Graceful Distortion

ゲイの管理人が発信する平々凡々な日々の出来事&映画その他興味のある事

The Oscar Goes To・・・

2007-02-27 21:20:06 | Weblog
今年もやってきました、アカデミー賞授賞式。

結果は以下の通りです。。。

<作品賞>
「ディパーテッド」

<監督賞>
マーティン・スコセッシ「ディパーテッド」

<主演男優賞>
フォレスト・ウィテカー「ラストキング・オブ・スコットランド」


<助演男優賞>
アラン・アーキン「リトル・ミス・サンシャイン」

<主演女優賞>
ヘレン・ミレン「クィーン」

<助演女優賞>
ジェニファー・ハドソン「ドリームガールズ」

<美術賞>
「パンズ・ラビリンス」

<撮影賞>
「パンズ・ラビリンス」

<衣装デザイン賞>
「マリー・アントワネット」

<編集賞>

「ディパーテッド」

<外国語映画賞>
「善き人のためのソナタ」

<長編ドキュメンタリー賞>
「不都合な真実」

<短編ドキュメンタリー賞>
「The Blood of Yingzhou District」

<メークアップ賞>
「パンズ・ラビリンス」

<音楽賞>
「バベル」

<オリジナル歌曲賞>
I Need to Wake Up「不都合な真実」

<音響編集賞>
「硫黄島からの手紙」

<音響賞>
「ドリームガールズ」

<視覚効果賞>
「パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト」

<脚色賞>
「ディパーテッド」

<オリジナル脚本賞>
「リトル・ミス・サンシャイン」

<アニメーション映画賞>
「ハッピー・フィート」

<短編アニメ賞>
「The Danish Poet」

でした。

スコセッシ監督が悲願の監督賞、作品賞などを受賞しました。

でもね、正直「デパーテッド」それほど良い映画だとは
思いませんでした。まあ合わせ技で受賞と考えていいのかな。

今年もいい映画が観たいです。。。

や、やっぱり・・・

2007-02-24 12:19:22 | Weblog
今年人間ドックに行ってきました。

35歳過ぎたら行かないと、なんて思っていたのですが、
延び延びになっていて、ようやく今年意を決して
行く事に。

いや~結構ドキドキするもんですね。心電図とか血とか
抜かれている時は、「このまま病気が見つかって、
即入院させられるのでは?」なんて余計な事考えて
しまったりします。

さてさて結果ですが、血圧、胃/胸部レントゲン結果、
便/尿検査血液検査結果、腎臓、膵臓、肝炎ウィルス、は
OKでした。ただ肝臓がNG。γ-GTPが異様に高かったです。
友達の医療関係者に電話して数値を伝えて何が原因か
尋ねてみました。彼は一言「酒じゃね?」(笑)。

という事で、酒の量・回数を徐々に減らして最終的に酒を
断って、暫くして再検査に行ってこようと思います。

で、基準値に戻ったら、程ほどに酒を楽しみたいと
思います(笑)。

東洋の神秘

2007-02-17 13:33:41 | Weblog
去年から我が家にケーブルTVが入りました。

発端は近所に出来た高層ビルが原因で電波障害が起きた為、
ケーブル回線でTVの視聴をしなければいけなくなったからです。
工事費はビルのオーナー持ちなので、チューナー費だけでOK。
やったね!!

