いつでも猫といっしょ

チンチラゴールドのララと、多頭飼育崩壊からやってきたドン(黒ペルシャMix)&マリ(ソマリMix)の、たぶん楽しい毎日。

猫から生まれるおつきあい~とうきちろうの巻

2005-02-28 | 歴代&実家の猫たち
私は18歳の大学入学のときから東京で1x年ほど一人で暮らしていましたが、都会で一人暮らしをしていると、なかなか近所の人とおつきあいする機会はありません。つきあう人といえば、学校や職場のお友達。友達がたまたま近所に住んでいたということはあったりしますが、同じアパート(マンション)のお隣さんでも、顔も知らずにいたりします。

そういう中で、親しく、というほどではないにしても、顔をあわせれば挨拶する以上のおつきあいが生じたご近所さんはほんの数人。全員、猫関係の方でした。

飼い主がまだ大学生だった昔昔のお話。当時はけっこうあったお風呂無しアパートに住んでいたのですが、夜遅い時間に銭湯からの帰り道で痴漢におそわれて怖~い思いをしました(持ってた傘でなぐって撃退成功しましたが)。で、銭湯通いはもう嫌、とばかりに、「お風呂がついていて安ければいい」という条件で見つけたアパートは、もうすぐ取り壊すからいいや、という大家さんの思いが伝わってくるような古びたアパートで、地震があったら最初につぶれるかも、と心配になるほどでしたが、当時としては珍しく「ペット可」という(一部の人にとっては)とても好条件なものでした。

そういうわけで早速お引越し。そして早速、猫雑誌の里親募集で見つけた子猫ちゃんをいただいてきました。ミッキーマウスみたいな顔をした、白黒できゃしゃなかわいい♂の子。自分の姓がKinoshitaなので、名づけはかなり適当に、とうきちろう君となりました。名付け親は私ではなくて友達ですが。

とうきちろうの短かった1年半の生涯を思うと、ほんとに未熟で自分勝手な飼い主で申し訳なかったと20年過ぎた今も悲しくなりますが、、それはさておき。。

のんびりした地方で生まれ育ち、猫は放し飼い、自由に出入りできるのが猫も幸せ、と疑いもしなかった私は、とうきちろうをけっこう自由に外に出してやっていました。♂の子だし、外に出られれば猫も楽しいらしく、ますます外に出たがります。で、私が学校に出かける時も、外に出たまま戻ってこない、しかたなくそのまま外出し、学校に行けば友達もいるし、若い頃は楽しいお遊びがいっぱいあって、帰宅は遅くなりがちで。。

自分勝手に猫かわいがりする割には、実際のところ放し飼い状態で育てるおこちゃま飼い主のもと、ふと気づくととうきちろうは、帰宅の早いアパートの住人さんのお宅におじゃまする、(あえてよくいえば)人見知りしない猫ちゃんに育っていました。そのアパートは1階に5部屋の2階だて、全部で10世帯ほど住んでいたのですが、私の部屋の1軒おいたお隣さんご夫婦も猫を飼っていて、そちらのお宅のみーにゃんという♀猫ちゃんと仲良しでした。そのお宅の奥さんが昼間家にいることが多かったので、私がいない間、よくかわいがっていただいていたようです。

そういうわけで、私は帰宅してしばらくたってもとうきちろうが帰ってこないと、まずみーにゃんのお家に、とうきちろう、おじゃましてませんか?とお迎えに行きました。たいていそのお宅にいるのですが、今日は来てないけど、さっき階段上ってたわよ、などと返事がくると、とことこと階段を上り、ご在宅の二階の住人さんに、うちの猫うかがってませんか?と聞いてまわります。来てるわよ、と連れてきて渡してくれる場合もあれば、今日はボクも今帰ってきたとこだからわかんないなぁ~などと言われることも。

こうして、予想外にも、このアパートではほとんどの住人さんと、それなりの交流が生じたのでした(というか、私が一方的にお世話になっていたのですが)。特にみーにゃんの飼い主さんご夫婦にはとてもお世話になりました。ご主人はお仕事の時間が不規則だったようで、時々夕方うかがうとご主人が一人で寝ている(たぶん、夜勤明けの日)、その足元に猫が2匹丸かってたりして。。で、玄関からのぞきこんでとうきちろうを呼ぶと、みーにゃんも一緒にうちに来てご飯、夜になると奥さんがみーにゃんをお迎えに来る、といった具合。

