けやきと見る夢~殿ヶ谷十二支はやし連ブログ~

東京都立川市西砂町で活動する 重松流・殿ヶ谷十二支はやし連の公認ブログです

全国地芝居サミットinあきる野 見学報告(前篇)

2015年05月04日 | お祭り・お囃子情報

5月2日(土)~3日(日)に、秋川キララホール前広場で
第25回全国地芝居サミットinあきる野
が開催され、3日(日)に見学してきました。


このイベントは、全日本郷土芸能協会(全国地芝居連絡協議会)が主催するもので、
全国各地に残る「農村歌舞伎」のネットワークづくり、活動の活性化
などを目的として、毎年、全国の様々なところを開催地に選び、行われているものです。
25回目の今年は、東京都あきる野市が開催地となり、
秋川歌舞伎保存会あきる野座と菅生歌舞伎菅生一座の芝居の上演のほか、
地元あきる野の囃子や神楽、中学校の伝統芸能部などの出演もありました。

まずは10:00より、ホール前広場に組まれた
「菅生の組立舞台」(都指定有形民俗文化財)で、
菅生歌舞伎菅生一座による「絵本太功記十段目 尼ケ崎閑居の場」を見学しました。



舞台・衣装・カツラ・大道具などが、すべて座員の手作りです。
組立舞台は、丸太と竹を、ワラ縄で縛って組まれています。


回り舞台による場面転換。舞台師(ブテーシ)の技の見せ所です。


満員の観客席からは掛け声もかかり、ラストはおひねりも飛んで、拍手喝采でございました。


引幕も見どころの一つ。大正6年制作の引幕を複製したものだそうです。
全面に商店広告が染め抜かれ

「蚕種」「絹織物」など養蚕で栄えた時代がしのばれます。


再び幕が開くと、役者・スタッフが勢ぞろいでご挨拶。
「シャンシャンシャン、シャシャシャンシャン」という独特のリズムで手締めを行いました。
菅生一座さんでは、これを「歌舞伎締め」と呼んでいるんだそうです。


このイベントには全国から、地芝居の一座の方々が参加しており、
各地の○○座と染め抜かれた半纏を着た人を見かけました。


会場内につくられた「グルメ横丁」

地酒や、地元の美味しいものが並んでいました。


終演後の役者さんと記念撮影。

※写真が多いので、全後編に分けます。後編につづく・・・


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