辛い・・・・

　僕の記憶障害は演技なんかじゃない。

　忘れた演技でもしてるかのように思われるのが辛い。

　僕は、障害者を演ずるほどの技量はない。

　辛い・・・。

お試し出勤、第８日目は微妙でした

　今日はお試し出勤、第８日目。

　だけど、今日はなんだか職員が少ない。

　隣の席の鬱の人は、今日と明日は忌引きでお休みなのは知ってたけど
こんなに少ないとは思わなかった。

　この鬱の人は、僕のことをよく理解してくれてるから、心細かったけど
何とか乗り切れるだろうと思った。

　でも、いろんな障害があるから、健常者のレベルでは仕事ができず、失敗はあるんだな、って思った。

　まわりの健常者の人にはわからないだろうな、この辛い気持ちは・・・。

　自分が思ってるとおりに、行動できない辛さ。

　この、お試し出勤は、僕は休職中。

　だけど、お客さんはそんなことは知るはずはない。

　だから、僕は一生懸命頑張る。

　でも、その職場の知識がない僕は、思った通りにできるわけもない。

　だけど、お客さんはそんなことを知るはずはない。

　だから、僕はますます頑張ろうとするけど、ますます思った通りに行動できなくなる。

　この負の悪循環を、そういう当事者の気持ちを理解してくれてる鬱の人は今日はいない。

　

　今日は、こんなことが、たった１時間半の間に何回かありました。

　お試し出勤って言うのなら、元の職場でやって欲しい。

　元の職場なら、たとえ記憶障害があっても、相手が言うことを理解することはできる。

　でも、勤務したことがない職場では、覚えなきゃいけないことがたくさんある。


　
　こんな状況で僕を試して、分限免職に追い込もうとするのかな。

　分限免職されたら、僕は、「雇用する価値がない人間」ということになる。

　なんで、信号無視野郎に轢かれても、ここまで頑張って回復してきたのに・・・。



　僕は軽度の高次脳機能障害者。

　だからこそ、僕は、ここで負けるわけにはいかないんだ。

　だって、僕が分限免職されることになれば、高次脳機能障害者のみんなが差別されることになる。

　「あ～、あの高次脳機能障害者ね・・・」って。

　そんなことは絶対にさせないぞ！！！



　ということで、エアコンが壊れちゃったみたいなカペラくんは、ディーラーに任せることにしました。

　昨日だったかな、僕が、「ここじゃないかな？」って探してたところが、ヤッパリ故障してました。

　僕のカンは記憶障害に勝ったんだな、って思いました。

　でも、それがわかっていながら修理できなかったから、僕の感覚障害は負けたんです。

　僕の感覚障害は、手足などが、長時間、正座していたあとみたいに痺れてるんです。

　痺れてるから、うまく思うように動かないから、細かい作業はできなくなる。

　だから、僕の残っていた知識は、この感覚障害に負けた。



　僕の、お試し出勤は、こういうふうに試されてるのなら、試していただきたい。

　その結果、「雇用する価値なし」ってことで分限免職されるのなら、従うしかない。

　だけど、知識すらない職場で試されて、それで「価値なし」って判断されたらたまったもんじゃない！


　
　「高次脳機能障害」を知りもしない行政に、間違ったことで判断されたくない。

　でも、他の障害者のみんなも、こんなふうに行政に虐げられてきたんだろうと思うと
公務員の僕は、何とお詫びしたらいいのか・・・。

　病識がある、軽度の高次脳機能障害は辛い。

　だけど、ど根性系障害者の僕は、こんなことには絶対に負けないで闘うぞ！！！

　だって、猛スピード大型トレーラーの信号無視野郎に轢かれても死ななかったんだからね！！！



　お試し出勤、第８日目にして、こんなかんじで決意表明したりしてる僕・・・。

　なんかへんだな、って思うけど、そんな気持ちの浮き沈みもあるけど
高次脳機能障害その他症状てんこ盛り障害者だけど、大丈夫ですよ！！

　日本刀で、人を殺したりはしないから大丈夫だよ。

　たぶん、世田谷のあの事件、自殺したおじいさんの脳くんが壊れてたんだと思うよ。

　でも、自殺しちゃったから真相はわからないんだけどね・・・。