今考えると、のどかだったな~と思います。古いアパートだったせいもあるのかもしれませんが、誰一人、あなたの家の猫に家を汚された、とか、迷惑、と苦情をおっしゃる方もいなかったし、私のほうも、ひょっとしてどこかで虐待されるかも、なんて心配はまったく思いつきもしませんでした。ここ数年は、猫の虐待、虐殺などのニュースをみるたびに、あまり人見知りしないのこちゃんには、知らない人についてったらだめよ~などと言わなければいけないし(のこちゃんは理解してないでしょうが)。なんだか、今になって振り返ると、江戸時代の長屋みたいだなあ。社会も、役に立たずに迷惑をかける存在(ヨソの猫とか)を許容する大らかさがあったように思えます。

このような長屋に住んでましたが、とうきちろうは、生まれは原宿。洒落たマンションにお住まいの、洒落たカップルさんからいただいた、都会風でスリムで、黒くて細長い尻尾のハンサム猫でした(もちろん、そう思ってたのは飼い主だけでしょう)。みーにゃんは、お尻もしっぷもまんまるくて、目がくりくりしてかわいいけど、うちのとうきちろうにはもっと美人なGFがいてもいいのに、などと内心思っていたものです。みーにゃんの飼い主さんは、みーにゃんはしっぽが丸くて後姿がとっても可愛いの♪などと言っていたし、とうきちろうの名前も間違って「秀吉さん」などと呼んだりしていたので、内心、かわいいみーにゃんにはもっとしっかりしたBFがいてもいいのに、とか思ってたかもしれません。

とはいえ、そんな飼い主たちの思いにかかわらず、とうきちろう&みーにゃんは仲良しで一緒にいて幸せそうでした。そして、ともすれば同年代の学校の友達だけの世界しか見られなくなりがちな地方出身の大学生の女の子(←昔の私)に、不思議な距離感のご近所の世界を垣間見せてくれたのでした。

茶茶の49日

2005-02-15 | 茶々(老猫)
速いもので、茶茶の49日を迎えました。
新しく買ったお花にお線香をあげて、茶茶を偲びました。

即席お仏壇の写真は茶茶が12,3歳頃のものですが、ぷくぷくに太ったまん丸の身体でホットカーペットにへばりつき、じっとカメラを見ている、茶茶としては一番のかわいい顔です(普通の顔は、こわい)。

人間の女の子としたら、身長150センチ、体重60キロ、頭周り58センチ、みたいな体型です。
ぷくぷくして可愛かったけど、やっぱりこの体型(肥満)が寿命を縮めたかなあ~と少し反省も。
茶茶が、他の二匹が食べ残したえさをぜーんぶきれいにかたつけていたのでした。

なので、(か、わかりませんが)うんxの量も多かったです。1日に何回かしていたようですが、なぜか必ず1日1~2回は、トイレの横(床の上)にしていました。軟便になることもなく、床ではおしっこをすることもなかったので、かたつけもそうたいへんではなかったものの、トイレもわかっているし、トイレですることもあるのに、なぜここまできてわざわざ横にするのか疑問でした。が、のこちゃんはトイレがちょっと汚れるとすぐ、すご~く嫌そうな態度を見せるので、もしかしたら遠慮していたのかも(か、怒られたのかも)と思います。周りには気を使っていたようなので(←ほんとか?ではトイレかたつけ担当の私に対する気配りは??)

茶茶が亡くなってから、トイレ掃除はとても楽になり、えさ皿にはえさが残っているようになりました。
が、あいかわらず茶茶のお供え皿のえさはなくなっています。。。

四十九日というのは、人の死後、前世までの報いが定まって次の生に生まれ変わるまでの期間で、この間は魂がさ迷っているのだそうです。(一説には猫は三十五日ともいわれているようです。)茶茶は次は何に生まれてくるのかなあ。

茶茶はライオンの仲間で狩が得意な猫科の動物だったはずですが、まちがって虫かなにか踏み潰したことはあるかもしれませんが、のこ&かなと違って、私が知る限り、殺生したことはありませんでした。みんなまだ若くて元気な頃、のこ&かながせっせとセミやヤモリや、ときにはすずめまで捕まえていたのに対し、茶茶の獲物は、旦那か私が脱いでベッドわきにほっぽっておいた靴下でした。三階の寝室あたりでアォンッ!と雄たけびともなんともいえぬ鳴き声が聞こえると、まもなく茶茶が靴下をくわえて階段を降り、リビングルームに現れるのです。そして、私たちにその姿を見せると、ぽとっとくわえていた靴下をその場に落とし、ほめてもらおうとするかのように飼い主たちのそばに来て、手の届く一歩手前で止まるのでした。で、わざわざ手を伸ばして、茶茶、えらいね~(←何がえらいのかわからず)というと、嬉しそうにグルグルいっていました。そういうわけで、茶茶が狩に精を出していた頃、私たちはよく片方だけになった靴下をどうしたもんかと考えていたものでした。

