ハリソンさんはカノ紳士 ーフランス通過編 ー(後半)

今は昔の18世紀欧州が舞台の歴史大河ロマン。

26-5 二度目の出会いはプリムローズ/この夫婦はどうかしてる

2022年11月06日 | 第26話 婿になった修道士



 ロンヴィル氏が未来のデノワ氏だったと
いう事でした。

 こうして、未来のおかみさんは
地方屈指の豪商の家の玉の輿。
両親もやっとこさ婿が見つかり大喜び
…と、一見感動的な回想場面なんですが。

 マルセルは純朴な平信徒として、
ハリソンさんは作家として物足りなくて、
何だか…釈然としません。

 31歳のデノワ氏が、
英国牧師の暴言に耐える様は良し。
未来のおかみさんからの
〈善意からの〉卵の進呈は
受け入れたとしても仕方なし。

 けれども一目惚れは完全躓(つまづ)き
アウトなんじゃないのか?!


 それを大きくなった子供達がいるほど
遠くに過ぎた事とはいえ、
バラしっぷり正直過ぎやしないか!
と。

 ハリソンさんからすると
「こりゃ、これでも相当省略してるな。
本当は家族やら辞めた会やらと
裏で揉めたんだろうが、
そこが本当は知りたい所なんだよ!」
とかー。

 しかし、ハリソンさんの妄想の爆発やら、
デノワ夫婦各々の結婚前後の時期の苦悩やら、
現在も悩みが全く無いといったら
そういう訳でも無い…といった所を
描ける段階には、まだ到達できておりません。


🍁 続きは出来次第。

この記事についてブログを書く
« 26-4 突然の求婚者の出現 | トップ | 26-6 パパは王子様だよね?一... »
最新の画像もっと見る