Knockin' on heaven's door

NFLとNBAとその他諸々

石崎幸二「あなたがいない島」

2015-04-16 23:07:20 | 読書
この作者の本は、
たぶん読んだことがあるはず。

たしか、メフィスト賞を取った「日曜日の沈黙」

全く記憶には残っていないが、
一応メフィスト賞作家ということで。

基本的には、直木賞は別格だが、
そのほかの賞よりは、
この賞を受賞しているということは、
食指が進む。

舞台は、東京(無人島)。
ミス研の女子高生と顧問が、
「持ち込めるものは1つだけ」
という条件で無人島に行き、
なんやかんやの物語。

ま、簡単に言うと、
内容やあらすじ・トリックで読ませる本ではなく、
会話がメインの本。

「1つだけ・・・」の条件・背景や、
犯人を指摘する場面のトランプなど、
なんだか、なんだかなぁってかんじ・・・。

会話が、面白いと思える方は、
何を読んでも面白く思えるだろうし、
苦手な方は、この作者は合わないだろう。

地文の箇所では、引き込まれることもなく、
普段女子高生と接点がないので、
基本的に感情移入は、全くできない。

小説というよりは、
アニメの文庫版のような感触で、
「金田一少年・・・」よりかは、
ミステリーとしては、下のランクか。

深夜の萌系アニメに、
題材としてはぴったりでは・・・。

確実に、本が好きな知人には
薦められる本ではないが、
箸休めと思えば、
読めなくは、ない。

というか、この作者の本、
後2冊ストックがあるので、
いつかは読まねばならない。

重いお話の後にでも、
読むことにしようか。

題名からは、本格の希望があったのだが、
かけらもなかった。

次は、やっぱりきちっとした本格ものを
読んでみることにしようか。

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