以前の日記のも書きましたが、最近はあまりにも地上波のTVが
つまらないので、CS、BSが視聴できるのは結構ありがたいです。

CSだと映画、スポーツ、ニュース、海外ドラマ、懐かしのドラマ、
などなどいろいろ観ますが、密かに楽しみにしている番組が、
“日テレG+”という日本テレビ系列のスポーツ専門チャンネルが
毎週月曜日の深夜に放送している「プロレスクラシック」。
80年代半ばぐらいまではプロレス中継は市民権があり、お茶の間も
夏は巨人戦、冬はプロレスという感じで、ゴールデンタイムは
家族団欒の時間に家族みんなで中継を観ていました。この
「プロレスクラシック」はその頃の試合を放送しています。
これを観ると、中学や高校の時に、体育館で体操マットを敷いて
プロレスごっこをしていた時を思い出し、懐かしく思ったりします。

コンテンツは月1で変更。なので、番組を月3~4回リピート
放送します。毎月コンテンツのコンセプトがあり、今月は
「ザ・グレート・カブキ特集」。

ザ・グレート・カブキは顔一面に歌舞伎っぽいペイントを施し、
エキゾチックな動きをするレスラー。技も東洋的な空手や柔道、
骨法などをベースとしたキック、チョップなどを多用しています。
口から毒霧を吐き、相手の目を潰してしまう「隠し技」も持って
います。

アメリカで成功した東洋人レスラーは何人かいましたが、
どれも田吾作タイプのヒール(悪役)か負け役レスラーが
大多数でした。が、このザ・グレート・カブキはいわゆるアメコミ的
「ダーク・ヒーロー」。絶頂期はギャラはトップクラスで
年間300試合行うなどアメリカマットに欠かせない存在でした。

当時の自分は「邪道だ」なんて思っていましたが、改めて
観るとエンターテインメント性にあふれ、魅力的なキャラ。
また海外でトップを張るのがいかに難しいのかを知った今、
彼にスケールの違いも感じました。

グレート・カブキは引退して、現在は水道橋で串焼き屋を
営んでいるそうです。素顔のカブキさんが振舞う料理の味も
美味しいと評判です。連日プロレスファンで賑わっているそうです。
今度行ってみようかな・・・。

明日はわが身

2007-02-04 01:20:23 | Weblog
このブログ初登場の邦画の紹介。

今回は周防監督の最新作、「それでもボクはやってない」。

物語は・・・

金子徹平・26歳・フリーター。満員電車にのって就職の面接に
向かう途中だった。最寄り駅で降りた直後女子高生に腕を
つかまれ、痴漢の嫌疑を掛けられ、そのまま警察に。
金子は一貫して無罪を主張するも、警察、検察は聞き入れない。
また当番弁護士からも、示談や罰金刑を勧められる有様。
結局金子は起訴をされ、事実認定の舞台は法廷に移される。

まあこんな感じです。

この作品はリアルさを追求しているだけあって、日本の
裁判制度の欠点を次から次へと浮き彫りにしています。
「疑わしきは被告の利益に」という大前提がありますが、
日本には民主主義的な司法の精神が宿っていないというのが
良く分かります。これは観ていて怖さを覚えました。まず
警察の自白を引き出すための恫喝、誘導尋問、長時間の
取調べなどの人権を無視した行為。“俺は頭がいいんだから、
お前には騙されないぞ”的な検察と裁判官の姿勢など、
逮捕=真犯人という思い込みで容疑者を流れ作業の商品のように
扱う司法のシステムは日本という国では基本的人権の尊重が
まだ確立しておらず、いかに人が人を裁くという事が
この国では難しいものか、という問題を提起しています。

さて、主演の加瀬亮君が中々の熱演。彼には派手さは
ありませんが、弱々しくても権力に立ち向かう姿を
力強く演じています。イーストウッド監督の「硫黄島からの
手紙」でも好演していますし、これからが楽しみです。
けっこうタイプだし(笑)。

最初の30分程度は作品に締りが無かったのですが、
弁護士役の役所広司が登場してからグッと作品が
引き締まりました。あまり何とも思っていなかった
俳優でしたが、やっぱり違うな、と思い、彼を見直しました。

さあ自分の主人公のようになったらどうするか??

携帯のファイルに入っている男のあんな画像や、こんな画像を
見せてみようかな(笑)。

間もなく裁判員制度が始まります。この映画を観て
裁判の事を色々考えるのも良い事かと思います。