月日が過ぎるのは速いもので、茶々が死んで一月が過ぎました。
最近ようやく、思い出を詳しく語れるようになった感じです。詳しく、というのはおかしな表現ですが、しばらくの間、「茶々はかわいい猫だったよね~」といって、その続きはそれぞれの心の中で思い浮かべていました。なんとなく、過去形で話し続けていると悲しくなるんじゃないかという気がして。
ところで、茶々の即席お仏壇に飾ったお花ですが、傷んだものから捨てていっているのですが、菊など数本はまだ元気です。もう一月近いというのに。切花活力剤ってすごいですね。もちろん、よい水さえあれば元気でいられるお花自体もすごいですが。月命日で、お花を買い足しました。菜の花やカーネーションなど。めちゃくちゃな組み合わせですが、素朴な田舎娘風だった茶々には似合ってる感じです。
さて、その横にはポニーテールの鉢植えが置いてあります。ポニーテールが正式名称かどうかはわかりませんが、枝先から上に向かって細長い葉がたくさん生えていき、長くなると垂れ下がってカールして、ちょうど女の子のポニーテールの髪型のようになる観葉植物です。以前勤めていた会社が引っ越すことになり、おき場所がなくなるからともらってきた鉢植えで、うちに来てかれこれ4、5年ほどになるでしょうか。
このポニーテールは、ほっておいてもけっこう元気な植物ですが、うちに来てしばらくすると、カールした葉がどんどん短くなり、髪型で言えば、「ゴブガリ」といった風情になってしまいました。まあ、ゴブガリは言いすぎですが、枝先から5センチほどになってしまい、長さがないと垂れ下がらず上を向きっぱなしという状態です。
ポニーテールになにが起こったかというと、、、茶々が葉先からかじって食べていたのでした。。。猫は体の毛をなめてきれいにするので、胃にたまる毛玉を吐き出すために、先のとがった葉を食べます。「猫の毛玉出し用」という植物(芝生の長いようなものです)を買ってきて置いたりもしたのですが、そちらには見向きもせず、ポニーテールの葉をかじり続けていたのでした。のこちゃん&かなちゃんは外に出てなんかそれっぽい植物を食べていたのかもしれませんが、外に出ない茶々は室内にある植物のうちポニーテールが一番のお気に入りで、というか偏食傾向の強い猫だったので、植物はそれしか食べませんでした。
とはいえ、うちの猫たちは茶々に限らずよくゲロリンしてますが、毛玉入りのゲロなんてほとんどなくて、たいてい、食べた物そのまま、みたいな感じで、「吐くなら食うな」とののしりながら片付けてまわっています。
さて、このポニーテールですが、茶々の月命日を迎えて改めて見てみると、葉が長くなっています。数本はカールも復活して、「ごぶがり」から、本来のポニーテールに戻る日も近そうです。植物の生命力は強いですねー。茶々がいる間は、その生命力を少し分けてあげながら(というか、実際は無理やりぶんどられていたわけですが)、たんたんと生き延びていたんですね。
ポニーテール復活の兆しを見て、突然一句思い出しました。もうx十年前になりますが、母方の祖母の辞世の句です。入院していた病院のベッドの布団の下に残されていました。
「汝(な)と吾(われ)と、生家同じき木犀の、吾亡き後も長く咲きいよ」
祖母が嫁いで来たときに持ってきて、庭に植えて大切にしていた金木犀の木が、自分が死んでからも長く咲き続けるように、と歌ったものです。
茶々がそんな風流な思いをポニーテールに対して持っていたとは思えませんが。
最近ようやく、思い出を詳しく語れるようになった感じです。詳しく、というのはおかしな表現ですが、しばらくの間、「茶々はかわいい猫だったよね~」といって、その続きはそれぞれの心の中で思い浮かべていました。なんとなく、過去形で話し続けていると悲しくなるんじゃないかという気がして。
ところで、茶々の即席お仏壇に飾ったお花ですが、傷んだものから捨てていっているのですが、菊など数本はまだ元気です。もう一月近いというのに。切花活力剤ってすごいですね。もちろん、よい水さえあれば元気でいられるお花自体もすごいですが。月命日で、お花を買い足しました。菜の花やカーネーションなど。めちゃくちゃな組み合わせですが、素朴な田舎娘風だった茶々には似合ってる感じです。
さて、その横にはポニーテールの鉢植えが置いてあります。ポニーテールが正式名称かどうかはわかりませんが、枝先から上に向かって細長い葉がたくさん生えていき、長くなると垂れ下がってカールして、ちょうど女の子のポニーテールの髪型のようになる観葉植物です。以前勤めていた会社が引っ越すことになり、おき場所がなくなるからともらってきた鉢植えで、うちに来てかれこれ4、5年ほどになるでしょうか。
このポニーテールは、ほっておいてもけっこう元気な植物ですが、うちに来てしばらくすると、カールした葉がどんどん短くなり、髪型で言えば、「ゴブガリ」といった風情になってしまいました。まあ、ゴブガリは言いすぎですが、枝先から5センチほどになってしまい、長さがないと垂れ下がらず上を向きっぱなしという状態です。
ポニーテールになにが起こったかというと、、、茶々が葉先からかじって食べていたのでした。。。猫は体の毛をなめてきれいにするので、胃にたまる毛玉を吐き出すために、先のとがった葉を食べます。「猫の毛玉出し用」という植物(芝生の長いようなものです)を買ってきて置いたりもしたのですが、そちらには見向きもせず、ポニーテールの葉をかじり続けていたのでした。のこちゃん&かなちゃんは外に出てなんかそれっぽい植物を食べていたのかもしれませんが、外に出ない茶々は室内にある植物のうちポニーテールが一番のお気に入りで、というか偏食傾向の強い猫だったので、植物はそれしか食べませんでした。
とはいえ、うちの猫たちは茶々に限らずよくゲロリンしてますが、毛玉入りのゲロなんてほとんどなくて、たいてい、食べた物そのまま、みたいな感じで、「吐くなら食うな」とののしりながら片付けてまわっています。
さて、このポニーテールですが、茶々の月命日を迎えて改めて見てみると、葉が長くなっています。数本はカールも復活して、「ごぶがり」から、本来のポニーテールに戻る日も近そうです。植物の生命力は強いですねー。茶々がいる間は、その生命力を少し分けてあげながら(というか、実際は無理やりぶんどられていたわけですが)、たんたんと生き延びていたんですね。
ポニーテール復活の兆しを見て、突然一句思い出しました。もうx十年前になりますが、母方の祖母の辞世の句です。入院していた病院のベッドの布団の下に残されていました。
「汝(な)と吾(われ)と、生家同じき木犀の、吾亡き後も長く咲きいよ」
祖母が嫁いで来たときに持ってきて、庭に植えて大切にしていた金木犀の木が、自分が死んでからも長く咲き続けるように、と歌ったものです。
茶々がそんな風流な思いをポニーテールに対して持っていたとは思えませんが。