昭和の恋物語り

小説をメインに、時折よもやま話と旅行報告をしていきます。

長編恋愛小説 ~水たまりの中の青空・第一部~(十四) 忘れて! 全て!

2015-07-10 08:56:09 | 小説
高速道路に入ると、麗子は車のスピードをグングン上げた。 メーターを見やると、優に100kmを越えていた。 「どこへ、行くんですか?」 不安げに尋ねる彼に、麗子は薄ら笑いを浮かべるだけだった。 今日の麗子は、彼の知る麗子ではなく、異邦人のように感じられた。 . . . 本文を読む

NTTコム リサーチ

NTTコム リサーチモニターに登録!