そういうわけで、ぜんぜん殺生しなかった茶茶はひょっとしたら菩薩さんになるかも、あるいは人間として生まれてくるかな?でもやっぱり同じようなドンクサイ猫に生まれて、またうちに来てほしいなあ。


ところで、
先日かなちゃんと遊びたい一心でうちの二階ベランダに来訪し、結局跳び落ちたデカ猫ですが、1日あけて昨日、またうちの玄関周りでぎゃ~ぎゃ~大鳴きしていました。無事が確認できてうれしいです。一応懲りたのか、二階までは来ませんでした。

かなちゃんの反応はというと、部屋の中で、まったく知らんぷりでした。

かなのお友達(かな?)の不幸

2005-02-12 | 老猫とゲン
ここのところよく家の近くにやってくる猫がいます。
お顔も身体も大きな、たぶん♂猫で、グレーがかった毛並みがきれいなです。
かわいい顔立ちに似合わぬでかい鳴き声でぎゃ~ぎゃ~とよく騒いでいます。
外出から戻ると、うちの玄関のドアにへばりついて座っていたりします。

しばらく前に、お外に出たかなちゃんが10分たっても帰ってこないので、心配して見に行った旦那が、その猫とかなちゃんがHしてた、かなちゃんは悪い子だ、とショックを受けて戻ってきました。(←くだらないので相手にせず)

かなちゃんの二倍ほどもある大きな猫なので、かなも逃げられなかったのかもしれませんが、まあ、憎からず思っているのかもしれません。珍しく。
といっても、一見チビちゃんなかなも、実年齢は14歳(もうすぐ15歳)。
人間で言ったら70歳は超えている婆様で、不妊手術も10年以上前に済ませていますので、二匹の真意は不明です。べつにラブラブでもいいんですが。飼い猫らしいきれいな猫で、病気でもなさそうだし。

さて、昨日の深夜のこと。
ベランダでガタッと物音がし、続いて猫の鳴き声がきこえてきました。
あれ?締め出しちゃったかな~と確認すると、のこちゃんもかなちゃんも部屋の中にいます。
そして声を確かめるかのようにベランダへの窓近くにのぞきに行くかな。

私もつられてのぞきにいくと、あら~、来ちゃったのね。。
かなの友達らしき大きな猫が部屋の中をのぞきこんでいました。
下から二階のベランダにジャンプして来られるのは、かなちゃんだけではなさそうです。

お部屋を通って階段を下りて玄関からお帰りくださいな、という気持ちを込めてベランダの窓を開けたのですが、いきなり大きな人間の顔と対面したでか猫は動転したようです。あわてて反対を向いて格子状の手すりの隙間から出ようとしたのですが、、まず顔がひっかかって出られない、なんとか顔が通ったら今度はお腹が引っかかって出られない、やっと身体も抜けたけど、、、

以前の日記にも書きましたが、うちの二階のベランダは、下からジャンプしてくるのは可能でも、上から跳び下りるには、下の手すりはとても幅が狭いので(5センチくらい)、猫でもとても難しい造りになっております。身体まで外に乗り出したデカ猫は、乗り出してからそれに気づいたらしく、今度はとどまろうにも前足を置く場所がない!手すりの格子にひっかかった後ろ足でぶら下がる体勢になってしまい、もがいている模様(私からは後ろ足しか見えない)。

私としてもどうしてあげたもんかと考えている間に、デカ猫はなんとか体勢を反転させて、今度は格子の外側からまず顔を入れようとしました、が、顔がひっかかってなかなか入れない! ここで、しばらく私と正面から向かい合う格好で時間が止まってしまったのですが、かなりあせって必死なはずなのに、猫の表情のとぼけたこと。とぼけた、というか、まじめな、というか、普通の顔が格子にはまって私を見つめて止まっているのは、もう笑わずにはいられませんでした。かなちゃんも私の横で静かに眺めています。100年の恋も冷めたかも。

ようやく格子を通り抜けてベランダに戻れたデカ猫のために、私がいる場所から離れたキッチンよりの窓を開け、リビングルームの扉(階段を下りられるように)も開けておいたのですが、数分後、ベランダ方面からガチン、ボテッという音が、、、。あわててベランダに出てみるとデカ猫の姿はすでになく、下は闇につつまれてシーーーン。

