ブロークバック・マウンテン」

○主題歌賞:「It's Hard Out Here for a Pimp」(「Hustle & Flow」より)

○音響賞:「キング・コング」

○音響編集賞:「キング・コング」

○視覚効果賞:「キング・コング」

○長編ドキュメンタリー賞:「皇帝ペンギン」

○短編ドキュメンタリー賞:「A Note of Triumph: The Golden Age of Norman Corwin」

○長編アニメ映画賞:「ウォレスとグルミット/野菜畑で大ピンチ!」

○短編アニメ映画賞:「The Moon and the Son」

○短編実写映画賞:「Six Shooter」

○名誉賞:ロバート・アルトマン

同性愛を描いた「ブロークバック・マウンテン」は圧倒的下馬評を
覆して作品賞受賞できませんでした。非常に保守派のアカデミー
会員から票が流れて、作品賞は「クラッシュ」監督賞は「ブローク~」
のアン・リーにあげるという“落しどころ”で落ち着いた感じです。

まあ、「クラッシュ」いい映画でしたからね。

これから夏にかけて、ノミネートされた作品達が続々と公開されます。
片っ端から観ないと(笑)。

見殺しにした罪

2006-03-04 12:07:47 | Weblog
ひっさびさの映画紹介。

別に映画を観ていなかった訳ではなく・・・・。大して面白い映画に
出会えなかっただけだったんです・・・。

今回紹介する映画は「ホテル・ルワンダ」

物語は・・・・

ルワンダの首都キガリにあるベルギー系高級ホテル、ミル・
コリン・ホテルで働く支配人ポール。有能な彼は常にお客への
サービスを怠らず、お客を満足させる事にやりがいを感じて
いた。しかし国は不穏な雰囲気に。長い間争っていたルワンダ
国内にいる多数派民族フツ族と少数派民族ツチ族の関係が再び
激化しつつあったからだ。そんな民族間の緊張の中、フツ族の
大統領がツチ族により暗殺され、内戦が再勃発。やがてフツ族に
よるツチ族への大虐殺が始まった。ポールはフツ族だが、彼の
奥さんはツチ族。やがて、魔の手はポールの家族へと伸びて
いく・・・。

まあこんなところです。

この作品、アカデミー賞ノミネート初め世界中の映画祭などで
賞を獲得しているにも関わらず、日本での配給先が見つからず、
このままオクラ入りしそうになりました。そこで、「ホテル・
ルワンダ」が観たいという映画ファンが立ち上がり署名運動を
開始、ようやく日本公開にこぎつけました。

主役のドン・チードルはお調子者役や参謀役など、どちらかと
言えば脇を固める実力派俳優でしたが、今回は主役に大抜擢。
見事に実在の人物ポール・ルセサバギナを演じ世界各国の
映画賞にノミネートされました。また自衛以外の軍事介入を
禁じられ、虐殺を目の前に何も出来ないというジレンマに
陥りながらも、欧米各国が見捨てる中必死でツチ族を守る
国連平和維持軍の大佐にニック・ノルティ。ルワンダの虐殺を
世界に配信するジャーナリストにホアンキン・フェニックス。
フランス在住のホテル社長役にジャン・レノがカメオ出演など、
低予算映画にも関わらず作品の意義を汲み取りかなり安い
ギャラで出演しています。

この問題を含め、民族間の争いは複雑で、この映画にはその
部分が描かれていない、という批判も一部からあるようですが、
真正面から事実をある意味シンプルに描き、アフリカには価値が
ないとして見捨てた欧米諸国に無関心の罪を訴えるには十分な作品。

ラストに流れる主題歌「ワイクリフ・ジーン/ミリオン・ヴォイセズ」
が胸に刺さる。