後編です。
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11:45からは、子ども歌舞伎教室成果発表として、
子どもたちの演技が披露されました。
演目はご存知「白浪五人男 稲瀬川勢揃いの場」
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一人ずつ口上を述べ、
「・・・にっぽんだーえーもーん(日本駄右衛門)」と見得を切ると
客席からは一斉に掛け声がかかります。
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実は上演前にレクチャーがありまして、
子どもたちを指導されたあきる野座の座長さんが、
出演する子どもたちの名前を書いたカンペを出したら、
お客さん達が、一斉に掛け声をかけるというカラクリ。
この作戦はすばらしい!
一度、これを味わったら、やめられません。
後継者育成作戦。
殿ヶ谷一座でも、今度、子役が出るときには、この方法を取り入れたいと思います。
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捕り方たちを蹴散らして、最後に大見得を切ると、
万雷の拍手におひねりも飛んでいました。
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12:15からは
あきる野市立東中学校伝統芸能部の舞踊「屋敷娘」。
その後14:00頃までの間は、あきる野市内の囃子・神楽の出演でした。
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野辺はやし神楽保存会さん
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引田囃子保存会さん
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五日市上町囃子連さん
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会場はかなり日差しが強くて、帽子を持ってこなかった私は、
菅生一座さんの手拭を購入。かぶって見物しておりました。
14:10からは、キララホール内での上演となりまして、
場内撮影禁止ということで、残念ながら写真はありません。
まずは、あきる野市立東中学校伝統芸能部による「雛鶴三番叟」が披露されました。
この部活は平成24年に発足して、今年で4年目だそうです。
顧問や指導者を確保するのがたいへんだと思いますが、ぜひ続けていただきたいです。
続いて秋川歌舞伎保存会あきる野座による
「仮名手本忠臣蔵三段目・足利館門前進物の場」「松の間刃傷の場」
が上演され、進物の場のほうでは、コミカルなアドリブも飛び出し、
笑いを誘っていました。
最後に、あきる野座子供歌舞伎による
「絵本太功記二段目 本能寺の場」が上演されました。
これがスゴかった!!
正直、大人の芝居より数段良かった!
集中して一生懸命演じる姿がまず良い。
そしてなにより、子どもは化粧のノリが良い。
中でも、森蘭丸と恋仲になる腰元を演じた小6の女の子の演技は
すごかった!
立ち姿が美しく、所作も大人顔負け。
特に義太夫に合わせて舞うところは圧巻で、
客席がどよめいてました。
あの子はプロですね。
最年少の5歳の子の演技もかわいらしく、喝采を浴びてました。
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場内撮影禁止でしたが、終演後に記念撮影しているところをパチリ。
キミたちも、もうやめられないね。
全ての催しが終わり、ホールの外に出ると
すでに菅生の組立舞台のバラシ作業が始まっていました。
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突然現れ、終わるとあっという間に、跡形もなく消えてなくなる。
これぞ、野外劇の醍醐味。
管理運営は、本当にたいへんだと思いますが、永く続けていっていただきたいです。
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次の地芝居サミットは、今年の11月28日(土)~29日(日)に愛知県豊田市で開催される予定です。
以前から見たいと思っていた秋川の歌舞伎ですが、
毎年、ウチの芝居の準備やら何やらで忙しく、見ることができませんでした。
今回、この時期に、しかも2劇団を同時に見られるという機会に恵まれ、
とても勉強になりました。
今年の殿ヶ谷一座の公演に向けて、大きなパワーをいただきました。
ありがとうございました!