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牧野修「大正二十九年の乙女たち」

2015-07-28 21:14:12 | 読書
この作者の本は、
それなりの数を読んでいる。

最初に読んだのは「スイート・リトル・ベイビー」。
ホラー文庫に手を出した初めての作品かもしれない。

読んでいてとても怖いわけではないが、
(だからつい読んでしまうのかもしれない)
不思議系(SFまでは行かないが・・・)なお話が多く、
好きな作家の一人でもある。
ライトノベル系でも本を多数出していることは、
巻末の著者作品リストで知りました・・・。

舞台は、大阪で時代は大正29年。
逢坂女子美術専門学校(逢美)に通う4人の少女が、
事件に巻き込まれながらも・・・ってな感じのお話。

ホラー系の作家だと思っていたので、
この題名の本を読むことに
抵抗が無かったわけでは、無い。

読み始めてみると、
4人の少女のお話ではあるが、
ホラーテイストもあり、青春的な要素もあり、
女性の強さみたいな部分も描かれていて、
あっという間に読み終わってしまった。

アスキー・メディアワークス文庫からの出版って事も
関係があるのかもしれないが、
学生たちを取り巻く先生たちが、
学長も含め暖かいこと・・・。

それも、御都合主義でしょとは
読んでいるうちは感じることも無く、
こちらもすっかり甘々の感覚で
4人を応援してしまう・・・。
(ついでにカンコ先生も)
ま、さすがに星野逸子編は
御都合主義満載でしたけど、
それでも応援してしまう・・・。

題材やプロット云々ではなく、
好きな作家の本は
何を読んでも面白いって
事なんでしょうかね・・・。

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