いくらデブちゃんといっても、二階から跳び下りた(落ちた?)くらいで猫は死なないでしょうから、たぶんどこかの草陰にでも隠れて、じっとショックを癒していたのでしょう。

デカ猫ちゃんのベランダ侵入に対して、かなは怒りもせずに様子をみていただけでしたし、のこちゃんはホットカーペットに寝転がったまま顔を向けただけでした。前ヨソの猫がベランダに来たときは大騒ぎして怒ってたのにな~。

という話を今日旦那にしたところ(昨夜はすでに寝ていた)、
「あのデカ猫はきっと最近引っ越してきたいxまさんの家の猫なんだよ、で、猫どうしで引越しの挨拶すんでんじゃないの~?今度近所に来た○○です、よろしくって。」とのご意見。

ほんとか?あ~知りたい、確かめたい!
そして、あのデカ猫ちゃんが昨日のジャンプ(落下?)で無事だったかも確かめたい!
今日は家にいる間耳をすませていましたが、あの猫ちゃんのご訪問はありませんでした。
かなちゃんは珍しく外に出たがらず。来る者は拒まず、去る者は追わず、の心境なんでしょうか。


猫が役に立つとき

2005-02-08 | 3匹の老猫
夜遅く帰宅したとき、お隣を気にしつつ、そーっと玄関のドアをあける。シーンと静まり返った家の中。少しすると、りんりん小さな鈴の音とともに、かなちゃんが階段を下りてきてお出迎え(一応律儀)。

あ~あ、これじゃあな~、泥棒入ってもわからないだろうなとふと思う。犬なら吼えて、多少は泥棒もひるむだろうに。知らない人だったら、かなはさっと隠れて静かにやり過ごすだろうし、社交的なのこちゃんは、気が向けば、にゃにゃにゃ(こんにちわ~)とご挨拶して終わりでしょう。

まったく猫は役に立たない。番犬はいても番猫はいないし、犬ぞりはあっても猫ぞりはないし、盲導犬、警察犬はいても、、、(以下省略)。

と、常日頃思っていますが、実は猫はとっても役に立つことがあります。

それは、一緒に寝ると暖かいこと。もちろん、足が冷たいからといって足元に寝てくれるような親切は期待できませんが、寒いこの季節、冷えたベッドにもぐりこむとき、猫はふわふわの湯たんぽ代わりになります。湯たんぽなんて、今時使ってる人はいないだろうけれど。

茶々は私の猫湯たんぽでした。

私が寝る前に二階の洗面所に行って歯磨きを始めると、茶々はそわそわと様子をうかがい準備を整えます。そして私が三階の寝室でベッドにもぐりこむとまもなく、かしゃっかしゃっと階段を上るスパイクの音(爪が引っ込まないのでスパイクのような音が、、)。しばらくするとベッドにつかまって顔をのぞかせる気配(太っているのでベッドに跳び乗るにも一苦労なのです)。掛け布団を上げて待っていると、せいのっとばかりに跳びあがって、まずは布団の中を前足でかきます(土を掘るような動作ですが、まったく意味不明)。そしてやっと私の腕の中に入り、それから向き変えたり横になったり、しばらく良いポジションを模索してから肩枕の体勢で落ち着きます。

気持ちよくなってグルグルたてる音(声?)は鼻が悪いのでうるさいし、顔を近づけてくると歯周病でお口が臭いし、スパイク足で腋をもみもみされると爪が食い込んで痛いのですが、それでも暖かくて丸くて柔らかくて、幸せな眠りを誘ってくれました。布団の中が息苦しくなると顔だけ出して寝ているらしく、私より先に目覚めることの多いダンナによれば、一つの枕に私と茶々が顔を並べて寝ていて、笑っちゃうことがよくあったそうです。

あー、今年の冬は寒いなあ。

のこちゃんとかなちゃんは、一応仲良しなので、寒いときは二匹でくっついて寝ていたりします。それで、仲間はずれの茶々は寒くなって私にくっついて布団にもぐりこんで寝ていたのでしょうが。それでも夜が更けてリビングルームが寒くなると、のこ&かなも三階のベッドに侵入してきます。が、なぜかこの二匹は掛け布団の上で寝るのが好きなのです(もちろん、布団の下には私の身体が、、)。

