東洋環境分析センタ- 現場奮闘記

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新燃岳 宮崎事業所

2011-02-04 | 営業部
久しぶりに登場の宮崎事業所の竹崎です。


ダースベーダーではありません。竹崎です。


なぜこんな格好をしているか?
ニュースでも連日報道されておりますが、鹿児島県・宮崎県に跨る“霧島連山 新燃岳”の噴火による降灰のためです。
今回のリポートは、新燃岳近隣の自治体様から飲料水検査依頼がありましたので、その現場からです。

「住民の方々へ安心していただきたい」とのことで、定期予定を急遽繰り上げ、追加を含む御依頼です。

とは言え、前日には3回の爆発があり、今朝も爆発。
水源地も立ち入り禁止区域に掛かっているところもあり、
打ち合わせ後、いざサンプリングへ。

風向きと距離から、降灰は多くないと思っていた配水地では


ステンレス製のフタがコンクリートに見えるくらいの灰が積もり


水質検査サンプリングの蛇口も何年も使っていないかのようになっていました。

そこからだんだん新燃岳に近い採水ポイントに行くと、


配管の仕切弁のフタが埋もれていたり、


施錠してある操作室内まで灰が飛んできています。


住民の方は苦労されているのだろうと思いながらサンプリングしていると、背後から不思議な音が、

ハッと振り返ると


本日2度目の爆発が。


周辺に1cm位の噴石?みたいな物がパラパラと落ちてきます。
すかさず軒下に入り、風向きを見ると真上を通過しています。
落ち着くのを待っての再開。

通常より大変な1日でしたが、「地域のためになれば」と思いながら風呂で灰を流します。
長期化に備えてでしょうか、地元の学校では給食室の入口に小部屋を作り、埃などの進入対策をされるそうです。
早く沈静化するのを祈るばかりです。