はじめて家に連れてきてもらった夜、
予想以上に落ちついた態度で飼い主たちを安心させてくれたララちゃんでしたが・・
翌朝、リビングルームに行ってみると、
ララちゃんはイスの後ろにもぐりこんでおとなしく寝ていました。
とりあえず一安心。
「ララちゃん、おはよー」
一声かけて朝食の準備を始めた私を振り返って、
ララちゃんは静かにリビングルームの扉から出ていきました。
まもなく家族が起きてきて、
「ララちゃんは?」
「そのへんにいるでしょ?さっきリビングルームから出てったよ。」
「ララちゃんは?」
「そのへんにいるでしょ?・・・?」
いませんでした。
それから二人揃って屋内捜索です。
「たいてい、隅っことかに隠れちゃうんだよねー。」
余裕をかましていたのですが、いません。
捜索といっても、たいして探すところもなく・・。
家族

「なんでリビングルームのドア開けっ放しにしとくんだよ。」
私

「玄関開けてないんだから中にいるよ。
そのうちお腹がすいたら出てくるから。 玄関開けてないよね?」
家族

「いや、さっき新聞とりに出た。」
私

「え! いやー、でも脱出したら気づくでしょう。」
仕事に出かけた私も落ちつかず。
休みで家にいた家族はさらに落ち着かず。
折りしも雷鳴とどろき、大雨降りまくり。
やがて、ひょっとして外に出たのでは?(←それも、自分が新聞とりに出たときに)
知らない場所で、こんな大雨、ララちゃんどうしてるんだろう!!!
という心配から、屋内すみずみまで大捜索を行った家族から、
「ララちゃん、発見!」

の嬉しいメールが届きました。
玄関の下駄箱の下に置いた靴の、さらに奥に、
小さく丸まって隠れていたそうです。
玄関の下は猫が隠れやすいと思って、
よく見たつもりだったんだけど。。。
ま、よくあることです。
もらわれてきた猫のかくれんぼ。
猫は遊んでるつもりはないんでしょうが、
隅っこを見つけると、緊張がとけて安心して爆睡してしまうんでしょうね。
その間、飼い主おろおろ。
カナもリビングルームあたり、
臭いをかいで回ったりしてましたが、
ララちゃんの居場所には全然気がつかなかったようです。
私が家に帰ったときには、
リビングルームのすみのテーブルの下の物陰に寝そべるララちゃん。
離れたところからそれをじっとウォッチする先住かなちゃん。
ララちゃん発見の手柄に満足げな家族。
という、平和な風景が広がっていました。
いえ、一見平和に見えますが、
かなちゃんからは「警戒度 最大レベル」の気配が漂っています。
いずれ仲良くなるのかしら???