Tosh!'s Blog

ただ生きるな善く生きよ(ソクラテス)

ヒメヒオウギズイセン

2012-07-07 18:45:53 | 世評


写真の花はヒメヒオウギズイセン(姫檜扇水仙)、アヤメ科で別名はモントブレチア。カマキリの子がちょっこり乗っかっています。花の名前は、学名、和名、洋名、園芸種名etc.と色んな呼び名がありますが、私は出来得るだけ和名を使います。

私は公平や平等よりも、公正さを求めると何度も記して来ました。日本語の意味は同じ様なものですが、英語で云う「Justice」の様な意味合いです。公平・平等の「平」と云う漢字が胡散臭く、何をもって均等に、平にするのか尺度次第に物差しのイメージが浮かび、公正と云う言葉には弁護士バッジの象徴である天秤のイメージを持つからです。公正取引委員会はあっても、公平取引委員会はありませんよね。

世の中公正かと思えば、どうも公正さに欠ける事が多く、公正でないから諸問題がうやむやになる。裁判官でさえ公正さに欠ける判決を出したりするから、この国を憂う。

JR西日本の尼崎の事故で強制起訴された...小沢裁判の強制起訴とは違い、こちらは支持する。...が、元社長達が、報道が正しければ「事故は想定出来なかった」として無罪を主張したそうな。

事故当時、何処の報道機関も指摘しなかったが、事故現場の地図を見たら、どうも線路を移動した形跡が見られたので過去の地図を探し出し、事故現場を直進していた処をS字カーブを描く様に改変されたのに気付いた。で、テレビ映像に速度標識が写っていないか探した記憶がある。脱線するスピードに対する線路のカント(バンク角)があまりにも緩く、当然スピード制限している筈だと思ったからである。と、素人の私でさえ、どうも突貫工事っぽく見えたし、ほぼ直線から曲線に敷設し直した際の標識の付け替え忘れ(未確認)やら、後に報道されたATS-Pの設置計画があったとか、総合的に杜撰さがプンプン臭ったものである。

「事故は想定出来なかった」とは、Twitterにも記したが、私に言わせれば「JR西、強制起訴での元社長の無罪主張って、「わて、アホやから事故が起きるなんて予測できまへんねん」って聴こえるし、そんなアホが社長すなっ!って咄。そんな無能がいっちょまえに高給取りやがって!ってのが庶民感情。責任の重さと高給の釣り合いが取れていないよねぇ。これが「不公正」也。」と、ぴったり140文字に収めたが、経営者たる者がその高額な報酬に見合う責任を取らない、無罪を主張するとは、そんな無責任が許されるのなら、事故で亡くなった方々も報われまい。普通にサービス提供料として運賃を支払い、営業妨害もしていないのに、命を奪われたのだから、その失策をつくった(厳密にはその計画に携わる書類に許可の印鑑を押したのだ)経営者たる者が、「罪は無い」など有り得ない。

裁判の行方を見守りたいが、無罪となれば、裁判所にも「公正」が無いと言わざるを得ない。

以前、ボランティア活動していた公園のベンチが壊されていた。その日は休日で、役所も休みなので後日被害届を出す様に役所に連絡するが、被害状況を確認してもらう為に警官を呼んだ。私は壊した犯人を罰して欲しくて警官を呼んだのではない。恐らく少年で、誓約書を書かせる也、刑事罰の対象になる事を少年に認識させるだけで良いと警官にも言った。が、警官は「立件出来ないと...」と本音を漏らしたので、私が口を挟む。「無罪を含め、罪の重さを決めるのは裁判所でしょ!」と、「立件=有罪」と云う構図を描いているマインドを突っついてやった。警察も検察も有罪に出来ないなら立件すらしないとは、裁判所がどう考えるか予測し乍ら捜査(操作?)するとは、これもまたおかしな組織だ。これも、私には不公正に思える。

今迄散々刑事罰化は有り得ないねと審議会内でも議論されていた、違法ダウンロード規制。あっさり法案が通りアップロードではなくダウンロードにも刑事罰が付与された。これもまたどうにでも改竄出来そうな「エルマーク」を考案し、恐らく此処でも利権が生まれる。つまりは、新たな利権に依って、増々著作権者の利益が貪られる事になろうかと思う。

このBlogのタイトル、冒頭の歌詞の一部も個人的には宣伝も兼ねて使わせて貰っていたが、宣伝やリスペクトと個人的に言っても意味をなさない。取り締まりも厳しくなろうかと思うので、今後は使わない事にします。

このBlogにアップしている写真は自分で撮ったもので、写真は肖像権云々を避ける為に基本的に人物は特定出来ない様に撮っていますし、人物にはあまり興味はありません。それに、アップした写真は公共に資するものと考えていますから(基本的にインターネットとはそう云うもので、其処に権利関係を持ち込むべきでないと思います。)、著作権など放棄していますからご自由にコピペして下さって結構です。

