Landscape diary ランスケ・ ダイアリー

ランドスケープ ・ダイアリー。
山の風景、野の風景、街の風景そして心象風景…
視線の先にあるの風景の記憶を綴ります。

三月の散歩道

2017-03-04 | Walk on

 

街の南側、川を渡ると丘陵地が連なる。

中腹は適度なアップダウンがあって眺めもよく、格好のサンクリングロード。

その起点になる丘が、春先一面の菜の花の黄色で染まる。

3月上旬から桜の咲く4月まで、ほぼ一カ月楽しめる。

鎮守の杜の薄暗い照葉樹の森を抜け、くねくねと丘の頂まで九十九折が続く。

昔は蜜柑山だったのだろうが、今は荒廃してジャングルのように蔓草と叢林に覆われる。

頂上付近には通信関連の電波塔が林立する。

要所に立つ道標は、誰が立てたのだろう?

なかなか脱力感がいい具合で、センスを感じさせる(笑)

峠を越え木立を抜けると、そこは異界なんてね。

猪罠が点在する野生の王国。

大きな猪が威嚇するので道を返した。

上りはいいが下りはダメだ。

凍傷痕の足の小指が圧迫されて、まともに歩けない。

展望テラスで海まで見渡せる夕映えの眺望を見納め、

いざ黄昏の道を自転車を走らせ帰還。

 


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9 コメント

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道後平野 (鬼城)
2017-03-04 19:18:08
荒れ果てようとする丘陵地にセンスのある道しるべが・・・(笑い)
菜の花の道、そのサイクリング道路での散策ですね。
凍傷の痛みが気になります。
ランスケさんと散歩、いやトレーニングをして居るような気になりました。
まさに光とともに時系列の写真ですね。
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リハビリ散歩 (ランスケ)
2017-03-04 21:46:12
鬼城さん、ここのところの更新ペースには目を見張りますね。
お仕事も一段落されたのでしょうか?
気候も日一日と春めいて来ましたものね。
掲載される写真も、どんどん上手くなってゆく印象です。

凍傷痕は、怪我というほどではなく腫れが引かないので
靴を履くと、その部分が圧迫されて痛いので真面に歩けません。
しばらく辛抱です。

この菜の花の丘は、急傾斜で路面状態が悪いので自転車は登山口に置いています。
標高300mくらいの昔の蜜柑山の斜面が一面の菜の花畑に。
南予の蜜柑山にも菜の花が多いですよね。
展望が開けているので気持ちのいい散歩コースです。
凍傷の痛みも上りは大丈夫で下りになると辛いです。

あの標識、笑えます。
なかなか素敵です。
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下界はもう春 (ペンタ君)
2017-03-05 10:19:02
青空の下で菜の花を楽しみながらのサイクリング、気持ち良さそうですね、今月末辺りは桜も楽しめるみたいで、暫くは春の色満喫されますね🎵
それから昨日のアドバイスありがとうございました、あんな危険目を体験したのは初めてでした、やはり3月の雪山は危険でした。
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危険な季節 (ランスケ)
2017-03-05 11:37:59
ペンタ君、お疲れ様。
やっぱり面河道は厳しかったようですね。

今年は雪が少ないので大丈夫かな、と私も甘くみたようです。
確かに、あのルートは長くて雪深い上に沢が凍結していますからね。
その通り、石鎚が一番危険なのは3月でしょうね。
雪解けが進んで融けた雪がガチガチに凍結してアイスバーン状になった上に、うすく雪が被っています。
最も滑落が多いのも、この頃です。

ペンタ君も、暫くは雪山から離れて桜前線を追いかけるのもいいですね。
また桜情報など教えてください。
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サイクリングロードですね (masa)
2017-03-05 20:40:38
この場所は昨年車で登り いろんな山桜を撮影しま
した。そうかサイクリングロードだったんですねー
今度車を置いて歩き出登ってみようと思います。
冬山に挑戦と粋がってましたが、どうも膝の上の
筋肉を痛めたようで思うように動けませんでした。
だから今はある以降のことを考えて膝の調節にかか
ってます。なんとかあの八丁坂を克服したかったの
ですがーーーゆっくりマイペースで頑張ります!!
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ストレッチを日課に (ランスケ)
2017-03-05 22:31:37
そうですか、masaさんも膝痛ですか。
あれは年齢と共に骨がスカスカになることで生じる骨粗鬆症ですね。
普段からカルシウムを意識的に摂取して膝周辺の筋肉を鍛えるしかありません。
毎日スクワット100回と自転車漕ぎがお薦め。
私は、これ+身体各部のストレッチ20分を日課にしています。
おかげで以前入院時に検査した骨密度は、問題なく正常値でした。
何度も云うように、日頃から継続的に山歩きできる身体を維持しておかないと、
山岳写真の撮影は無理ですよ。

