夜明けの深き淵 2008-12-04 | poetry 夜明けの晩 ぼくはidを掘れと言われて (誰とも知らないのに信じて) ぬかるんだ地面を深く、深く掘った (雨も雪も降らない廃墟の都市で) 何が出てくるのか (かごめ、かごめ) 冷たい水、硫黄臭いお湯 (恩寵の鳥) はたまた途方もなく重い金属 (いついつ出やる) ひょっとして血のような宝石 (籠の中の鶴と亀御が) 待ち望んだ眠り、永く深い (死は生の地滑り?) でも、底はもうなかった (後ろ . . . 本文を読む