飼い主への依存心の強い猫は、飼い主の顔のそばに来たがることが多いそうですが、かなは顔のそばに来るのが大好きです。掛け布団の上限までやってきて(もちろん、その下には私の身体が、、)、やけにクリアなうるさい声で鳴きながら、前足を私の顔に伸ばしてきて、ねぇ~、かまってぇ~、とばかりに前足で私の顔をなでようとします。なぜか甘えるときは足に力が入って少し爪が出ているので、危なくてしょうがありません。危ないのでかなが接近してくる気配を感じると、しかたなく顔まで布団をかぶるのですが、それでもかなは布団の上限までやってきます(布団の下には、私の顔が、、)。かなは、あれ?お顔がない?とでも思っているのでしょうか、しばらく顔の上(の布団の上ですが)に留まっています。そして、猫様には逆らわない習性が身についている私は、かな様があきらめて立ち去るのをじっと布団の下で待っているのです。

あー、今年の冬は寒くて寝苦しいなあ。

というわけで、猫が役に立つことなど、やっぱりほとんどないのでした。
臭くてうるさい茶々湯たんぽが恋しい冬の夜です。


ちゃろんぱの張り紙と訪問猫

2005-02-02 | 老猫とゲン
最近うちの近くで、「猫探しています」の張り紙を見かけます。
行方不明になった猫の飼い主さんが、心配し、必死に探していることが思われ、胸が痛みます。
横浜、菊名駅周辺(鶴見区方面)、馬場小学校近辺の猫ちゃんのようです。
名前は、ちゃろんぱ。茶トラの5歳の♂猫ちゃんです。
情報のあるかたはぜひお知らせください。
もう見つかっているかもしれませんし、そうならいいなと思いますが。

私も大昔、まだ若い盛りだったかなちゃんが数日帰宅せず、お願いして張り紙をしてもらったことがあります。どこかでお腹をすかせているんじゃないか、怪我してるんじゃないか、事故にあってるんじゃないかと、もう、常にかなちゃんのことが頭を離れませんでした。近所の方から、この間かなちゃん見かけたよ~と教えてもらったりして、あー、生きてるんだ、よかった、とほっとしたりしたものでした。

いったん外に出てしまうと、どこで何してるのかさっぱりわからない猫ですが(うちの玄関前に座っているだけの老猫のこちゃんは別ですが)、♂は♀の5倍から10倍ほどの行動範囲を持つようで、家に帰れなくなることもあるようです。

うちの周りにも、入れ替わり立ち代り、(たぶん)♂猫がやってきます。夕方から深夜まで、うちの玄関先にへばりついて、ぎゃ~ぎゃ~と叫んだりしています。一度来ると、数日通い続けるケースが多いので、多分かなちゃんを呼んでいるのかなと思っていますが、これだけうちに来ていると、飼い主さんが心配しているんじゃないかと、それが心配になってしまいます。

外で訪問猫が大騒ぎして呼んでいるのをきくと、のこちゃんとかなちゃんはじぃっとなりを潜めて、外に出たがりません。2匹が外に出ているときにぎゃ~ぎゃ~訪問猫がやってくると、なにはともあれ救出隊出動で、私と旦那が外に様子を見に行きます。植木の陰に小さくなっているのこちゃんを救出(以前は、縄張りから出て行けといわんばかりにケンカ売ったりしてましたが、最近はおとなしいもんです)、かなちゃんは可能なら一目散に二階にジャンプして帰ってきますが、時には車の下で訪問猫とにらめっこ(かくれんぼ?)状態になっており、それを察知して他の猫まで訪問してきたりしていて、ほんとにご近所の方に申し訳ないです。

一度、かなちゃんを追って、二階のベランダにジャンプしてきた猫がいました。かなちゃんも必死、飼い主たちも血相を変えていましたが、なにより動転したのはジャンプしてきてしまった訪問猫でした。二階のベランダへは下の手すり経由でジャンプしてくるので、上ってくるのはまだ楽なのですが、飛び降りるには猫にとっても非常に足場が悪い造りなのです。狭いベランダで、下には降りれないし、部屋の中には飼い主の加勢を得て一気に強気に転換した♀猫3匹(茶々もいたので)がふぅふぅうなってるし。

切羽詰った(と思われる)その訪問猫は、なんと、意を決して(たぶん)、隣の家の屋根にジャンプしたのです。。。その姿は、まるで、むささびのようでした。

このように、特に♂猫は一歩外に出ると、危険がいっぱいです(自ら招いているともいえますが)。うちはうっかり猫がお外に出る習慣をつけてしまったのですが、できれば家猫は外に出さないほうが、猫にとっても飼い主にとっても、近所の方たちにとってもいいですね。

ちゃろんぱが家に来ないかと、訪問猫をチェックする今日この頃です。