この場所はサイクリングロードではありません。
高速道に並行して丘陵地を走る農免道路がアップダウンの連続する自転車乗りに人気のコースです。
そこから森林公園、七折峠経由で砥部町周回が自転車トレーニングルートです。
ここは起点になる坂の上で、そこから蜜柑山の九十九折れを頂上まで歩きます。
3月4月限定の散歩道ですね。
しばらく凍傷痕の腫れが引くまで我慢です。
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大事な何かを磨き続けること (ランスケ)
2017-03-06 21:57:04
私自身への自戒を込めて、村上春樹wordより。

村上春樹BOT‏ @Haruki__BOT

もし忙しいからというだけで走るのをやめたら、間違いなく一生走れなくなってしまう。
走り続けるための理由はほんの少ししかないけれど、
走るのをやめるための理由なら大型トラックいっぱいぶんはあるからだ。
僕らにできるのは、その「ほんの少しの理由」をひとつひとつ大事に磨き続けることだけだ。

そして野党とメディアと検察は何をやっているのだろう?
お隣、韓国の巨大権力、サムスンと大統領に対する容赦ない追及と較べると、
この国の民度は、情けないくらい最低だ。

徳永みちお ‎@tokunagamichio

自己資金が2700万円しかない森友学園に、9億円の土地を取得させ、数億円の小学校を建設させ、
小学校設立の認可を与え、コテコテの大日本帝国小学校を創るというスキームを官僚に実行させえる権力者は
総理大臣しかいないということは、メディアの人間なら皆んな分かっていることじゃないのか。

その温床、日本会議の実態も露見した。

http://news.livedoor.com/article/detail/12758399/

もう一つの疑惑?

http://news.livedoor.com/article/detail/12744645/
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日本の司法 (ランスケ)
2017-03-07 15:42:57
う~ん、やっぱりね。
権力の暴走を止める手立てが、もうこの国にはないのだろうか?

元最高裁の瀬木比呂志氏が暴露「裁判所はいまや権力の番人だ」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/157670

"裁判官は独立しているというのは誤解で、上や多数派は、法衣を着た役人です。
だから、支配と統治の根幹に関わる部分では、権力側の意向を忖度するんです。"
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羞恥心について (ランスケ)
2017-03-08 12:42:46
先夜、国会で連日追及されている最中、疑惑の宰相と主要新聞紙の報道キャップが集まって会食をしていたそうです。
これでは、この先の新聞報道の落としどころも見えて来ます。
情けないけど、これがこの国の実情(民度)なのでしょう。

情けない日本の男たちと比べて、高峰秀子の知性には、毎日のように驚かされます。

高峰秀子‏ @HidekoTakamine · 3月7日

人間なんて、一生恥のかきくらべをしているようなものだ、と私は思う。
そして、人は恥のつぐないによって成長するものじゃないかしら、と思う。


【塚本幼稚園】報道特集 

一部の大人たちが理想としている国家観とか思想信条を判断力も理解力もない子どもたちに丸暗記させてそれを言わせる、
しかもそれを聞いて感動する大人たちがいる、というのは理解できない。
以前、北朝鮮で幼稚園を取材したとき、まさに同じような気分になりました。

内田樹‏ @levinassien ·

安倍首相は二度目の登板のときに「自分に媚びる人たちにのみ排他的に過分のご利益を与える」
というルールを採択したのだと思います。
それで党内と官僚とメディアの首根っこをあっという間に抑えてしまった。
これは首相の狡知より「抑えられた」側の性根の卑しさの「成果」と言うべきでしょう。
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