東洋環境分析センタ- 現場奮闘記

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食の安全 ~消費者の目~ (食品検査)

2010-04-20 | 技術部
皆さん、こんにちは・・・
今回のブログは鹿児島分室からお届けいたします。
毎日のように「食の安全」に関する問題が報道されていますが、
皆さんはどのように感じていらっしゃいますか?

輸入食品の安全性や、食品の偽装問題など、
本来安心して人の口に入るべき食べ物の信頼性が揺らいでいます。
食は生命を維持する源でありその信頼性が失われる事は
大問題ですね。

平成20年度の日本における食糧自給率は
カロリーベースで41%でした。
これでは私たちの食生活も輸入食品に頼らざるを得ない
一面もありますが・・・

輸入食品の問題
・・・残留農薬や国内では使用禁止添加物の使用
   更にはウイルスなどの微生物汚染による衛生管理上の問題

結果として国産志向も高まってまいります。・・・

国産の商品が売れる
・・・しかし量が限られている。売りたいので産地を偽装してしまう
   つい廃棄ロスを少なくするために消費期限を付け替えてしまう

今の食問題は様々な事が関係して起きているような感じですね。
こうなりますと自衛の意味もあってか、
消費者の方々はことさら『食』に対しては敏感です。
私たち鹿児島分室には消費者の方々から
    食品の異臭や変色の原因、
    食品中の異物の特定、
等々さまざまな検査のご依頼があります。

お客さまがどのような状況で異物に気づかれたのか・・・

    開封前か開封した後か・・・
    食べる前なのか、食べてる最中なのか・・・
    その時の保存はどうであったのか・・・

検査には何気ない、ちょっとした情報が意外に役に立ったりします。
中には一体どれが異物なのか、
よ~く眼を凝らさないと分からないものもあります。
今日はそのほんの一部ですがご紹介いたします。


例①フライドポテトに付着した白い物質

白色透明で太さが100分の2mm程度しかなく、
最初はどこにあるのか全然わかりませんでした。
お客様に教えていただいてようやく見つけ、
検査を行い「ポリエステル繊維」と推察されました。


例②ソラマメに付着した薄い膜のようなもの

ソラマメの表面に付着していて皮のように見えていて
なかなか確認できませんでした。
またまた眼を皿のようにしてようやく見つけ、検査いたしました。
結果「玉ねぎの表皮」と推察しました。
他にも様々な事例がありますがまた次回ご紹介したいと思います。

10年後には食料の自給率を50%に引き上げよう
という取り組みがあるそうです。
農業に対しては行政の後押しが必要ですが、
自給率が上がれば食の問題も少しは解決する
かもしれませんね。

・・・そう願いたいものです・・・

しかしながらすべてが国産に代わるわけではありませんし、
輸入前の検査は更に強化されるかもしれません。
食の安全の為の検査を通して皆様に安心をお届けすべく
私たち検査スタッフは正確に迅速に更に努力して参ります。


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