さて、話を「公正」に戻しますと、私は性善説で物事を考えて来ましたが、どうも、それでは不都合が生じると思い、暫く考え込んでいました。

TPPも恐れるな!と言っておりましたが、調べれば調べる程、真っ当な交渉を出来る政府でないし、米韓FTAの内容を見てみますと、まるで米国の属国扱いで、関税障壁だけの問題で無いと、とうに気付いておりました。条約が国内法よりも優先する事も知っていましたし、それでも正々堂々と交渉すれば良いと云うのが私の主張でしたが、米国に言い包められて後戻り出来ない状況になる事を恐れる様になってしまいました。信念を持たぬ政治屋にそんな危険な交渉をさせる訳にはいきませぬ。

恥ずかし乍らも、「TPP反対!」に主張を(私的には)後退せざるを得なく、私の甘さを深く反省するものです。読者の皆様、申し訳ありません。<(_ _)>

自分の言った事に責任を持たないといけませんよね。そう云う意味で恥ずかしく思っております。自分の過ちを認める事は責任の第一歩で御座います。二歩目、三歩目は整理するまでもう暫くご猶予下さい。

JR西の行(くだり)で、小沢裁判の強制起訴とは違い...と、記しましたが、私は小沢一郎氏を認めている訳ではありません。私が大反対する消費税を導入した竹下内閣で内閣官房副長官をしていたのが小沢一郎氏であった事を忘れてはいません。正直、小沢一郎氏の腹の内が読めませぬ。依って、信頼はしておりませぬ。が、マスコミ含めた霞ヶ関の小沢虐めには、看過出来ぬ憎悪を抱いていまして、それが不健全な政治の空転を招いているのです。政治家が政治に集中出来ぬ結果を招いているのです。曳いては、私達の選挙での一票が機能しません。国民不在の政治になるのです。

私は京都生まれでして、橋下徹氏が独裁者とかヒトラーと揶揄されていますが、関西を知らない人にはそう映るかも知れません。が、私には強権的な橋本氏は一種のカンフル剤と思えます。今でも温存されている「原子力ムラ」をどうやったら解体出来るか考えてみて下さい。横暴な霞ヶ関をどうやったら解体出来るか考えてみて下さい。紳士的な議論では到底解体出来ますまい。時には橋本氏の様な存在も必要だと私は思いますよ。独裁的なのは橋本氏でなく、橋本氏が壊そうとしている行政の方です。橋本氏の言動ばかり報道されて、報道されない行政の方がもっと酷い状態なのです。

報道からでも裏読みすればその実態の一部が判ります。例えば入れ墨の実態調査報道。申告書をテレビに映し、入れ墨を入れている箇所も図で書き入れるなどやり過ぎではないか?と報じ、そう思われる方も多いかと思いますが、入れ墨している職員が居なければ、幾ら橋本氏でもそんな調査もしませんよ。教育委員会は「調査しない」とした裏には、居るから表に出るのが困ると云う事です。居なければ、申告書を白紙で出せば良いのですから。申告書に嘘付いて白紙で出しても、嘘の証拠が残るから困る。だから「調査しない」と云う事です。

橋本氏が国会に進出し総理大臣?それには、私はノーです。地方の問題と国政とは別です。

さて、前々エントリで米国でドル紙幣を刷るFRBに触れましたが、このBlogをお休みしている間に動きがありました。ドッド・フランク法(金融規制改革法)に基づき、大手金融機関J.P.モルガンやバンク・オブ・アメリカやシティグループ等の経営破綻後の整理計画書が提出期限を迎えました。「大き過ぎて潰せない」金融機関をも清算・分離解体する見極めみたいなものです。米国政府は自前で通貨発行出来ないので、景気刺激策するにもFRB、つまりは大手金融機関等に利鞘を持って行かれます。それに痺れを切らしとうとう手を入れだしたと云う事です。ロイター(英語版のみ)やブルームバーグに記事が載っています。勿論、金融グループは抵抗している事でしょうが、そこまでは報じていませんし、今後も紆余曲折あるでしょう。

今年5月に財務省が対外貸借報告書を発表し、21年連続で世界一の対外純資産を持つ債権国だと報じられましたが、返して貰えない債権など意味がありません。その内どのくらい不良債権かを示さないと、まだ日本の資産程政府の借金が膨らんでいないから破綻しないと云うエコノミストを私は信用していません。逆に破綻して、霞ヶ関も給与が貰えず崩壊すれば良いとさえ思っています。政府が破綻すりゃ、国債も紙屑になり、銀行も連鎖的に倒産し、ペイオフ制度も意味をなしませんし、大金を銀行に預けている人は損害を被りますから、自分の判断で行動して下さいませ。私は文無しですから、痛くも痒くもありませんし、最悪食せる雑草も、毒のある植物も勉強していますから、餓死せず生き抜けます。:-p

或るスレッドの投稿に「のび太がジャイアンに借金返済の催促なんかできるわけねー」とありましたが、的を得ていると思います。回収出来れば消費税増税等不要なのですから。

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信じる者は掬われる。
by Tosh!