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路傍奇術者達の讃歌 -Admiration song for street magician-

ストリートマジシャンの活動日記

洞窟

2009年05月03日 | 駄文
徳島まで行ってきました。一泊二日の旅でした。

知り合いのマジシャンのお家にお邪魔したのですが、
書籍、レクチャービデオの数が半端なかったです。
勉強好きのマジシャンならあのお家にいけば鼻血を出すぐらい
興奮できます。

マジック論について色々話したのですが、その内の
「向上心」
について少し聞いてもらいたいと思います。

あるマジシャンの受け売りですが、
「ある程度の知識、技量に達すれば、
マジックをただこなすだけで観客が驚いてくれる。
しかしそこで満足せずに
自分をさらに鍛えようとする向上心を常に持つべきである」
少々耳がいたいところです。

自分にとって向上心を持つということは、
「今練習中のマジック(技法)がある」
ということです。それがマジックの喜びにつながっています。

あ、このマジック面白いな、自分も演じてみたいな、
そのマジックを練習する、知り合いのマジシャンに
このマジックどう思う?とみせて、
面白いね、と言われる、でも一般の観客とマジシャンの感覚は
違うから観客は驚かないかもしれない、
何度も鏡の前で角度が甘くないかチェックする、
そして観客の前でそのマジックを演じる、
自分を見る観客、震える自分の手。

そして驚く観客。

その瞬間の感覚は自分がマジックを続けている理由のひとつです。
練習したマジックが実を結んだ瞬間の喜びは
観客が驚いてくれた喜びとは微妙に意味合いが違います。
これはある種の達成感です。
(もちろん驚いてくれることそのものにも価値があります。)
観客が驚いてくれたことは自分の練習が実を結んだ証明です。

自分にとって向上心を持つということは、
より大きな喜びを得るための手段です。 (マツバラ)

私にとって向上心ってこういう意味だよ、
僕は新しいことに手をつけるより同じマジックを練習して
完成度を高めるべきだと思うな、
わいと音楽ユニット「向上心」を組まんか?などの
ご意見、ご質問、誹謗、中傷等がありましたら、なんらかの方法で連絡ください。




 中は真っ暗です。

トランプの白鳥


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