ハリソンさんはカノ紳士 ーフランス通過編 ー(後半)

今は昔の18世紀欧州が舞台の歴史大河ロマン。

29-5 これ…設定が細か過ぎなんぢゃありませんか?

2024年05月14日 | 第29話 続・スパイとインボウ論
  


 1コマ目の内容が
書(描)きま帳の2ページ
見開きに描かれて
いたのですが、
ハリソンさんが
クソ下手な筆記体
英文を超高速書き飛ばし
してるので

マルセルには文の部分が
何て書いてあるのか
ほぼ判読できない。

 ので、
作者が英語の部分を
日本語にして

閲覧者の方々には
なるたけ見やすいように
手を加えてあります。
――という設定。

 でも、
マルセルには
ハリソンさんの
異様な熱量は
シッカリと伝わり、

すんご~く困惑
してしまうのでした。


 ✹正義のヒーローの要素を
持った者が悪の行為を
働いたとしたらどうなるのか?
続きは5月17日(金)。


29-4 黒歴史ノ…いや書き(描き)魔帳開陳!

2024年05月13日 | 第28話 スパイとインボウ論とシュン画と親子ゲンカ
  


 ハリソンさんが
マルセルに見せようと
しているノート。


  
       ↑この茶色いの


 前半第3話の扉絵で
出て来ていて、
前半作者のgmproject代表者は
これを「書き(描き)ま帳」
呼んでいます。

 英語では remarks
(意見、感想、批評の複数形)
なので、
「そういったのをいろいろ
書きましょう」という意味で
名付けたんでしょう。

 でも、
このノート、
これまでハリソンさんが
使用している所が
具体的に描かれて
いないような――。

 なので、
ここが初披露なのでは
ないかと。

 が、
これどう見ても
現代日本でいう所の

黒歴史ノート

なんじやね↺???

  
 ✹ハリソンさんが考察する所の
「ジェヴォーダンの獣」の正体とは?
続きは明日。

29-3 シン・ジェヴォーダンの獣 Ⅱ

2024年05月08日 | 第29話 続・スパイとインボウ論
  


 ーと、これは
ハリソンさんが
今まで得て来た
情報をもとに
脳内で再構成して、
マルセルに聞かせて
いた
という事でした。

 当時も新聞や雑誌が
既にあって、
煽り記事もありましたし、
コタツ記事みたいの
(他の媒体からの丸写し転載)
も当然存在してました。

 
 オジさん向け雑誌も
ちゃんとありました。

 ハリソンさんは
その中の「ジェントル
メンズ・サンデー」という
雑誌を大学時代のご学友
まいけるっち(前半14話初登場)
から借りて読んでいましたが、
その中に海外情報として
ジェヴォーダンの獣
(ベート)の話が
掲載されていたのです。

 その余りにも
センセーショナルっぷりに
驚愕し、
関連記事を追って探し、
読み漁っていたのでした。


 ✹ 続きは来週。
 

29-2 シン・ジェヴォーダンの獣 Ⅰ

2024年05月07日 | 第29話 続・スパイとインボウ論
  


 遺っている資料では
牛飼い(羊飼いというのもあり)
の若い女性(少女、14歳の少女)
が見た事が無い野獣に出くわし、
命からがら逃げ帰ったとの事。

 娘は大怪我をしたとも、
牛に向かって来られて
野獣は逃げたので
娘は怪我をしていないという
パターンもあるのでした。

 どっちやねん?

 善人にも悪人にも
同じお天気、晴天の下、
セントジョンズワート
(西洋オトギリソウ) は
風に揺れるだけで
傷の薬草である役割を
果たす事ができる
余地もありません。


 ✹――と、
ここでまた、次ページでは
ハリソンさんが割り込んで来ます。

 続きは明日。





29-1 オープニングはダークファンタジー調

2024年05月06日 | 第29話 続・スパイとインボウ論
  


 ここから3ページ分は
18世紀60年代フランスで
本当にあった
連続猟奇殺傷事件をもとに、
ダークファンタジー調で
お送りします。

 本物語の
本来の持ち味である所の
他の部分とはかけ離れた、
今までに無かった表現が
ありますが、
展開上の必要悪として
描いています。


 ✹魔獣に追い詰められた
少女は立ち向かおうと
するのでしたが――。

 続きは明日。