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VOL2 わ・た・し流

おとぼけな私ですが 好きな本のことや 日常のなにげない事等 また 日々感じたことも書いていきます。

水滸伝と金瓶梅

2014-04-13 11:11:16 | 日記
GyaO! で楽しみにしている「水滸伝」


 今、ちょうど武松が、兄 武大の復讐を果たしたところ。


ちょっと目を覆いたくなるような壮絶なかたき討ちでした。


 器量も悪く、さえない兄 武大ですが、人の良さは天下一品

そんな兄を心から慕っていた武松。


 として仕えていた家の奥さんにやきもちをやかれ、

腹いせに 醜い武大に嫁がされた潘金蓮。


 精一杯生きていた金蓮でしたが、ある日 素手で虎をやっつけた勇敢な弟、

武松がやってくる。


 兄とちがって 男らしい武松に一目ぼれした金蓮は、

武松に言いよって、思いっきりコケにされます。



 「売女」とさげすまれ、トラウマになるほど傷つくのでした。


そんな金蓮が 武松が出張している間に 向かいの店の王婆と西門慶のわなにはまり、

 密通する事に・・・


武大にばれた金蓮は 王婆からもらった毒で 武大を殺してしまいます。


 金蓮は 悪い女なのだろうか?と、この話の中で疑問が・・・


なんか、被害者だったんじゃあないかな・・と思わせられる。



 だから、なのか、それとも違うのか、

明の時代に、笑笑生 という人が この西門慶を主人公にして小説を書く。


 武松は 替え玉を殺し、西門慶と金蓮が 生き延びて

金蓮は、西門慶の第5夫人になるという筋書き。 が 「金瓶梅」



 金瓶梅でも、西門慶が亡くなったあと、奴隷として売りに出される事になっていた

金蓮でしたが、そこへ武松が帰ってくる。


 金蓮はまたまた、武松に言いより、結局金蓮と知った武松に殺されるのでした。


驚いたのは、あの時代、第〇夫人という立場にあっても、主人がなくなると、

 奴隷として 売られる・・・という事実。


いったい、どんだけ女性の地位が低かったのか、と言うことです。


 「金瓶梅」は ちょっと気がひける(?)ような・・・で、見てませんが、

金は 金蓮の金、瓶は 李瓶児の瓶、梅は春梅の梅、だそうです。


 いずれも、西門慶のお妾。


ただのぽるの小説ではない というところが

 読んでみたい  と思わせる。


金蓮の人生、水滸伝で書かれたような人生で終わるのは、

 あまりに気の毒だと思います。だから 生き延びて「金瓶梅」なんだろう・・・って。


そうですね、いつか マンガででも読んでみたいかも。です。