toraと散歩

お散歩さんぽ、見つけたり見つかったり

旅立ちの前

2014-10-04 | まち歩き

胃カメラでチェックしたところでは、「2ヶ月前ピロリ菌検査のときと変わらない胃のヒダです。」と胃腸内科の先生。様子観察ではなくて生体検査してほしいと思っていましたが、大丈夫なんでしょうかねぇ。心配の元ははっきりしたいものです。いずれ行く道ですが、まだまだと思っている凡人なものですから・・・。

石飛幸三医師の講演がありました。

エリート外科医として長年勤務したのちの、特別養護老人ホーム常勤医10年についてお話がありました。老いという人生の下り坂に接して看取りに「平穏死」という選択があるということに至った経緯、入居者が老いていくことに家族の気持とホームの職員の対応と医師の役割とがいかに関わったかなど、施設で作成したDVDを交えての講演でした。人生は厳しい、しっかり終えることが大事、医療は人間のための科学であるから自然の摂理に沿ったものであるべきと淡々と話しをされ、死因には病名だけでなく「老衰」もあるという事も印象に残りました。

お話しの中に、『手紙~親愛なる子供たちへ』の引用がありました。ポルトガル語で書かれた親の気持ちが現れた詞です。男性歌手がテレビで歌っているのを見たことがあります。ちょうど、『千の風になって』が流行っていた頃です。

・・・・・

悲しいことではないんだ 旅立ちの前の準備をしている私に
祝福の祈りを捧げて欲しい

あなたの人生の始まりに 私がしっかりと 付き添ったように
私の人生の終わりに 少しだけ付き添って欲しい

・・・・・(メロディーは忘れましたが)

 

著書は多数おありとか、『「平穏死」という選択』『家族と迎える「平穏死」』等々。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする