長編恋愛小説 ~水たまりの中の青空~(十四) 心のバランス 2015-07-14 08:59:11 | 小説 疲れている麗子ではあった。婚約者の独善性に振り回される日々に、疲れている麗子だった。 「黙ってついてくれば、いいんだ!」 少しでも異論を唱えると、叱責された。思えば、そんな不満のはけ口を彼に求めていた麗子だった。 . . . 本文を読む