31-8 話を改変してますよね？

　　


　頭巾を取ったアダン氏、
超ロングヘアーだけど
30話の5ページで
「変装の俗人」とあって、
第3部英国編では
ウォルポール氏が
コスプレのライバル視
して絡んで来ますが、
アダン氏はテキトーに
相手している程度です。

　が、
ここでのローラン神父
とのやり取りでは
古代ローマ時代の
文献を持ち出して来て
結構執拗になってます。

　その文献では、
悪魔の殺人に
巻き込まれた農夫に
ついての細かい
設定は無く、
マルティヌスらと
親しい交流があったか
どうかは不明。
木を運搬してもらう
ためだけの臨時雇い人
だったのかもしれません。

　その農夫に
ここでは仮の名が
「アルノさん」と与え
られているのですが、
そういうのは今年の
大河ドラマでも
紫式部 (まひろ)とか
清少納言 (ききょう)
とかの呼び名でやって
るし、
TVの再現ドラマでも
昔からありしたからね。


　⛪ 続きは何日か後。


　

31-7 今あなたを失う訳には

　　


　マルティヌスには
強力なヒーリング能力が
ありました。

　前ページで
ハリソンさんに
何か似てんだけど、
ハリソンさんより
ずっと品良さげな
修行者リーダーの
お兄さんが、
片角を失った牛君に
言っているのは
その事なのです。

　マルティヌスの
衣服やその他
使用した布製品の
糸くず1本であっても
癒しパワーが
宿ったので、
アルノさんも
この時点でもう血は
止まり始めていた
かもしれません。

　この断片中最も
エモい場面となって
行くトコなのに、
またしても
今度は茶色い
2(オジ+お兄)の
過激なツッコミ
&レスポンスからの
ドタバタ会話により
中断してしまうのでした。


　⛪ 続きは明日か明後日か
　　 明々後日。

31-6 森の捜索

　　


　サン・マルタンの
奇跡劇パートの続き。

　マルティヌスは
信徒でサポーターの
アルノさんを探すため
弟子達と森に入り
ました。

　こういう場合、
突然小雨からの豪雨に
なって、そん中皆で
ずぶ濡れで駆け回る
という演出を用いて
盛り上げるという手が
日本のTVドラマには
ありがち。

　後は雪が降り積る
暗い森で
カラスの鳴き声と
羽ばたきが聞こえて
ハッとした直後、
白い地面に鮮血が
広がるのを発見！
…とか。

　が、
こちらの話では
空も森も爽やか。
それらをバックに
これから悪魔が
起こした惨劇が
明らかとなります。


　⛪ 続きは今週末〜
来週始めのどこか。

31-5 そんな事ある訳ゃ無いでしよっ！

　　


　ローラン師、
告解室で信徒達の
話を聴きながら、
正直こう思う事が
多々ありました。

　「これは罪の告白
というよりも、
フツーに人生相談？」
「むしろ、
体の医者か薬屋に
行くべきなのでは？」
「直接町の便利屋さんに
頼んだ方が絶対早い！」
&c.&c.

　教会で結婚式を
挙げるために日本の
カップルがやってる
みたいな事して来る
若い衆が実は当時の
フランスにも
結構いたりして…。

　それでも、
職務で言うべき
諭しの言葉を
口にしつつ何か
腑に落ちない。

　そんな中で
フツフツとした
物が溜まって行き、
このページでの
爆発となって
しまった模様。

　とはいえ、
それらをブッ飛ばす
衝撃&マル秘ミステリー
な告白が自分の最も
身近な所、
しかも3名からも
得られてもいたのです。

　しかも、
明日(1765年11月11日)
の夜にはハリソンさん
からもその手の話を
採集できる事となるの
でした。


　⛪ 続きは何日か後。

31-4 私はコレで役者を辞めました！

　　


　27・28話で
登場人物紹介も
されていて、
でも、今まで
ほとんど出番が
無かった
サン・フランソワ
小さき兄弟黎明会
の方々。

　ここからが
本格的な登場と
なり、やがては
ハリソンさんとも
絡んで来ます。

　ボスのローラン神父、
元俳優だったとの事で、
「サン・マルタンの
奇跡劇」のマルタン
(マルティヌス) が
かつての当たり役だった。
――その流れで話してる
のかもしれません。

　そして、
中段のザン切り少年
リュシアン、
天然トンスラオジさん
アントワン、
頭巾被ってる青年
アダン。

　この3名はとある
共通の経験から
ローラン師に
選抜されてここに
いるのでした。


　⛪ 続きは日曜日。